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「家をつくる」ということ
後悔しない家づくりと家族関係の本
プレジデント社 1997.12
藤原 智美
∥著
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竜王図書館 <1010680328>
貸出可 / 書庫一般書 / / /365/フ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-8334-9028-5
書名ヨミ
イエ オ ツクル ト イウ コト
副書名ヨミ
コウカイ シナイ イエズクリ ト カゾク カンケイ ノ ホン
著者ヨミ
フジワラ トモミ
分類記号
365.3
価格
¥1800
出版者ヨミ
プレジデントシャ
大きさ
20cm
ページ数
286p
一般件名
住宅問題
一般件名
住宅建築
一般件名
家族関係
抄録
「家をつくる」ことは「家族をつくりなおす」こと。「家を建てる」という行為はその家族にとって大きな節目であり大事業である。家族を見つめなおす契機ともなる「家づくり」の本音。後悔しない家づくりと家族関係の本。
著者紹介
1955年福岡県生まれ。明治大学政経学部卒業。フリーライターとして活躍の傍ら、90年「王を撃て」で作家デビュー。92年「運転士」で第107回芥川賞受賞。
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P16 民家の解体は、納得ずくで行われたもの。地震、あるいは自然災害による不意の崩壊とは、まったく次元が違うものだ。ショベルカーに削り取られていくマイホームの前には家族の姿はなかった。
家族に見捨てられた家はただの産業廃棄物と化す。
ショベルカーが壁を引き裂くその音は、家族の悲鳴ではなく、家そのものが発した叫びだったのかもしれない。
P66 記憶にまつわるものというのは、ほんとうは数点でいい。日本の親というのはすべてをとっておきたがる。これは案外、家族の、親子の絆を託しているモノが、本当はどれかわからないという精神状況を表しているのかもしれない。
現代の消費というのはモノに物語、ストーリーを託している。ある意味でこれはモノにその人の精神が依存している状況。
P67 現代人はひ弱。思い出というのは脳内に存在する。いまの人たちはその想像力が希薄になっているから」想い出さえもモノに頼らざるえない。
P68 思い出の品というものを特権視するのは、精神のひ弱さだということもできる。思い出を紡ぎだし豊かにする想像力がモノの氾濫で衰退した分、精神も脆弱になった。
P207 ーもはや頼るものは家族しかない。その家族がかつての安泰とした家族ではなく不協和音を奏でている。家族より仕事が大切と答えられた時代のほうが、家族はずっと安定していた。
P208 家族が一番と答えるのは、まさに家族が危ないと感じている結果なのだ。
「家族は、特にそれが解体への過程を歩みはじめた時、意識して大切にしようとすると逆効果になり、更に解体の速度を速めるということがある。何故ならば家族というものは、常に無意識の所産であったからである。」
P270 日本の居間には言葉がない。ただ『気配』があるだけ。悲しいことに『気配』は情報時代の新しい言葉にはまったく無力なんです。
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家族に見捨てられた家はただの産業廃棄物と化す。
ショベルカーが壁を引き裂くその音は、家族の悲鳴ではなく、家そのものが発した叫びだったのかもしれない。
P66 記憶にまつわるものというのは、ほんとうは数点でいい。日本の親というのはすべてをとっておきたがる。これは案外、家族の、親子の絆を託しているモノが、本当はどれかわからないという精神状況を表しているのかもしれない。
現代の消費というのはモノに物語、ストーリーを託している。ある意味でこれはモノにその人の精神が依存している状況。
P67 現代人はひ弱。思い出というのは脳内に存在する。いまの人たちはその想像力が希薄になっているから」想い出さえもモノに頼らざるえない。
P68 思い出の品というものを特権視するのは、精神のひ弱さだということもできる。思い出を紡ぎだし豊かにする想像力がモノの氾濫で衰退した分、精神も脆弱になった。
P207 ーもはや頼るものは家族しかない。その家族がかつての安泰とした家族ではなく不協和音を奏でている。家族より仕事が大切と答えられた時代のほうが、家族はずっと安定していた。
P208 家族が一番と答えるのは、まさに家族が危ないと感じている結果なのだ。
「家族は、特にそれが解体への過程を歩みはじめた時、意識して大切にしようとすると逆効果になり、更に解体の速度を速めるということがある。何故ならば家族というものは、常に無意識の所産であったからである。」
P270 日本の居間には言葉がない。ただ『気配』があるだけ。悲しいことに『気配』は情報時代の新しい言葉にはまったく無力なんです。