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甲斐市立図書館
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レビュー一覧 (575件)
るなくんさんの投稿レビュー/網走市立図書館
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図書
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(3人)
51. 谷から来た女
桜木 紫乃‖著
文藝春秋 2024.6
るなくん さんの評価:
アイヌ人として、誇りを持ちながらアイヌ民族デザイナーの赤城ミワ。
ミワの周りには、彼女に強く惹きつかれて近寄るが、彼女の心根に触れると
勝手に翻弄され、自分の心を見透かされそうで、彼女を包む自信のなさに怯えてしまう。
民族の歴史と矜持を正面から受け止める彼女の強さを、そして文章にして表現する桜木氏。
厚さのない本で、熱い感動を得た。
アイヌ人として、誇りを持ちながらアイヌ民族デザイナーの赤城ミワ。ミワの周りには、...
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図書
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(15人)
52. 女の国会
新川 帆立‖著
幻冬舎 2024.4
るなくん さんの評価:
「お嬢」との愛称の政治家が自殺した。
その裏に真実があると探る女性政治家・秘書・新聞記者。
様々な角度から社会的女性位置の低さが浮き彫りになっていく。
ドロドロの永田町、昔田中真紀子氏が「伏魔殿が潜んでいる」と称した世界だ。
歴史の中で記憶に残る女性は、あと土井たか子氏ぐらいか・・
男性陣の切り崩しは、かなり大変だと思う。
現代も当選ばかりに気を遣う面々、政治力の乏しい人材は世襲から生まれると思う。
この本を読んでカリスマ性のある女性でも男性でもいいので登場してほしいと
切に願いながら読了。大変面白かった。
「お嬢」との愛称の政治家が自殺した。その裏に真実があると探る女性政治家・秘書・新...
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図書
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(9人)
53. オパールの炎
桐野 夏生‖著
中央公論新社 2024.6
るなくん さんの評価:
50年前のピル解禁運動首謀者の女性を題材にしたストーリー。
女性の地位が今よりもっと低かった時代背景は、現状に疑問を持たず
生活していた人が多かったと思う。
そんな時代でのあのパファーマンスは、かなりバッシングを受けただろうことは
想像できる。今の時代なら悪しきも、良しきも、ネット社会では違う展開になったと思うのだが
早すぎた女性解放運動は、理解されないまま終焉となる。
その後、彼女がどう生きてきたのかを追っている。
今でもまだまだ、世界中の先進国のなかで、日本は女性の社会地位は低い。
女性にも能力がある人は多いが、女性の役割の押し付けは男性より重いと思う。
現状を多大に考えらされた。
50年前のピル解禁運動首謀者の女性を題材にしたストーリー。女性の地位が今よりもっ...
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図書
(8人)
54. 笑う森
荻原 浩‖著
新潮社 2024.5
るなくん さんの評価:
行方不明になって生還した少年真人。
少年には自閉症スペクトラム障害があり、森の中での7日間の説明ができない。
ゆっくりと彼と向き合い、その足跡を辿っていく母親の岬と亡くなっている父親の弟冬也。
森の中での様々な偶然と出会いが重なっていく。
本のなかで、真人の障害を少しでも理解できた。
またネット社会の怖さも痛烈に感じた。
行方不明になって生還した少年真人。少年には自閉症スペクトラム障害があり、森の中で...
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図書
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(5人)
55. 二人目の私が夜歩く
辻堂 ゆめ‖著
中央公論新社 2024.4
るなくん さんの評価:
交通事故で両親を亡くした茜、交通事故で体の自由を奪われた咲子。
二人の出会いは、心に大きな傷を負った二人を惹きつける。
親密になっていく二人は心が同一化していく心境になるのだが、
身体を動かせない咲子に代わり、茜は昼の自分が寝ている間は
咲子の魂を入れ行動するのだが・・
咲子の障害者の心の中にもスポットが当てられる。
深い慟哭がきこえた。果たして二人の未来はどうなるのかと
ページが進んだ。
交通事故で両親を亡くした茜、交通事故で体の自由を奪われた咲子。二人の出会いは、心...
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図書
(7人)
56. ドクター・デスの再臨
中山 七里‖著
KADOKAWA 2024.5
るなくん さんの評価:
安楽死について、人は絶えず考えられてきたテーマだと思う。
生きることが苦痛である人にとっては、見込みのない生への執着と苦痛は、
絶望を感じ、安楽死が恐ろしく魅力的であると思う。
愛する人の事を考えると、楽になってほしいけれど、一日でも長く傍に
いて欲しい。と願う気持ちもある。
極論であり、難しいテーマだ。
安楽死について、人は絶えず考えられてきたテーマだと思う。生きることが苦痛である人...
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図書
(8人)
57. 告白撃
住野 よる‖著
KADOKAWA 2024.5
るなくん さんの評価:
大学時代から男女を超えた友情が続く
仲良し6人グループは30歳目前。
結婚し子供がいたり、仕事に生きていたり、様々の生活の中、
友情は変わらずに続いているのだが、
結婚目前になり千鶴は、響貴が自分に好意を持っていると確信。
そこから6人の関係が交差する。
友情と愛情の境目は何か・・永遠のテーマなのかも。
大学時代から男女を超えた友情が続く仲良し6人グループは30歳目前。結婚し子供がい...
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図書
(46人)
58. クスノキの女神
東野 圭吾‖著
実業之日本社 2024.6
るなくん さんの評価:
クスノキの番人となった玲斗を見守る叔母の千船のファンなので
認知症の進行がとても心配で、読み進めた。
粛々とふたりとクスノキの日々が過ぎていく・・
そして玲斗は、病気で今日を記憶できない少年と、
家庭が金銭的に弱い生活だが、文章を書くことが大好きな少女に出会う。
二人に絵本を作るという目標の手助けをすることに・・。
生きる意味とは何なのか・・
クスノキの力は二人に光をもたらすことができるのか・・
みんな幸せになってほしいが最大の読み手のとしての願いだ。
クスノキの番人となった玲斗を見守る叔母の千船のファンなので認知症の進行がとても心...
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図書
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(2人)
59. 教祖の作りかた
真梨 幸子‖著
幻冬舎 2024.5
るなくん さんの評価:
夫・息子・姑そして自分にも問題が多い主婦の色葉は
久しぶりの同窓会で「節税のため宗教法人を運営しないか」と
持ち掛けられるのだが、闇が闇を呼び深みに落ちていく。
真梨氏の作風満載のドロドロ・・救いようのない人たちの列挙。
そこが過激すぎて、あり得ない状況が、面白い。
宗教という正義の悪「天使のラッパが鳴りひびく。」
教祖というあるかもしれない存在に恐怖した。
夫・息子・姑そして自分にも問題が多い主婦の色葉は久しぶりの同窓会で「節税のため宗...
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図書
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(5人)
60. もう明日が待っている
鈴木 おさむ‖著
文藝春秋 2024.3
るなくん さんの評価:
放送作家とアーティストがこんなに密着しテレビを作ることに
驚いた。
某日の会見の違和感。
そしてあのセリフ・・
あーそうだったのか・・なんとなく納得した。
現代は自分で自分をマネジメントする時代だとは思うが
マネジャーさんの凄さにも尊敬の念を抱いたし、
スターはマネジメント力で完成されると思う。
舞台裏は表に出せない醜さがあり、苦悩する人たちの心情を察した。
放送作家とアーティストがこんなに密着しテレビを作ることに驚いた。某日の会見の違和...
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