子門さんのブックリスト / 筑前町図書館


貸出不可(未所蔵)
(0人)
361. 狼は眠らない 04
KADOKAWA 2020.9
支援BIS 田ヶ喜一
子門 さんの評価:

図書
貸出可能
(4人)
362. 日曜日は青い蜥蜴
恩田 陸‖著
筑摩書房 2020.11
子門 さんの評価:

図書
貸出可能
(2人)
363. 偶然にして最悪の邂逅
西澤 保彦‖著
東京創元社 2020.12
子門 さんの評価:


貸出不可(未所蔵)
(2人)
364. ドS刑事 二度あることは三度ある殺人事件 
幻冬舎 2020.11
七尾与史
子門 さんの評価:

図書
貸出可能
(3人)
365. 青田波
文春文庫 さ63-19 佐伯 泰英‖著
文藝春秋 2020.11
子門 さんの評価:

図書
貸出可能
(9人)
366. 夜の底は柔らかな幻 下
恩田 陸‖著
文藝春秋 2013.1
子門 さんの評価:

図書
貸出可能
(9人)
367. 夜の底は柔らかな幻 上
恩田 陸‖著
文藝春秋 2013.1
子門 さんの評価:

図書
貸出可能
(0人)
368. いますぐ読みたい!!<新時代>作家ファイル100
小峰 慎也‖著 山本 亮介‖著 佐藤 勝‖監修
明治書院 2007.6
子門 さんの評価:

図書
貸出可能
(4人)
369. ノワール・レヴナント
講談社BOX 浅倉 秋成‖著
講談社 2012.12
子門 さんの評価:
じつをいうと、この作者の本をよむのは、コレで二冊目なのです。
つい先日、創元推理文庫からでた「九度目の十八歳を迎えた君と」を読了した
ばかり。なかなかの小説巧者、との思いから本書を手にとった次第。
でもって、本書「ノワール・レヴナント」のこと。
ごらんのように本文、598ページもある!
「茅田砂胡全仕事」(中央公論新社)の692ページには及ばないとはいえ、
なかなかのボリュームといえる。しかしそれをほぼストレスなく読ませる力量
は相当なモノといえる。実際、ぼくは一気に引き込まれ、二日間で読みとおし
た。
コレは四人の高校生男女の物語。いま一人、影の主役とでもいえる女の子がい
るが、物語にスタート時で既に死亡している。
四人の高校生男女は、それぞれに境遇も、性格もちがう。むろん、面識も一切
なし。だが、共通していることがあって、4年前からそれぞれに「異能」とで
も云うべき才能が発現している。
他者の「幸福度」が背中に表示された数字でもって判る。
本に接触するだけで内容が読みとれる。
その日の出来事を「五行の文章」で予知する。
意思することでモノを壊す。
そんな彼らが突如として舞い込んできた「招待状」により、一堂に会すること
になる。まったく接点の見いだせない彼らではあるのだけども、やがて少しず
つではあるが「四人の共通項」が判ってくる。
本書は四人の高校生男女が出逢ってから、別れていくまで五日間の物語であ
る。構成上、交互に四人の事情が語られるせいもあるけど、当初読みにくさを
感じたことは否めない。
ぼくの場合であるが、四人の簡単なプロフィールなんぞを紙に書き付けて読み
進めた次第である。
張り巡らされた伏線はラストですべて回収されたのは、見事!文庫本には「伏
線の狙撃手」とあるけど、ぼくは「伏線の魔術師」の称号をおくりたい。
じつをいうと、この作者の本をよむのは、コレで二冊目なのです。つい先日、創元推理文...

図書
貸出可能
(4人)
370. 13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。
房野 史典‖著
幻冬舎 2020.10
子門 さんの評価:
歴史は勝利者の側から書かれている、とはよく言われるコトバです。もっとい
うなら、本書で扱われている信長、秀吉、家康たちはことの最初からすべてを
見通していて、なんら迷うことなく歴史を切り拓いていった・・・とまぁそん
なイメージになるのかな。
さすがにマトモな歴史家の方々はそんなことはないのですが、作家さんやアマ
チュアの研究者の人たちが書かれる本の中には、えてしてそんなたぐいのこと
が書いてあったりする。例えば、家康は石田三成や上杉家の動向を読み切った
上で関ヶ原の戦いへと持ち込み、勝利者となった・・・てなぐあいです。
フィクションとして楽しむのならソレでよろしいのですが、ンなことまともに
信じていたら、いい笑いものです!
でもって、本書のことです。
タイトルとか、本文の文体とか、著者紹介の内容(特にお笑いのツッコミ担
当!)なんかで「なんだ、こりゃ!?」てな印象をもっていた僕なのですが
いやこれは僕の不明でした。一見おちゃらけている感じではありますけども
一読すれば(大半の人は)すごくまっとうな内容だと判るハズです。
巻末に挙げられている「参考文献」を見るまでもなく、最新の研究成果を取り
入れてあります。
でもって個人的な意見として付されているコメントが少しヒネりもあるのです
が、的確かつ首肯できる内容です。
評価できる第二は、判らないことは判らないとするその姿勢。これは大切なこ
とです。歴史研究家の鈴木眞哉さんでしたか、「学者たちはわからないことが
あったら沽券に関わるとばかりに、ムリにでも説明しようとしてしまう」とい
った批判をどこかでされておりました。あんましムリしたらどこかでボロがで
るモノです。
第三に、将来、べつの歴史解釈がでてくるかもしれず、現在の学説はあくまで
暫定的なものであることを明言している点でしょうか。
考えると、ぼくの学生時代の歴史像と、現在のソレとは違った処がずいぶんと
あったりします。今後も大きく変貌していく可能性はあるかとおもいます。
タイトルにもある「13歳」の人々の歴史のテキストとして、最良の一冊にな
るのではないでしょうか?
お薦めする所以です。
歴史は勝利者の側から書かれている、とはよく言われるコトバです。もっというなら、本...
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