しゅうちゃんさんのブックリスト / 甲斐市立図書館

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861. 高橋和巳コレクション 6[下]
憂鬱なる党派 下 河出文庫 高橋 和巳‖著 埴谷 雄高‖監修 川西 政明‖監修
河出書房新社 1996.10
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862. 高橋和巳コレクション 6[上]
憂鬱なる党派 上 河出文庫 高橋 和巳‖著 埴谷 雄高‖監修 川西 政明‖監修
河出書房新社 1996.10
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(5人)
863. ハーモニー
ハヤカワSFシリーズJコレクション 伊藤 計劃‖著
早川書房 2008.12
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864. 藤原家のたからもの
藤原 美子‖著
集英社クリエイティブ 集英社(発売) 2016.1
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(3人)
865. 密やかな結晶
小川 洋子‖著
講談社 1994.1
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  記憶の喪失の物語。リボン、鈴、エメラルド、切手、香水、鳥や花、写真やカレンダーなど、日常あたり前にあった物、大切にしていた物が、それがなんであったかが分からなくなり、やがてそのことに関わる記憶も失われていく世界のお話。そこは、記憶があることが許されない世界でもあり、記憶の消失を免れている人は、秘密警察=The Memory Policeに追われ、捕まり連れ去られてしまう。記憶を豊富にもっていた語り手の母も、秘密警察に連れ去られた。父もその後亡くなり、独りになった語り手の「わたし」(女性)は作家で、フェリーの整備士だったおじいさんの手助けをえて、様々な記憶をもち続けている、自分の担当編集者を地下室にかくまう。語り手が書いている小説は、失語症になって、タイプライターでしかコミュニケーションをとれなくなった主人公が、タイプライターが壊れ、次第に言葉を失っていく物語…。語り手の住む島では、記憶の喪失が続き、ついに左足、右腕の記憶が失われるようになり、そして…。ありそうだけれど、ありえない不思議な島の物語=「ディストピア小説」。
  記憶とは、この世界で見・体験したものが、自らの心の中に積み重なっていくということ。記憶は、その人が生きてきたことの証。記憶をなくしていくことは、生きてきた証を失っていくことでもある。逆説的に言うと、書き残すことは、記憶を残すことであり、生きてきた証を残すことであるのかもしれない。新型コロナウィルス蔓延の不条理な世界にいて、いつコロナウィルス警察に連れ去られるかもしれない中で、「記憶」について、改めて考えさせられる。
  今から四半世紀前の1994年刊だが、昨年英訳「The Memory Police」がアメリカで刊行され全米図書賞の最終候補となり、英ブッカー賞国際部門にもノミネートされて(例年だと10月受賞作決定)、注目度が格段に上がっている。阪神淡路大震災の前の年の作品も、地震と津波の描写もある。ブッカー賞受賞になると、図書館ではかなりの順番待ちとなり読めなくなるはず。借りるなら今。
  記憶の喪失の物語。リボン、鈴、エメラルド、切手、香水、鳥や花、写真やカレンダ...

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866. 漢詩のレッスン
岩波ジュニア新書 789 川合 康三‖著
岩波書店 2014.11
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867. 打ちのめされるようなすごい本
米原 万里‖著
文藝春秋 2006.10
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868. ロスト・シンボル 下
ダン ブラウン‖著 越前 敏弥‖訳
角川書店 角川グループパブリッシング(発売) 2010.3
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869. ロスト・シンボル 上
ダン ブラウン‖著 越前 敏弥‖訳
角川書店 角川グループパブリッシング(発売) 2010.3
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870. 富士日記
山下茂樹富士山写真集 山下 茂樹‖著
求龍堂 2012.12
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