こんな一言をキッカケにYouTuberになった男子高校生4人組の青春物語。
ゲーム実況をメインにして、配信スタート！

今、活躍しているYouTuberがそうだったように、彼らもまた、すぐに登録者数が増えることはなく……。
ジワジワと伸びる登録者に悩みながらも、配信を続ける日々。
ある転機をキッカケに登録者数は爆上がり！
しかし、その分増えるアンチからのコメント。

さらに彼らに追い打ちをかける出来事が。

読み終わったら、きっと、「愛ださ」の虜になってるに違いない。

「一緒にユーチューバーやろうぜ」
高校に入り、めっきり疎遠になっていた幼馴染みの織田から、ある日いきなり声を掛けられた松尾。やるなら４人でゲーム実況、ということに決まり、クラスメイトで織田と同じバスケ部二軍の坂上、軽音楽部員で１学年上の夏目に声を掛け、「どうぞ愛をお叫びください」というユニット名で動画の投稿を始めた。
初めは他に埋もれて視聴数・チャンネル登録者数とも伸び悩むが、試行錯誤を経て、ある日紹介ツイートがバズったことで一気に伸び…。
「響け！　ユーフォニアム」シリーズの著者が描く、新時代の青春小説。

「どうぞ愛をお叫びください」、通称「愛ダサ」は、Youtubeにゲーム実況動画を投稿している男子高校生の４人グループ。じわじわと伸びる再生回数に一喜一憂していると、突然ファンのツイッターがバズって一気に200万回を突破。喜びよりも恐怖が勝るほど、解説からわずかな間に抜群の人気を誇るユーチューバーになる。男子校っぽいバカなノリがウケる一方で、有名になればもちろんアンチも出てくるわけで。見なきゃいいのに辛辣なコメントに凹んだり。「どうぞ愛をお叫びください」。その言葉が、僕らふたりのはじまりはじまりの合図だった。