るなくんさんのブックリスト / 網走市立図書館

図書
貸出可能
(3人)
701. 新選組の料理人
門井 慶喜‖著
光文社 2018.5
るなくん さんの評価:
焼きだされた鉢四郎の思わず言った一言から新選組の賄い方として入隊する。おいしいものを食することは人の心を柔らかくする。そんな様子を交えて厨房から新選組をとらえ、歴史的、政治的観点とは異なる視線が面白い。
刺激的だったのは窯でご飯が炊けるようす。思わずおにぎり1個食べさせてほしくなる。新選組の面々にさぞ重宝されたであろうと思った。
焼きだされた鉢四郎の思わず言った一言から新選組の賄い方として入隊する。おいしいも...

図書
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(15人)
702. おそろし
三島屋変調百物語事始 [三島屋変調百物語] [1] 宮部 みゆき‖著
角川書店 角川グループパブリッシング(発売) 2008.7
るなくん さんの評価:
おちかは実家で起きた不幸な事件に心を閉ざす。心の癒しのため江戸の袋売りの叔父夫婦に身を寄せる。叔父に荒療治なのかおちかに不思議な話を聞き捨てる役を命じられる。人々から縁遠い生活をしていたおちかは渋々こなしていた黒白の間での聞き語りによって次第に心が変化していく。短編完結と思いきやラストまで恐怖と不思議さ・・・そして最高の人情が織りなす江戸話である。そしておちかの聞き捨て百物語の始まりでもある。今後も楽しみだ。
おちかは実家で起きた不幸な事件に心を閉ざす。心の癒しのため江戸の袋売りの叔父夫婦...

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(9人)
703. 福袋
朝井 まかて‖著
講談社 2017.6
るなくん さんの評価:
江戸人情話にちょっとエッジの聞いた皮肉と笑いが織りなす8作品。どれもひとひねりが効いていて面白い。
江戸はいつでも賑やかで、貧しくても活気と笑いが絶えない。
朝井氏の著書の江戸にいつも焦がれてしまう。
江戸人情話にちょっとエッジの聞いた皮肉と笑いが織りなす8作品。どれもひとひねりが...

図書
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(6人)
704. 破滅の王
上田 早夕里‖著
双葉社 2017.11
るなくん さんの評価:

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貸出可能
(9人)
705. 変幻
今野 敏‖著
講談社 2017.6
るなくん さんの評価:

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貸出可能
(9人)
706. 宇喜多の楽土
木下 昌輝‖著
文藝春秋 2018.4
るなくん さんの評価:
豊臣氏の家老の一人宇喜多秀家、心優しい領主の決断はそのたびに針のむしろを思い起こす。最後まで豊臣秀吉の恩に背くことなく巨大な家康に立ち向かい闘い敗北する。そこからの彼の人生の過ごし方に美学を感じた。そして恋女房の豪姫との情愛に心が揺さぶられる。
豊臣氏の家老の一人宇喜多秀家、心優しい領主の決断はそのたびに針のむしろを思い起こ...

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(12人)
707. じっと手を見る
窪 美澄‖著
幻冬舎 2018.4
るなくん さんの評価:
介護士として働く日奈は富士山の見える小さな町で、祖父の残した古民家で暮らす。
さみしさとはかなさのベールにまとわれた日奈。
介護人の仕事の本当の姿は過酷で心が荒むことをこの本で知った。そしてその仕事に敬意と尊敬の念を深くした。
現代では人が生きていくうえで欠かせない大切な職業なのに、卑下した言葉が何度も出てくる。
その表現に社会風刺が含まれているように思われる。
日奈に手のぬくもりを感じられる幸せと、介護人の地位向上を切に願わずにいられない。
介護士として働く日奈は富士山の見える小さな町で、祖父の残した古民家で暮らす。さみ...

図書
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(43人)
708. ファーストラヴ
島本 理生‖著
文藝春秋 2018.5
るなくん さんの評価:
父親を殺害した美貌の娘、環菜。家族の中で緊張して育っていくことは、幼い子供の心にどう影響するのだろう。臨床心理士の由紀も環菜に重ねて自分の家族観が蘇る。
心の奥に潜む闇は自分では見えない。
本の中に心の問題に名前を付けて初めてそこから抜け出せるとあった。
やわらかい愛で環菜を抱きしめてあげたくなった。
父親を殺害した美貌の娘、環菜。家族の中で緊張して育っていくことは、幼い子供の心に...

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(32人)
709. 青空と逃げる
辻村 深月‖著
中央公論新社 2018.3
るなくん さんの評価:
力(チカラ)の父は有名女優の運転する車に同乗、事故に巻き込まれる。その女優が顔に怪我をして自殺。父は入院先から消息不明になる。力の母は激しい報道の取材に怯え各地へと逃げる。行く先々での生活が二人を力強く変えていく。逃げる理由がわかるまではちょっと釈然としない思いで読み進みていた。
この環境はチカラ君にとっては継続した方がよいのではと・・・
「生きていく力は守るものがある人間ほど強い」逃げているようようで本当はお母さんは戦っていたのかもしれない。
力(チカラ)の父は有名女優の運転する車に同乗、事故に巻き込まれる。その女優が顔に...

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(26人)
710. 孤狼の血
柚月 裕子‖著
KADOKAWA 2015.8
るなくん さんの評価:
正義に燃える警官なのか、悪徳警官なのか、、
昔、広島やくざ抗争が新聞やテレビを賑わしていた頃は、取り締まる側もお行儀のよい捜査では済まされなかったのかもしれない。
市民を守る人たちに熱いエールと安全を祈りながら読み終えた。
正義に燃える警官なのか、悪徳警官なのか、、昔、広島やくざ抗争が新聞やテレビを賑わ...
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