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レビュー一覧 (575件)
るなくんさんの投稿レビュー/網走市立図書館
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図書
(5人)
11. 目には目を
新川 帆立‖著
KADOKAWA 2025.1
るなくん さんの評価:
重大事件を起こした6人の少年たちは、少年法に基づき少年院を退院。
彼らの生い立ちと犯罪歴で、更生できるのだろうか。
生まれつきの悪魔はいないとは言うけれど、サイコパスは存在する。
鬼畜の行いに反省の感情がないという。
そうでない人との分岐点はどこにあるのだろう。
被害者の苦しみは測りせれない・・
加害者の情報は少年法で守られ、被害者の情報は垂れ流しのように晒されることに憤りをかんじる。
そんな思いに一石を投じた一冊。
重大事件を起こした6人の少年たちは、少年法に基づき少年院を退院。彼らの生い立ちと...
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図書
(1人)
12. ゲーテはすべてを言った
鈴木 結生‖著
朝日新聞出版 2025.1
るなくん さんの評価:
「ゲーテはすべてを言った」ゲーテ研究者お第一人者の統一が知らない言葉だった。
そこから家族や他の研究者とも議論を交わし、言葉を追う。
果たして統一の心が語るゲーテとは・・・
自分の若き時代、哲学に憧れゲーテもよく読んだが、サラっと上滑りの知識は、
すぐに剥がれ落ち、何も頭に残っていない。(笑)
久々に哲学に浸れ新鮮。
「ゲーテはすべてを言った」ゲーテ研究者お第一人者の統一が知らない言葉だった。そこ...
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図書
(9人)
13. 楽園の楽園
伊坂 幸太郎‖著
中央公論新社 2025.1
るなくん さんの評価:
地球にとっての細菌は人間なのかと問われたように感じた。
暴走した人口知能「天軸」の場所を探す三人は、たどり着いた先に何が待ち受けているのか・・・
人の本質を探る哲学書、又は大人が読むべき絵本であり、読み終えてさらに一考。
地球にとっての細菌は人間なのかと問われたように感じた。暴走した人口知能「天軸」の...
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図書
(3人)
14. PRIZE
村山 由佳‖著
文藝春秋 2025.1
るなくん さんの評価:
作家にとって売れること、名誉な賞の受賞はとても大事だと思う。個人的にとても気に入った本でもノミネートさえしない本もあるし、何度もノミネートされても受賞しない作家もいる。作中の天羽カイン氏の苦悩の声が叫び声として聞こえてきそう。
もちろん村山由佳氏は直木賞作家だけれど、同じ作家として同調する部分は多々あると思う。
この本から直木賞の本が選出されるまでの過程を知り、本好きとしてとても面白かった。
こんな切り口で攻めているのに、最後はすっきりとした気分になった。
作家にとって売れること、名誉な賞の受賞はとても大事だと思う。個人的にとても気に入...
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図書
(6人)
15. ドヴォルザークに染まるころ
町田 そのこ‖著
光文社 2024.11
るなくん さんの評価:
過疎地の小学校の閉校が決まり、係わってきた過去現役児童の想いが色濃く描写。
古いしきたりが今でも残る田舎町。だれがくしゃみしたかさえすぐにわかる人間関係は時がすぎても色褪せず歴史となる地域の風景がリアル。
住んでいる人たちの閉そく感、息苦しい無言の束縛は、我慢として口を閉ざす。
そんな暮らしの中で「自分が自分のために戦うことを放棄しちゃだめだ」と諭す。
過疎地にも良いところがたくさんある。その中で暮らしていくいい言葉だと染みた。
過疎地の小学校の閉校が決まり、係わってきた過去現役児童の想いが色濃く描写。古いし...
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図書
(1人)
16. 皇后は闘うことにした
林 真理子‖著
文藝春秋 2024.12
るなくん さんの評価:
明治から昭和にかけて、皇族たちの結婚感満載。
皇族は自由恋愛は至難の極致で、高貴な血筋に意味を見出す社会。
心があり感情がある一人一人にとっては、至極つらい人生となったと思われる。
実話に基づくフィクション本だと思う。この本には登場していないが「全力で妻を守る。」と言い切った皇族の談話が眩しく蘇った。
明治から昭和にかけて、皇族たちの結婚感満載。皇族は自由恋愛は至難の極致で、高貴な...
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図書
(5人)
17. ゆびさきに魔法
三浦 しをん‖著
文藝春秋 2024.11
るなくん さんの評価:
ネイリスト月島美沙の毎日が、彼女の心の動きと作業内容が丁寧にが描かれている。
知らなかったネイルの世界、技術の奥深さを堪能した。
三浦氏のお仕事本は、数々あり、どの本も細部まできちんと読者が分かりやすい。
今回の本も知り得なかったことが、目の前に広がる。
そして臨場感があり、あたかも自分が友人やまわりの人たちとのふれ合いに参加している気分となる。
大好きです、三浦しをん先生。
ネイリスト月島美沙の毎日が、彼女の心の動きと作業内容が丁寧にが描かれている。知ら...
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図書
(6人)
18. 恋とか愛とかやさしさなら
一穂 ミチ‖著
小学館 2024.11
るなくん さんの評価:
「生理的嫌悪」「総合的判断」・・愛情の許容範囲を問われた気がした。
新しい切り口のインパクトある愛を問う物語。
プロポーズされた次の日、新夏は恋人の啓久が盗撮で逮捕されたことを啓久の母親から聞かされる。
そこからの心が整理だつかない新夏と、犯罪として受け止められない啓久。母親は示談に持ち込み犯罪歴はつかないと安堵。たった1日の境目で同じ人に対して全く違う印象の要素が加わる。
安定した将来と揺るぎなかった信頼と愛情は、いとも簡単に崩れ去る。
過ちは愛情の天秤にかけたらどうなるのだろう・・・
難しく正解がないと感じたが、それぞれに光がさしてほしいと願う。
「生理的嫌悪」「総合的判断」・・愛情の許容範囲を問われた気がした。新しい切り口の...
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図書
(7人)
19. ひまわり
新川 帆立‖著
幻冬舎 2024.11
るなくん さんの評価:
車の事故(運転手は死亡)にあい、頚椎損傷で首から下が動かなくなったひまり。
モデル小説ではないが、実際に本の主人公と同じように自分自身を鼓舞し、弁護士になった男性が実在している。
障害の症状によっても相違があると思うが、想像通り、社会での待遇はかなりの厳しいさを突きつけられるが、現状を打破するための行動力に尊敬し畏怖した。
彼女の人柄等に魅かれサポートする人達の意識の高さと惜しみない支援もあり、感動で涙腺が緩む。ひまりを応援しながら読んだお薦めの1冊!。
車の事故(運転手は死亡)にあい、頚椎損傷で首から下が動かなくなったひまり。モデル...
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図書
(4人)
20. 青い絵本
桜木 紫乃‖著
実業之日本社 2024.11
るなくん さんの評価:
過って継母だった絵本作家の高城好子から、漫画家の背景アシスタントをしている美弥子に、絵本の共同作業の申出があり、二人は様々な想いを胸に温泉旅行をする。
時を優しく静かに流れた二人の関係がとてもいい。
「たかしろこうこ」の生のしまい方が穏やかで、美弥子を娘として愛していたんだなと染みる。
こうして生きること、死ぬこと、その双方を受けいてた生き方か素敵だ。
過って継母だった絵本作家の高城好子から、漫画家の背景アシスタントをしている美弥子...
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