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レビュー一覧 (33件)
町の図書館で借りたのよさんの投稿レビュー/島本町立図書館
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図書
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(1人)
1. 軍神の血脈
楠木正成秘伝 高田 崇史‖著
講談社 2013.4
町の図書館で借りたのよ さんの評価:
義経は生きていたとか、天海は光秀だった、といった歴史上の人物生存説。それを楠木正成にあてはめてみた話。その事に気付いた主人公の祖父が何者かに毒を盛られる。祖父が襲われた理由もよく分からない主人公は、解毒剤の情報を得るために、都内を回り正成の秘密を探っていく…。
歴史ミステリーは面白かった。歴史は知らないが、ゲリラ戦法の武将が最後だけ下手な戦いだったというのは確かにおかしい(下手を打ったから最後になったともいえるが)。正成の最後の芝居はありそうと思った。
ただ現代の方のミステリーは…黒幕何がしたかったの?正成(皇国史観)の秘密を知られないように活動していたかもしれないが、毒殺しただけでよかったのでは。余計なことをしているような。そもそも主人公の祖父が考えを発表するか悩んでいる状態でどうして知ったのだろう。黒幕の衝撃の事実もなんだかなぁ。前半、警察に電話をいれたのは誰?後半でてきた五文字とは?読み飛ばしたか。
義経は生きていたとか、天海は光秀だった、といった歴史上の人物生存説。それを楠木...
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図書
(4人)
2. きらん風月
永井 紗耶子‖著
講談社 2024.1
町の図書館で借りたのよ さんの評価:
江戸時代の文人墨客を描いた作品。1818年、松平定信が栗杖亭鬼卵(75)と出会って、鬼卵の昔話を聞くというお話。3つの章に分けられていて、17歳、35歳、50歳のころの出来事を語っていく。少年期は武家の不祥事を本にして(作者不詳で)世に出す。中年期は妻を娶って拠点を移す。初老期は後の人のためになる活動をしていく。というか好きな事をしているだけだが。歴史上の有名人の名前もちらほらと出てくる。松平定信は、身分を偽って(と言っても偉いお武家様と分かる姿)会っていて、鬼卵は時々松平様が~と批判するのが面白い。高齢なので、過去の面白い人たちが故人となっているのが哀しい。
江戸時代の文人墨客を描いた作品。1818年、松平定信が栗杖亭鬼卵(75)と出会...
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図書
貸出可能
(1人)
3. スルタンの象と少女
ジャン=リュック クールクー‖作 カンタン フォコンプレ‖絵 前之園 望‖訳
文遊社 2010.5
町の図書館で借りたのよ さんの評価:
巨大な操り人形の少女が街中を歩く。ロワイヤル・ド・リュクスによる野外パフォーマンス。本書のストーリーは、その前日譚。あとがきには、地元紙の折り込みに連載小説として掲載されて、後にそれが一冊の本になったとある。夢の中の少女に会うため、象のタイムマシンを作った…とにかくぶっ飛んだ物語だった。船長や博士が優秀。スルタンが神のお告げを聞こうと飲むモノが嫌すぎる。
巨大な操り人形の少女が街中を歩く。ロワイヤル・ド・リュクスによる野外パフォーマ...
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図書
貸出可能
(1人)
4. ニッポンはじめて物語
世界初・日本初のヒット商品を生んだ開発者の熱き魂 TOKYO NEWS BOOKS 北辻 利寿‖著
東京ニュース通信社 講談社(発売) 2024.3
町の図書館で借りたのよ さんの評価:
日本で作られた商品などを紹介している。全部で70点。EDWINが日本のものとは知らなかった。点字ブロックも。オセロゲームも日本のモノだというが、ウィキペディアだと異論が…。まぁ剽窃とは言うまい。ドリアは、日本のホテルに宿泊した外国人が依頼をして、スイス人のシェフが考案した料理だった。
各エピソードの冒頭には創めた会社名が載っているが、ほとんどが「知らないな~」となる。ところが読み進めると「現在は改名をして〇〇となる」となって驚きに変わる。このあたり読んでいて気持ちがいい。
※コインランドリーも載っているが、そのサービスを持ってきた会社名だけはない?
※意外とツイッギーさんの影響力はすごかった。(3エピソードに出てくる。)
日本で作られた商品などを紹介している。全部で70点。EDWINが日本のものとは...
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図書
貸出可能
(2人)
5. 宇宙戦争
角川文庫 H.G.ウェルズ‖著 小田 麻紀‖訳
角川書店 2005.5
町の図書館で借りたのよ さんの評価:
火星人が攻めてきた。熱線で殺される人類。ロンドンはもうだめだ。だがその結末は…。古典SF。二部構成(火星人が攻めてきた話)(逃避行の出来事話)で、事件に遭遇した男がのちに書いたものであるという作り。映画化もされた。映画では、侵略者の圧倒的な力がすごかったが、この本では19世紀製造の大砲や軍艦で倒していた。何とかなるものだな。ただし毒ガス攻撃はあかん。映画だと車で逃げるが、この本では馬車で逃げる(一応自動車は存在する)。群衆が『逃げる』パニックを描いた作品でもある。登場する副牧師や砲兵が…いい感じにダメなやつ。火星人は「ウラー、ウラー、ウラー、ウラー」と叫ぶ…。
火星人が攻めてきた。熱線で殺される人類。ロンドンはもうだめだ。だがその結末は…...
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貸出不可(未所蔵)
(1人)
6. 元イスラエル大使が語る神国日本 神代から大東亜戦争、現代までつらぬく「日本精神」と
ハート出版 2018.5
エリ・コーヘン 藤田裕行
町の図書館で借りたのよ さんの評価:
古事記には、武装した神が登場する。なので、武士が現れるより前にもう武士道精神があった、的な展開。ざっくりいうとそれが「日本精神」。現代までというのは、著者が武道を嗜んでいるから。
神話の物語は、古事記も聖書も面白い。しかし、イスラエルと日本は似ていると言われても…。
古事記には、武装した神が登場する。なので、武士が現れるより前にもう武士道精神が...
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図書
貸出可能
(1人)
7. [あ]
教科書が教えない日本語 中公新書ラクレ 772 山口 謠司‖著
中央公論新社 2022.9
町の図書館で借りたのよ さんの評価:
タイトルにある「あ゛」は、高橋留美子作「らんま½」の1シーンからとられている。漫画にはこういった変わった文字がたまに出てくる。実は最近のことではなくて、式亭三馬の浮世風呂には「が」の点々を「か゜゜」にして書き、田舎言葉を表現した箇所があるという。話し言葉を文字にするという遠大な計画。先人たちの努力により五十音図は完成した。でもすべてを表現できるわけではない。著者は、外国語の発音を表記するために、例えば「ら行」の文字を90度・180度に傾けた行を追加したら?という。おもしろい。
古代の人はチョウを「ディェップ」と言っていたらしい。それを文字にして「てふ」とか。藤原不比等は「プディパラのプピティォ」と発音されていたとか…ホントかよ。
タイトルにある「あ゛」は、高橋留美子作「らんま½」の1シーンからとられている。...
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図書
貸出可能
(21人)
8. 100万回死んだねこ
覚え違いタイトル集 福井県立図書館‖編著
講談社 2021.10
町の図書館で借りたのよ さんの評価:
「このタイトルの本を探しているのですが」と言われた著書館職員の記録である。
前後が逆になったとか、作家の名前が混ざっているとかなら、分かるかもしれない。『池波遼太郎の本で~』とか。また、『ウサギのできそこないが2匹でてくる絵本』は、アレかと見当はつくが、笑ってしまう。『そのへんの石』や『独身男性が若い女の子を妻にしようと色々失敗した話』なら、自分は見つけられないだろう。
本書は尋ねられたものを1ページにして、その裏のページに正しいタイトルや、そこにたどり着いた経緯などを書いてあるので、クイズ感覚で読めるのも楽しい。
「このタイトルの本を探しているのですが」と言われた著書館職員の記録である。前後...
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貸出不可(未所蔵)
(1人)
9. ポー名作集
中央公論新社 1993.2
ポー 〔著〕, 丸谷才一 訳
町の図書館で借りたのよ さんの評価:
推理小説の元祖と言われるエドガー・アラン・ポーの8篇を収録。
「モルグ街の殺人」犯人に驚いた。
「盗まれた手紙」逆に考えた。
「マリー・ロジェの謎」ドラマっぽいな。
「お前が犯人だ」語り手がサイコパスでは。
「黄金虫」もう一度読み返したくなる。
「スフィンクス」お前ちょっと休め。
「黒猫」猫好きは読むな!
「アシャー館の崩壊」怪奇ゴシックホラー
※モルグ街の冒頭はややこしいので鷗外先生は翻訳でカットしたそうな(青空文庫で「病院横町の殺人犯」が読める)。
推理小説の元祖と言われるエドガー・アラン・ポーの8篇を収録。「モルグ街の殺人」犯...
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貸出不可(未所蔵)
(1人)
10. イワンの馬鹿
KTC中央出版 2020.10
レフ・トルストイ ハンス・フィッシャー
町の図書館で借りたのよ さんの評価:
働け!もっと働け!と言っているような作品。馬鹿になれ!もっと馬鹿になれ!と言っているような作品だった。悪魔が登場するが、すごいのかすごくないのかよくわからないのが面白い(おなかがすいて倒れるって…)。十代の時に読んでいれば…今では「赤い思想」だとしか思えない。巻末に訳者の祖父、北御門二郎氏の話が載っている。この話も面白い。
働け!もっと働け!と言っているような作品。馬鹿になれ!もっと馬鹿になれ!と言っ...
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講談社 2013.4
講談社 2024.1
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角川書店 2005.5
貸出不可(未所蔵)
エリ・コーヘン 藤田裕行
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中央公論新社 2022.9
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講談社 2021.10
貸出不可(未所蔵)
ポー 〔著〕, 丸谷才一 訳
貸出不可(未所蔵)
レフ・トルストイ ハンス・フィッシャー