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レビュー一覧 (33件)
たくさんさんの投稿レビュー/市立釧路図書館
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図書
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(15人)
11. スワン
呉 勝浩‖著
KADOKAWA 2019.10
たくさん さんの評価:
大型ショッピングモール「スワン」で発生した、無差別大量殺傷事件。
犯人は一部始終をカメラで撮影し、ネット上に公開。犯行直後に現場で自殺。
監視カメラの映像も残っているため、犯人も犯行内容も明白。という状態から始まるミステリー。
正直ここから何を推理するのだろうと思い読み進めると”被害者の1人である高齢女性の殺害現場の謎”を解き明かしていくという展開になっていく。
事件発生当初、別の場所にいたはずの女性がなぜ犯人の近くに移動し被害にあったのか。
事件当時現場にいながら生き延びることができた5人が集められ、事件当時の行動を振り返っていく…
大型ショッピングモール「スワン」で発生した、無差別大量殺傷事件。犯人は一部始終を...
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図書
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(7人)
12. ここはすべての夜明けまえ
間宮 改衣‖著
早川書房 2024.3
たくさん さんの評価:
食事も睡眠もまともにできず、いつも苦痛を感じて生きる少女。
自分と産んだ時に母は亡くなり、そのため3人の兄と姉たちには嫌われている。
唯一愛情をくれるように見える父も、自分に亡き妻の面影を重ねているに過ぎない。
主人公は安楽死の措置を受けたい事を父に打ち明けるが、猛反対を受ける。
代わりに医者から安楽死以外で苦痛を取り除く方法が提案される。それは機械の体に脳を移植して”不老不死”となる手術だった。
それから100年。少女は家族を過ごした人生を振り返り、家族史を書いていく…
主人公の視点で展開する物語。機械ゆえに難しい字も容易に書けるが”面倒”という理由でほとんどがひらがなと簡単な漢字で書かれるのが妙にリアルに感じた。
手術の影響なのか、あるいは生まれ持っての性格なのか良いことも辛いことも淡々と綴られていて、それがかえって感情を揺さぶる不思議な作品。
こんな身体、こんな世界になっても愛は残るのだろう。
食事も睡眠もまともにできず、いつも苦痛を感じて生きる少女。自分と産んだ時に母は亡...
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図書
貸出可能
(2人)
13. ミノタウロス現象
潮谷 験‖著
KADOKAWA 2024.2
たくさん さんの評価:
突如、世界各地に出没した牛頭の怪人。
史上最年少の女性市長である主人公は、市議会中に出現した牛頭の怪人とそこで起きた殺人について謎を解き明かしていく。
ジャンルとしては特殊設定ミステリ。「人知を超えた”牛頭の怪人”が存在する」という前提で推理していく作品となっている。
ミステリにおける犯人捜しという点ではそもそも主要人物が少ないためそこまで考えずとも絞れてしまう。おそらくそこはこの作品の重点ではないのだろう。
災害が起きた場合の市長視点の描写、世界規模で怪人が出現しているのに物語は一つの市の中だけで展開、政治の派閥争い、ミノタウロスについてのオカルト的な解釈といった要素が新鮮で面白かった。
突如、世界各地に出没した牛頭の怪人。 史上最年少の女性市長である主人公は、市議...
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図書
(27人)
14. 地雷グリコ
青崎 有吾‖著
KADOKAWA 2023.11
たくさん さんの評価:
タイトルの”地雷”という物騒な言葉から、漫画の嘘喰いやカイジのような命がけのギャンブルを想像してしまったが、”文化祭の場所取りのために頭脳戦で戦う”という極めて平和的な始まりで良い意味で拍子抜けした。
読み合い、イカサマ、発想の転換など驚きの連続で最後まで楽しんで読めた。
作品を通して漫画やアニメのような雰囲気なので、そういった雰囲気が苦手な人は辛いかもしれません。
高校時代にこの作品出会っていたら、もっとハマっていたと思う。
タイトルの”地雷”という物騒な言葉から、漫画の嘘喰いやカイジのような命がけのギャ...
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貸出不可(未所蔵)
(13人)
15. 葉桜の季節に君を想うということ
文藝春秋 2007.5
歌野晶午
たくさん さんの評価:
自称「何でもやってやろう屋」の主人公トラは、知人の父が事故死した件についての調査依頼を受ける。彼は生前悪徳商法の被害に遭っていたため、遺族は詐欺グループと彼の死に関係があるのではと考えていた。
「ラストの衝撃が凄い作品」としてあまりにも有名で読む前から何となくオチは知っていたのだが、読者にそれを気付かせないための表現が緻密に散りばめられており、最後は素直に驚かされてしまった。
性描写、霊感商法の描写が多いため苦手な方はご注意を。
自称「何でもやってやろう屋」の主人公トラは、知人の父が事故死した件についての調査...
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図書
(11人)
16. 家族解散まで千キロメートル
浅倉 秋成‖著
KADOKAWA 2024.3
たくさん さんの評価:
3人の子ども達の結婚を期に、解散することを決めた家族。
引っ越しの準備を進めていたら、倉庫から盗品と思しき”御神体”が…
テレビで取材を受ける宮司曰く「本日中に戻せば被害届を取り下げる」とのこと。
車で片道約10時間。ちゃんと解散するために団結する家族の旅が始まる。
前作「俺ではない炎上」は父親が旅をする話だったが、本作は父親以外が旅に出る話。という対比が面白い。好き勝手に生きて、こんな家族の一大事にさえ居合わせなかった父親の居場所にはかなり驚いた。
最終的にこの家族が選んだ選択は正直納得できるものではなかったが、それは私自身もまた家族の在り方について「常識」に縛られているからなのかもしれない。
3人の子ども達の結婚を期に、解散することを決めた家族。引っ越しの準備を進めていた...
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図書
貸出可能
(16人)
17. ゴリラ裁判の日
須藤 古都離‖著
講談社 2023.3
たくさん さんの評価:
動物園。ゴリラの檻に転落した男の子。そこに雄ゴリラが迫る。
男の子を守るために動物園が下した決断は”ゴリラを射殺する”こと…
2016年にアメリカで実際に起きた事件を下敷きに、”ゴリラの妻が動物園を訴えたら”というもしもの世界を描く作品。
タイトルや装丁のポップさ、人間と意思疎通ができるゴリラが裁判をするという設定から、大味なエンタメ作品のような印象を受けるが、内容は至ってシリアスであり、人種、差別、偏見、人間の定義といった問題を丁寧に描いている。
人間と動物の関係について、改めて考えるきっかけになった。
動物園。ゴリラの檻に転落した男の子。そこに雄ゴリラが迫る。男の子を守るために動物...
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図書
(23人)
18. 変な家 2
11の間取り図 雨穴‖著
飛鳥新社 2023.12
たくさん さんの評価:
変な家、変な絵に続くWEBライター雨穴氏の3作目。
2とタイトルにはあるが、ストーリー的な繋がりはないのでこちらから読んでも問題ないでしょう。
筆者に寄せられた11個の間取りの情報を元に、そこに秘められた謎とストーリーを解き明かしていくモキュメンタリ―。
変な家のヒットにより、読者等から変な間取りの情報が筆者に寄せられるようになったという、いかにもありそうな筋書きでリアリティがある。
文体はWEBライターである作者らしい「依頼人との対話形式」だけでなく、日記形式や潜入ルポなど各章ごとに様々で、それが一層「複数の人から寄せられた情報」という設定に実感を持たせている。
これが一人の作者の一つの作品としてまとまっているのは凄い。
一作目の変な家で個人的に残念に感じた「真相に近づくにつれてリアリティが失われる」という点も解消されていて作家としての進化や引き出しの多さを感じた。
変な家、変な絵に続くWEBライター雨穴氏の3作目。2とタイトルにはあるが、ストー...
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(10人)
19. 首切り島の一夜
歌野 晶午‖著
講談社 2022.9
たくさん さんの評価:
どんでん返しと言えば必ず名前が上がる、歌野晶午氏の2022年の作品。
同窓会で企画された修学旅行の再現旅行。
訪れた離島の宿で殺人が起きる…
章ごとに人物が入れ替わる多人数視点で物語は展開していきます。
それぞれが現代と過去の回想をしていき、殺人事件の真相に迫っていく…
かと思いきやどうもそうではないようで
ジャンルとしてはアンチミステリと呼ぶのでしょうか?
本格推理や気持ちのいいどんでん返しを期待して読むと拍子抜けするかもしれません。
これを楽しめるようになるには、自分は少し早かったようです…
少しネタバレにはなりますが、
この作品で一番驚いたのが人物誤認トリック。
これが秀逸で、このトリックがあると知った上で読んでも騙されると思います。
どんでん返しと言えば必ず名前が上がる、歌野晶午氏の2022年の作品。同窓会で企画...
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図書
(14人)
20. 名探偵じゃなくても
小西 マサテル‖著
宝島社 2023.12
たくさん さんの評価:
第21回このミス大賞作品
認知症の安楽椅子探偵と孫娘の物語の第二弾。
ある事件に対し孫と探偵がそれぞれの推理を披露するので、多重解決ミステリに分類されるのでしょうか?
前作ラストの余韻として残された「主人公楓の恋の行方」
どちらを選んだのかが気になり、一気に読んでしまった。
正直各話の事件のトリックはもう一歩欲しいと言ったところですが、この作品の魅力はそこではないので全く問題ないでしょう。
冬に読みたい作品。
第21回このミス大賞作品認知症の安楽椅子探偵と孫娘の物語の第二弾。ある事件に対し...
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