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林檎の木から、遠くはなれて
蔵書数: 1冊 貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊 予約件数: 0件
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竜王図書館 <1012272785>
貸出可 / 1F西壁/915マ-999 / / /933/シ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-7601-4839-4
13桁ISBN 978-4-7601-4839-4
書名ヨミ リンゴ ノ キ カラ トオク ハナレテ
著者ヨミ シュヴァリエ トレイシー
著者原綴 Chevalier Tracy
著者ヨミ ノザワ カオリ
原書名 原タイトル:At the edge of the orchard
分類記号 933.7
価格 ¥2200
出版者ヨミ カシワ ショボウ
大きさ 20cm
ページ数 368p
抄録 1850年代、ゴールドラッシュに沸くアメリカ。夢を求めて西へ、西へ。旅する青年と林檎の木-。オハイオ州ブラックスワンプで林檎の果樹園を営む一家を描いた、著者8作目の長編小説。
著者紹介 1962年ワシントンDC生まれ。オーバリン大学卒業。イースト・アングリア大学大学院で創作文芸を学ぶ。著書に「真珠の耳飾りの少女」など。
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樹木への愛は永遠に
(2017/07/27)
lucky/飯塚市立図書館
ミシガンの沼地帯に移住し、泥とマラリアと闘いながら、開墾に苦闘する家族の物語かと思いきや、夫婦の亀裂が激しい。林檎の樹の品種で意見が合わず、妻が妨害する。いやはや、こんなのあり?と、日本人には理解できない妻の行動に驚くばかり。しかし物語は息子のロバートに展開、時代を行き来するプロットも見事。そして、何故、ロバートが家を出たかが明かされる。西部開拓時代、後期、自分の力だけで自立しなければならなかった青年の逞しさ。プラントハンターという仕事も出てくるのが魅力的。モリーという女性も魅力的だ。女性が一人で生きていくには過酷過ぎる中、明るさを失わず、人生を切り開いていく。大草原の小さな家など、開拓時代や自然の中の家族物語が大好きだが、この小説も面白い。ロバートとモリーのその後の物語は書かれていないようだが、イギリスに移植された樹木が充分に物語っているのだろう。

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