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レビュー一覧 (5件)
raizeさんの投稿レビュー/阪南市立図書館
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図書
貸出可能
(7人)
1. イニシエーション・ラブ
ミステリー・リーグ 乾 くるみ‖著
原書房 2004.4
raize さんの評価:
女の人と付き合ったことのない主人公が合コンで知り合った子と付き合うことになる。
結婚も考え地元に就職するが東京転勤を命じられてしまう。
遠距離恋愛を続けるうちに気持ちが離れていく主人公はどうなっていくのか?
基本的に恋愛小説ですが、最後に予想外の事実が現れて終わります。
その後、改めて読み直すと伏線もちゃんとあります。
それ以外だと内気な人間が初めての彼女で舞い上がった話と時間がたって気持ちが落ち着いて他に目がいった話であまり目立った特長もないと思います。
女の人と付き合ったことのない主人公が合コンで知り合った子と付き合うことになる。結...
図書
貸出可能
(1人)
2. 毒入りチョコレート事件
創元推理文庫 123-1 アントニー バークリー‖著 高橋 泰邦‖訳
東京創元社 1980
raize さんの評価:
毒入りのチョコレート1箱をもらった人間が他の人に箱ごと渡し、
それを家族で食べて妻が死んだ。
ここから推理クラブメンバーが各々の推理を披露していく。
最初の人が発表した内容で使える部分は肯定し断定できない部分を否定することでまったく新しい推理を発表していく。
発表者のどの部分を否定して新しい推理を出してくるのか?
そしてたどり着く真実とは?
今ではよくみる推理合戦ですが、
前者の推理よりまったく違う方向性で説得力がある推理を重ねていく手法は見事だと思います。
特に発表者の一人は意図的に情報の取捨選択を行って実に面白い結論を導いています。
ただ新しい証拠や証人が出てきて前推理が覆されることも多いのでそういった推理の覆され方が嫌いな人には向きません。
毒入りのチョコレート1箱をもらった人間が他の人に箱ごと渡し、それを家族で食べて妻...
貸出不可(未所蔵)
(1人)
3. ゴールデン・フリース
早川書房 1992.11
ロバート・J.ソウヤー 著, 内田昌之 訳
raize さんの評価:
宇宙旅行都市計画の一環で47光年先の惑星を目指す宇宙船の中で女性科学者が死亡した。
犯人は宇宙船を完全に制御しているコンピュータ。
不自然な事故死に疑問を感じる一部のクルー達。だが感情まで推測できるコンピュータによって不審な点や疑問に感じた点は先回りして潰されていく。
そしてコンピュータは異星人からの通信が来たことも隠して何かを行っている。
クルー達は女性科学者の死の真相にたどり着くことが出来るのか?
なぜコンピュータはこのようなことを行ったのか、その目的とは?
ジャンルとしてはSFミステリーになるのでしょうか?
読者視点としては、犯人は分かっているが動機が分かりません。
クルー視点としては、事故死に疑問があっても決定的な証拠は見つからない。
SFだから出来るミステリーだと思います。
宇宙旅行都市計画の一環で47光年先の惑星を目指す宇宙船の中で女性科学者が死亡した...
図書
貸出可能
(6人)
4. 星を継ぐもの
創元SF文庫 ジェイムズ P ホーガン‖著 池 央耿‖訳
東京創元社 1998.11
raize さんの評価:
月で宇宙人の死体が見つかった。
宇宙服やその他の遺留品から地球人よりも文明レベルが高い別惑星から来たことがわかった。
詳しく調べて断片的にだが文字の翻訳が可能になり、ミネルヴァと呼ばれる彼らの母星や彼ら自身の生態について分かってきた。
しかし調べるほどにつじつまの合わないことが出てくる。
地球の植物とミネルヴァの植物や地球人とミネルヴァ人の相似、地球とミネルヴァの気候の違いや地球の魚類とミネルヴァの魚類の違い、ミネルヴァと月との距離。
これらは偶然の一致なのか翻訳の失敗なのか
基本はSFですが、ミネルヴァ人の母星がどこにあるのか?を主軸に考えればミステリーとなるでしょうか?
未知の宇宙人の遺留物から推測して検証して情報を確定させていくくだりは非常に面白い。
最終的にそれなりに納得できる着地点になるが、まだ疑問は残る。
続編があるのでそちらで解決されるのかもしれない。
月で宇宙人の死体が見つかった。宇宙服やその他の遺留品から地球人よりも文明レベルが...
図書
貸出可能
(1人)
5. 蠅の王
改版 新潮文庫 ゴールディング‖著 平井 正穂‖訳
新潮社 1997.8
raize さんの評価:
漂着した島には子供たちしかいなかった。
最初こそ一致団結して生活環境を整え救助されるための方法を模索するが、
救助されることを最優先と考えるものと生活環境を整えることを最優先と考えるもの
で対立していく。
対立関係は日に日に悪化し、そしてある時取り返しがつかない所までいってしまう。
無人島の漂流物だが、衣・食・住に関する問題を知恵を出して解決していく話というより極限状態に置かれた人間が徐々に壊れていく様子を見ていく話だと感じた。
漂着した島には子供たちしかいなかった。最初こそ一致団結して生活環境を整え救助され...
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