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レビュー一覧 (2件)
いくおさんの投稿レビュー/浦河町立図書館
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図書
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(29人)
1. 夜行
森見 登美彦‖著
小学館 2016.10
いくお さんの評価:
【他サイトで書いたレビューの転載です。ネタバレ注意】
待望の新刊。でも、最終章を読むまでは苦手なホラーかと。前半から中盤にかけて大風呂敷を広げておいて最終章で一気に収束させるのは森見さんならでは。今回は阿呆成分が少なめだった分、物語全体がごちゃごちゃしないで落ち着いて読めました。途中で「え?終わり?」と思う章はある。そのへんの匙加減はこういう静かで暗い感じの作品の場合、難しいんだろうなぁと。書きすぎたら最終章のネタバレで台無しですし。改めてさらっと二度見してみると、各章が絶妙な終わり方をしているなぁと感じます。直木賞ノミネートと聞いていましたが、わかりやすいエンタメには寄っていないのが意外でした。
【他サイトで書いたレビューの転載です。ネタバレ注意】待望の新刊。でも、最終章を読...
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図書
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(20人)
2. いまさら翼といわれても
[<古典部>シリーズ] [6] 米澤 穂信‖著
KADOKAWA 2016.11
いくお さんの評価:
【こんな機能ができたんですね、図書館HP】※※他サイトで書いたレビューを転載しておきます。ネタバレ注意です※※
やっと最新作。思えば米澤さんの作品で最初に読んだのが、このシリーズの原点「氷菓」だった。その時ほどの衝撃はないけれども、奉太郎・える・里志・摩耶花の古典部4人が織りなす6編の物語は、提示された謎が解決するまで読むのが止められない。そして、各章を読み終わった後の複雑な感情は、読んでいくうちにいつの間にか登場人物に自分を投影していたことに気づかされる。そりゃ「いまさら“翼”といわれても」ですよ、お父さん。もう1回、ここまでの古典部を読み直して、もう一段階深く読み込めたら。6編全て優劣つけがたい。
【こんな機能ができたんですね、図書館HP】※※他サイトで書いたレビューを転載して...
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小学館 2016.10
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KADOKAWA 2016.11