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鉄路の果てに
  • マガジンハウス 2020.5
  • 清水 潔∥著
  • (4人)
蔵書数: 1冊 貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊 予約件数: 0件
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資料の状況
敷島図書館 <411196678>
貸出可 / 一般200-299 / / /210.7/シ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-8387-3097-1
13桁ISBN 978-4-8387-3097-1
書名ヨミ テツロ ノ ハテ ニ
著者ヨミ シミズ キヨシ
分類記号 210.75
価格 ¥1500
出版者ヨミ マガジン ハウス
大きさ 19cm
ページ数 252p
一般件名 シベリア抑留
抄録 本棚で見つけた亡き父の「だまされた」というメモ書き。添えられた地図には、75年前の戦争で父が辿った足跡が記されていた…。韓国、中国、ロシアへ、気鋭のジャーナリストが戦争を辿る。
著者紹介 1958年東京都生まれ。ジャーナリスト。日本テレビ報道局記者・特別解説委員、早稲田大学ジャーナリズム大学院非常勤講師など。「桶川ストーカー殺人事件」でJCJ大賞受賞。
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戦争の歴史を辿る旅
(2020/06/26)
しゅうちゃん/甲斐市立図書館
 「シベリアの悪夢」という本には、著者の亡き父の軍隊生活の記録ととともに「だまされた」と記された数枚のメモがはさんであった。また、本の裏表紙には、地図になぞらえ赤い導線が描かれた地図が貼られていた。それは昭和17年から23年までの父の足跡であった。父は何を言いたかったのか、その赤い導線で何があったのか。日本列島から、朝鮮半島の釜山から中国のハルビンを抜け、バイカル湖畔のシベリアまでの鉄路を、「潔白」(幻冬舎)の著者の青木俊氏とたどる。
 赤い導線を辿る旅は、戦争の歴史を辿る旅でもあった。日清戦争、日露戦争、満州事変、太平洋戦争、シベリア抑留。各地を辿りつつ、その歴史が語られる。
 青木氏との旅は、弥次喜多の旅風でもあり、各地の料理と酒について、旅での人との出会いを含め、楽しく語られるとともに、「湖底に25万人もの人間が眠るバイカル湖の伝説」等の各地の興味深い話も紹介されている。
 「倒木更新」、倒れし老木を礎にして、新たに若木は育っていく。「桶川ストーカー殺人事件:遺言」「殺人はそこにいる-隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」(いずれも新潮社)で、その取材力で事件の真相を抉り、数々の賞を受賞した著者が、父のメモをもとに、鉄路をたどる。戦争を学び、知る旅。歴史から未来を展望する旅。

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