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わたしは大統領の奴隷だった
ワシントン家から逃げ出した奴隷の物語
汐文社 2020.12
エリカ アームストロング ダンバー
∥著
キャサリン ヴァン クリーヴ
∥著
渋谷 弘子
∥訳
(1人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
予約件数: 0件
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敷島図書館 <420560039>
貸出可 / 児童000-299 / / /289/シ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-8113-2816-4
13桁ISBN
978-4-8113-2816-4
書名ヨミ
ワタシ ワ ダイトウリョウ ノ ドレイ ダッタ
副書名ヨミ
ワシントン ケ カラ ニゲダシタ ドレイ ノ モノガタリ
著者ヨミ
ダンバー エリカ・アームストロング
著者原綴
Dunbar Erica Armstrong
著者ヨミ
ヴァン・クリーヴ キャサリン
著者原綴
Van Cleve Kathleen
著者ヨミ
シブヤ ヒロコ
原書名
原タイトル:Never caught,the story of Ona Judge
分類記号
289.3
価格
¥1600
出版者ヨミ
チョウブンシャ
大きさ
20cm
ページ数
203p
学習件名
ジョージ・ワシントン
学習件名ヨミ
ジョージ ワシントン
学習件名
伝記
学習件名ヨミ
デンキ
学習件名
奴隷
学習件名ヨミ
ドレイ
学習件名
黒人
学習件名ヨミ
コクジン
学習件名
オーナ・マリア・ジャッジ
学習件名ヨミ
オーナ マリア ジャッジ
抄録
アメリカの初代大統領ワシントンは、大勢の奴隷を所有していた。能力が高く大統領夫人マーサから重用されていた女性オーナは、孫娘の「結婚祝い」として譲渡されそうになり、耐えかねて逃亡を企て…。
児童内容紹介
オーナ・マリア・ジャッジは、生まれたときから、アメリカ大統領ジョージ・ワシントン、マーサ・ワシントン夫妻の奴隷(どれい)だった。マーサが孫娘(まごむすめ)にオーナをプレゼントとしておくると知ったオーナは、ひそかに大統領官邸(かんてい)をあとにし、遠くに行くナンシー号という船に乗りこみ…。
著者紹介
ラトガーズ大学チャールズ&メアリー・ビアード歴史学教授。
著者紹介
ペンシルベニア大学で文芸創作法と映像制作を教える。
目次
読者のみなさんへ
まえがき -逃亡-
第一章 オーナはいつ、どのように生まれた?
第二章 マウントバーノンで育って
第三章 生まれたばかりの新しい国
第四章 選ばれた奴隷
第五章 はじめての北部
第六章 運命を変えた町
第七章 ニューヨークの生活
第八章 大統領の病気
第九章 だれの許可もいらない人生
第十章 奴隷制度をめぐって
第十一章 ふりまわされる奴隷たち
第十二章 世界中が変わり始める
第十三章 伝染病であぶりだされたもの
第十四章 孫娘の願い
第十五章 オーナに求められていること
第十六章 逃亡計画
第十七章 逃亡
第十八章 十ドルの報奨金
第十九章 見覚えのある黒人
第二十章 オーナを連れ戻すために
第二十一章 奴隷捕獲人の計画
第二十二章 自分の人生を決める
第二十三章 あきらめきれず
第二十四章 間一髪の逃亡
第二十五章 ワシントン夫妻の死
第二十六章 自由な人生を生きぬいて
エピローグ
新聞インタビュー
年表
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ワシントンの非・神話化
(2022/12/28)
子門/筑前町図書館
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アメリカ初代大統領、ジョージ・ワシントンが偉大な政治家であることはいう
までもない。そのあたりのことは、例えば「アメリカ大統領物語」(猿谷要編
新書館)の最初のページ、「ワシントン、ジョージ」の項目を読めば理解でき
るとおもう。劣勢の植民地軍を率いて戦い抜いたカリスマ性、独裁を否定して
民主国家の樹立を志した先見性など、論者によっては「時代に冠絶した」との
形容をつける研究者もいてもおかしくはない。
しかしながら、そんなワシントンも本書の主人公、オーナ・マリア・ジャッジ
の立場からみると、ずいぶんと印象がかわってくる。等身大のワシントンがみ
えてくるというか、本書は非・神話化の作業の成果というべきかもしれない。
本書はオーナという黒人女性の伝記という体裁をとっているが、おそらくは
彼女自身が書き残したモノなど殆どないのではないかとおもう。
本書にも引用されているが、オーナの晩年、彼女の来歴を紹介した新聞記事
「グラニット・フリーマン」(1845年5/22付け)により、彼女の生涯
がクローズ・アップされたのではないか。在りし日の猿谷要氏は、その著作の
中にオーナへの言及がないところをみると、彼女の存在を知らなかったのでは
ないかとおもう。
オーナ自身が書き残したモノなど殆どないと思われるが、おそらくは彼女に
インタビューした記者、あるいは聖職者らにより記録されたらしいオーナのコ
トバが紹介されている。オーナの「主人」であったワシントン夫人、マーサに
ついて語った「夫人は祈祷書を読んでいましたが、それはお祈りとはよべませ
ん」というもので、云った本人に自覚があったかどうか定かではないけど、夫
人への痛烈なまでの批判となっている。
本書の末尾に、オーナ関連の年表が掲載されている。「無い物ねだり」との自
覚はあるけども、この年表に入れてほしかったファクターのひとつに、例えば
エイブラハム・リンカーンの存在がある。オーナ生存中は、リンカーンは下院
議員だったハズで、その両者をどう時代のなかで位置づけるのか?
そんな視点からの考察もまた興味ふかいモノがあったのではないか。
年少者とかに限らず、大人にも読んでもらいたい作品である。
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まえがき -逃亡-
第一章 オーナはいつ、どのように生まれた?
第二章 マウントバーノンで育って
第三章 生まれたばかりの新しい国
第四章 選ばれた奴隷
第五章 はじめての北部
第六章 運命を変えた町
第七章 ニューヨークの生活
第八章 大統領の病気
第九章 だれの許可もいらない人生
第十章 奴隷制度をめぐって
第十一章 ふりまわされる奴隷たち
第十二章 世界中が変わり始める
第十三章 伝染病であぶりだされたもの
第十四章 孫娘の願い
第十五章 オーナに求められていること
第十六章 逃亡計画
第十七章 逃亡
第十八章 十ドルの報奨金
第十九章 見覚えのある黒人
第二十章 オーナを連れ戻すために
第二十一章 奴隷捕獲人の計画
第二十二章 自分の人生を決める
第二十三章 あきらめきれず
第二十四章 間一髪の逃亡
第二十五章 ワシントン夫妻の死
第二十六章 自由な人生を生きぬいて
エピローグ
新聞インタビュー
年表
null
子門/筑前町図書館
までもない。そのあたりのことは、例えば「アメリカ大統領物語」(猿谷要編
新書館)の最初のページ、「ワシントン、ジョージ」の項目を読めば理解でき
るとおもう。劣勢の植民地軍を率いて戦い抜いたカリスマ性、独裁を否定して
民主国家の樹立を志した先見性など、論者によっては「時代に冠絶した」との
形容をつける研究者もいてもおかしくはない。
しかしながら、そんなワシントンも本書の主人公、オーナ・マリア・ジャッジ
の立場からみると、ずいぶんと印象がかわってくる。等身大のワシントンがみ
えてくるというか、本書は非・神話化の作業の成果というべきかもしれない。
本書はオーナという黒人女性の伝記という体裁をとっているが、おそらくは
彼女自身が書き残したモノなど殆どないのではないかとおもう。
本書にも引用されているが、オーナの晩年、彼女の来歴を紹介した新聞記事
「グラニット・フリーマン」(1845年5/22付け)により、彼女の生涯
がクローズ・アップされたのではないか。在りし日の猿谷要氏は、その著作の
中にオーナへの言及がないところをみると、彼女の存在を知らなかったのでは
ないかとおもう。
オーナ自身が書き残したモノなど殆どないと思われるが、おそらくは彼女に
インタビューした記者、あるいは聖職者らにより記録されたらしいオーナのコ
トバが紹介されている。オーナの「主人」であったワシントン夫人、マーサに
ついて語った「夫人は祈祷書を読んでいましたが、それはお祈りとはよべませ
ん」というもので、云った本人に自覚があったかどうか定かではないけど、夫
人への痛烈なまでの批判となっている。
本書の末尾に、オーナ関連の年表が掲載されている。「無い物ねだり」との自
覚はあるけども、この年表に入れてほしかったファクターのひとつに、例えば
エイブラハム・リンカーンの存在がある。オーナ生存中は、リンカーンは下院
議員だったハズで、その両者をどう時代のなかで位置づけるのか?
そんな視点からの考察もまた興味ふかいモノがあったのではないか。
年少者とかに限らず、大人にも読んでもらいたい作品である。