映画好きで、さらに、西部劇好きにはたまらない一冊となるでしょう。

私の年代でいう西部劇とは、クリント・イーストウッド。いやジョン・ウェインか。
日本語吹き替えで日曜ロードショーで父とよく観ていた思い出が。
本書でもイーストウッド出演作の「ローハイド」「荒野の用心棒」など名作の説明から始まり、西部劇で有名な俳優や名作が紹介されていく。

第２章では西部劇十大事件として「アラモの戦い」から「ゴールドラッシュ」、「南北戦争」と時代は流れゆき、アメリカの歴史的な流れが描かれる。現代の銃社会であるアメリカを知るためにも、ガンマンたちが存在していたフロンティア・スピリットの歴史を学ぶのもひとつの手である。

第６章の「ワイルドウェスト雑学事典」が、西部劇初心者の私的には面白かった。雑学を入れてから、西部劇を見直すと深みが増すこと間違いなし。