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つぶて
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竜王図書館 <1012176630>
貸出可 / 2F棚18/Y300-E / /Y/559/ナ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-588-20441-6
書名ヨミ ツブテ
著者ヨミ ナカザワ アツシ
叢書名ヨミ モノ ト ニンゲン ノ ブンカシ
分類記号 559
価格 ¥1800
出版者ヨミ ホウセイ ダイガク シュッパンキョク
大きさ 20cm
ページ数 314p
一般件名 武器
一般件名 石材
一般件名 武田信玄
一般件名 石投げ隊
一般件名 石合戦
一般件名 三社神社
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昭和三十年代の石合戦
(2019/01/23)
ゲンゴロウ/甲斐市立図書館
 昭和三十年代、すでに1960年代にはなっていたと思うが、竜王小学校の北道路を挟んで、本竜王対新町の石合戦が児童たちによって戦われた。場所は現在の「いーなとーぶ」辺りだったかと、、、。悪口の言い合いからそれぞれが加わり、数十人の石の投げ合いだった。本書を手にして、あの時の情景が浮かぶ。

 本書は、古代ギリシア、古代中国、朝鮮、等々から、甲斐武田軍団、県内の小作争議等での「投石、石合戦、つぶて」をとりあげている。
 p.218には竜王三社明神の鳥居の写真が登場。鳥居の笠木の上に置かれた石は願かけのつぶてだという。2019年時点での石の数は、写真の半分だ。
 p.261小作争議での地主宅への投石が、登場する、奥野田事件だ。

 100年前の1919年3月1日、朝鮮京城にてマンセイと叫びデモ行進する「日本からの独立運動」が始まった、『日本統治下での抗日運動に投石はつきものだった』p.267と陸軍省文書から「電車や派出所への投石」を紹介している。だだし、京城パゴタ公園で『独立宣言書』を読み上げた学生代表28名はデモ行進には参加せず、そのまま警察署に出頭してしまう。(みすず書房現代史資料・三一運動編)本書の内容からはかけ離れるが、本年が100年目となり、韓国・朝鮮の二国協働の記念事業が予定されていることから、三一運動開始時の「不思議さ」を確認させていただいた。

 信玄亡きあと、信虎は石投げ部隊に『石ころでは信長の大筒に対抗できない。一日もはやく鉄砲隊になれ』と檄を飛ばしたが、勝頼には届かず、、、歴史のとおりだ。

 本書は、「つぶて」で語る郷土史であり、民衆史だ。この視点は、著者の息子新一や妹婿網野善彦に、引き継がれている。


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