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ターン
新潮社 1997.8
北村 薫
∥著
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南部公民館 <1010195780>
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詳細情報
ISBN
4-10-406602-8
書名ヨミ
ターン
著者ヨミ
キタムラ カオル
分類記号
913.6
価格
¥1700
出版者ヨミ
シンチョウシャ
大きさ
20cm
ページ数
352p
抄録
車が衝突して、記憶がとだえ、真希は昨日に戻っていた。そして午後3時15分、気づくとまた同じ一日が始まる。 ターン、ターン、その繰り返し。でもいつかはリターンしたい。帰りたい…。「時と人」の謎を探る長編小説。
著者紹介
1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。89年「空飛ぶ馬」でデビュー。91年「夜の蟬」で日本推理作家協会賞を受賞。他に「秋の花」「六の宮の姫君」「冬のオペラ」など。
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映画「プラダを着た悪魔」に近い、恋と仕事にがんばるアラサー女子のためのSF作品だ。
(2016/02/20)
たけがわ/新ひだか町図書館
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(売れない)銅版画家・森真希は、7月のある日の15:15、交通事故にあう。もうダメか、と死を覚悟したが、気がつけば、彼女以外だれもいない世界で、前日の15:15に目を覚ます。以降、15:15で記憶以外のすべてがリセットされる世界で<ターン>を繰り返す彼女だったが、ある日、鳴らないはずの電話がかかることで、大きな転換を迎える。
タイムリープものって、「なぜ時間を繰り返してしまうのか」が大きなポイントとなる。たいていのSF小説は、その説明に時間をかけ、読者も納得のがちがちのサイエンス理論を展開する。
が、この作品は、そのあたりの説明が実にさっぱりしている(納得行かない読者のために、筆者が小説外で付記をするほどだ)。それもこれも、読者のターゲットが圧倒的に女性だからだ。
ターンしているのと大差ない、いつも変わらない毎日を過ごすガンバッテル女性たち。存在意義がない彼女たちが、自分らしさを見つけるのはなんなのか。
主人公・真希にとって自分らしさの証が、銅版画だ。物語のラストで、彼女は百合をモチーフにした(おしゃれ感満載の)銅版画を作成する。
凛とした女性の代名詞ともいえる百合をモチーフにしたことが、がんばる女性への最高のエールとなっている、というわけだ。
等身大の女性目線のほんわかとした語り口は、もちろん多くの人々が読んでも心地よい。
(ハードさがほしければ「オール・ユー・ニーズ・イズ・キル」でも読めばいい)
同作者の「時と人」三部作の他の作品も読んでみたくなる一冊。
他にも小説のレビューを書いています。
ブクログ たけがわの本棚
http://booklog.jp/users/cascadebook?category_id=529423&display=front
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(売れない)銅版画家・森真希は、7月のある日の15:15、交通事故にあう。もうダメか、と死を覚悟したが、気がつけば、彼女以外だれもいない世界で、前日の15:15に目を覚ます。以降、15:15で記憶以外のすべてがリセットされる世界で<ターン>を繰り返す彼女だったが、ある日、鳴らないはずの電話がかかることで、大きな転換を迎える。
タイムリープものって、「なぜ時間を繰り返してしまうのか」が大きなポイントとなる。たいていのSF小説は、その説明に時間をかけ、読者も納得のがちがちのサイエンス理論を展開する。
が、この作品は、そのあたりの説明が実にさっぱりしている(納得行かない読者のために、筆者が小説外で付記をするほどだ)。それもこれも、読者のターゲットが圧倒的に女性だからだ。
ターンしているのと大差ない、いつも変わらない毎日を過ごすガンバッテル女性たち。存在意義がない彼女たちが、自分らしさを見つけるのはなんなのか。
主人公・真希にとって自分らしさの証が、銅版画だ。物語のラストで、彼女は百合をモチーフにした(おしゃれ感満載の)銅版画を作成する。
凛とした女性の代名詞ともいえる百合をモチーフにしたことが、がんばる女性への最高のエールとなっている、というわけだ。
等身大の女性目線のほんわかとした語り口は、もちろん多くの人々が読んでも心地よい。
(ハードさがほしければ「オール・ユー・ニーズ・イズ・キル」でも読めばいい)
同作者の「時と人」三部作の他の作品も読んでみたくなる一冊。
他にも小説のレビューを書いています。
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