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甲斐市立図書館
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レビュー一覧 (582件)
るなくんさんの投稿レビュー/網走市立図書館
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図書
(30人)
51. 地雷グリコ
青崎 有吾‖著
KADOKAWA 2023.11
るなくん さんの評価:
昔なつかし単純じゃんけんグリコが難解な熱き戦いとなる。
着目が新しい、よく練られたゲーム展開。
読み手としては難解すぎて太刀打ちできず(笑)
真兎の飄々さの裏に、深い心理作戦がある。
鉱田さんとのコンビの掛け合いも面白かった。
昔なつかし単純じゃんけんグリコが難解な熱き戦いとなる。着目が新しい、よく練られた...
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図書
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(17人)
52. 六月のぶりぶりぎっちょう
万城目 学‖著
文藝春秋 2024.6
るなくん さんの評価:
本能寺の変の新しい読み解きをコミカルに描く万城目氏の真骨頂物語。
話が現代と過去が入り乱れ、役柄も入れ替わりがあり、ちょっとドタバタ感あり。
後編の女子寮に住み着きキヨのお話が面白かった。
キヨってだれ?
本能寺の変の新しい読み解きをコミカルに描く万城目氏の真骨頂物語。話が現代と過去が...
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図書
(8人)
53. 首木の民
誉田 哲也‖著
双葉社 2024.6
るなくん さんの評価:
警察小説というより経済小説。
取り調べ中に語る日本経済について、読んでいるうちに犯罪に関与しているかもしれない
人物の、日本経済に関する語りは講義そのもの。
そうだったのか・・・感があり、勉強になった。
政治家の犯罪を隠蔽する怖さは、よく報道されるが結局うやむやにされ終結となる。
室辣さと冷静さ、未来を見据えた政治家の出現を期待したい。
警察小説というより経済小説。取り調べ中に語る日本経済について、読んでいるうちに犯...
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図書
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(1人)
54. 完本神坐す山の物語
浅田 次郎‖著
双葉社 2024.6
るなくん さんの評価:
御嶽山に行ったときの神聖な空気が蘇った。
お山には、魔訶不思議が起こっても驚かない静けさと、気高さがあると思う。
正統文学を久しぶりに読んだ気がした。
信心深い時代であり、邪心の中傷がない。
現代では予想もつかない出来事は、多々語り継がれた話。
山での出来事がやはり神がかっている。
浅田氏の文学性の高さが読んでいて、感じられますます読書が好きになった。
御嶽山に行ったときの神聖な空気が蘇った。お山には、魔訶不思議が起こっても驚かない...
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図書
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(4人)
55. 魂婚心中
芦沢 央‖著
早川書房 2024.6
るなくん さんの評価:
死後魂同志の結婚が当たり前の世界で、推しの浅葱ちゃんと死後にどうしても
結婚したい想いに捉われ、推しの死ぬ瞬間に自分も死んで結ばれたいと願いうようになる私。
彼女の行動は、現代社会にもつながる恐怖を感じた。
他にあと五作品が続く。
その中で「九月某日の誓い」・・・操様に仕える久美子の心情が心に残った。
似通っていない短編集で楽しめた。
死後魂同志の結婚が当たり前の世界で、推しの浅葱ちゃんと死後にどうしても結婚したい...
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図書
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(7人)
56. 姥玉みっつ
西條 奈加‖著
潮出版社 2024.3
るなくん さんの評価:
還暦をすぎた幼なじみはのお菅・おは、お麓の住んでいる長屋へ住み着く。
姦しい毎日の中、母親が病死し独りぼっちになった娘を三人で育てることになる。
話すことができない彼女に「お萩」と名付け、生きるすべを教える毎日。
三人のお婆たちは、お萩に迫る危険から守るため奮闘。お萩の身の上になにがある?
年を重ねることも悪くないなと思うし、お婆や長屋のみんなと共に守りたくなった。
還暦をすぎた幼なじみはのお菅・おは、お麓の住んでいる長屋へ住み着く。姦しい毎日の...
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図書
(6人)
57. 時ひらく
文春文庫 ひ13-51 辻村 深月‖著 伊坂 幸太郎‖著 阿川 佐和子‖著 恩田 陸‖著 柚木 麻子‖著 東野 圭吾‖著
文藝春秋 2024.2
るなくん さんの評価:
「思い出のエレベーター」・・・日本橋三越の内装が蘇りノスタルジックに浸る。
「Have a nice day」・・・三越前にあるライオンの伝説、跨ってみたら、あら、不思議。
「雨あがり」・・・デパートで流れる音楽の秘密は素敵なシステム。
「七階から愛をこめて」・・・ウクライナと日本のミックス、アンナ・日本人、秦の境目のない感覚 が心地良い。
「重命る」・・・命とお金の重みは愛情と比例するのかな・・
「思い出のエレベーター」・・・日本橋三越の内装が蘇りノスタルジックに浸る。「Ha...
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図書
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(3人)
58. 谷から来た女
桜木 紫乃‖著
文藝春秋 2024.6
るなくん さんの評価:
アイヌ人として、誇りを持ちながらアイヌ民族デザイナーの赤城ミワ。
ミワの周りには、彼女に強く惹きつかれて近寄るが、彼女の心根に触れると
勝手に翻弄され、自分の心を見透かされそうで、彼女を包む自信のなさに怯えてしまう。
民族の歴史と矜持を正面から受け止める彼女の強さを、そして文章にして表現する桜木氏。
厚さのない本で、熱い感動を得た。
アイヌ人として、誇りを持ちながらアイヌ民族デザイナーの赤城ミワ。ミワの周りには、...
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(15人)
59. 女の国会
新川 帆立‖著
幻冬舎 2024.4
るなくん さんの評価:
「お嬢」との愛称の政治家が自殺した。
その裏に真実があると探る女性政治家・秘書・新聞記者。
様々な角度から社会的女性位置の低さが浮き彫りになっていく。
ドロドロの永田町、昔田中真紀子氏が「伏魔殿が潜んでいる」と称した世界だ。
歴史の中で記憶に残る女性は、あと土井たか子氏ぐらいか・・
男性陣の切り崩しは、かなり大変だと思う。
現代も当選ばかりに気を遣う面々、政治力の乏しい人材は世襲から生まれると思う。
この本を読んでカリスマ性のある女性でも男性でもいいので登場してほしいと
切に願いながら読了。大変面白かった。
「お嬢」との愛称の政治家が自殺した。その裏に真実があると探る女性政治家・秘書・新...
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(10人)
60. オパールの炎
桐野 夏生‖著
中央公論新社 2024.6
るなくん さんの評価:
50年前のピル解禁運動首謀者の女性を題材にしたストーリー。
女性の地位が今よりもっと低かった時代背景は、現状に疑問を持たず
生活していた人が多かったと思う。
そんな時代でのあのパファーマンスは、かなりバッシングを受けただろうことは
想像できる。今の時代なら悪しきも、良しきも、ネット社会では違う展開になったと思うのだが
早すぎた女性解放運動は、理解されないまま終焉となる。
その後、彼女がどう生きてきたのかを追っている。
今でもまだまだ、世界中の先進国のなかで、日本は女性の社会地位は低い。
女性にも能力がある人は多いが、女性の役割の押し付けは男性より重いと思う。
現状を多大に考えらされた。
50年前のピル解禁運動首謀者の女性を題材にしたストーリー。女性の地位が今よりもっ...
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双葉社 2024.6
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