第15回小学館文庫小説賞受賞作品。深夜ラジオ番組への投稿マニア（ハガキ職人？？）である高校生のひと夏の話。さらっとと読めます。自己満足に近い投稿マニアが、偶然に投稿ライブに参加してから、悩みながらも少しづつ成長していく様がほほえましく感じる。爆笑とはいえないが、ラジオへの投稿も一つのお笑いだと思える作品です。

高木正広は、広島県在住の高校2年生で筋金入りのハガキ投稿オタクだ。
毎日、学校でも投稿用のネタ帳とにらめっこ、昼休みも忘れてしまうぐらいに集中するのだ。
そんな僕に、唯一の友人である後ろの席の白井が、昼休みがもうじき終わることを教えてくれて…。
イマドキ高校生、ハガキ職人の青春小説。