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私たちはどこで間違えてしまったんだろう
双葉社 2023.2
美輪 和音
∥著
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竜王図書館 <1012498927>
貸出可 / 1F棚18/913.6ヒ-モリ / / /913.6/ミ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-575-24605-6
13桁ISBN
978-4-575-24605-6
書名ヨミ
ワタシタチ ワ ドコ デ マチガエテ シマッタンダロウ
著者ヨミ
ミワ カズネ
分類記号
913.6
価格
¥1800
出版者ヨミ
フタバシャ
大きさ
19cm
ページ数
380p
抄録
平和な田舎町で普通に生活していた高校生の仁美。しかし、何者かが秋祭りで振る舞われたおしるこに毒を入れ、多数の死者が出る。犯人は誰か。町民は互いを疑い始め…。『COLORFUL』配信作品に加筆修正し書籍化。
著者紹介
東京都生まれ。青山学院大学卒。「強欲な羊」で第7回ミステリーズ!新人賞を受賞し、小説家デビュー。ほかの著書に「ゴーストフォビア」「ウェンディのあやまち」など。
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違和感
(2023/03/27)
あめんぼう/東温市立図書館
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最初から最後まで違和感だらけの話だった。
私はこの作者の書く本が好きで、今まで読んだ本はどれも面白かったのに、これは初めてどうした?という感じになった。
まず、登場人物の言動があまりに単純で幼稚すぎる。
そして、感情がおざなりになってる。
近しい人を亡くしたばかりなのに、その悲しい気持ちが伝わってこない。
そして、普段優しい人も一つの事件を通して、人格が豹変する・・・という事を表すために、あまりにも分かりやすく、「看守役」を悪人にしようとしている風に見えた。
小さな町で暮らす幼馴染の少年少女三人。
この物語の主人公はその内の一人である、高校生の仁美。
彼女は幼馴染の修一郎に思いを寄せている。
そして、もう一人は涼音という美少女。
町で恒例のお祭が開催される事となり、仁美の母親は好評のおしる粉を作り担当を任される。
その手伝いを仁美や涼美もするが、そのお汁粉に農薬が入れられ、お汁粉を作った仁美の母親、修一郎の妹、涼美の弟妹が亡くなる事件が起きる。
小さい町は犯人が誰なのかで騒然とし、犯人と思われる人物は糾弾されていくー。
やがて、犯人は自供により捕まって解決したと思われたが、真犯人の疑惑が浮上してー。
話に入りこむ事が出来なくて、少し読んでは中断した。
とにかく、どの登場人物にもこの時にこの態度?こんな汚い言葉遣い?普段優しい人間が?など小さな違和感の積み重ねで共感するのが難しい。
特に主人公の後半にした行為。
何で今そんな事を?となる。
それも、これもストーリーを動かすためだけの事としか思えない。
この物語は、ざっとあらすじを読んで、当時のニュースを知っている人ならパッと思い浮かべる通り、和歌山のカレー毒物事件を彷彿とさせる。
そして、それに併せて、実際にアメリカで行われた監獄実験も盛り込まれ、そちらの話がこの物語で作者の言いたい主題になってると思う。
でも、どちらも中途半端な使われ方だと思った。
監獄実験の方は映画にもなっており、そちらを観た事があり、それは深く考えさせられる内容だった。
この本はそこまでには全く至らない。
ただ、自分の実体験と合わせて、人は誰かターゲットにして、はっきりとした悪を作りたがるし、常に看守役になりたいものではあるな・・・と思った。
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あめんぼう/東温市立図書館
私はこの作者の書く本が好きで、今まで読んだ本はどれも面白かったのに、これは初めてどうした?という感じになった。
まず、登場人物の言動があまりに単純で幼稚すぎる。
そして、感情がおざなりになってる。
近しい人を亡くしたばかりなのに、その悲しい気持ちが伝わってこない。
そして、普段優しい人も一つの事件を通して、人格が豹変する・・・という事を表すために、あまりにも分かりやすく、「看守役」を悪人にしようとしている風に見えた。
小さな町で暮らす幼馴染の少年少女三人。
この物語の主人公はその内の一人である、高校生の仁美。
彼女は幼馴染の修一郎に思いを寄せている。
そして、もう一人は涼音という美少女。
町で恒例のお祭が開催される事となり、仁美の母親は好評のおしる粉を作り担当を任される。
その手伝いを仁美や涼美もするが、そのお汁粉に農薬が入れられ、お汁粉を作った仁美の母親、修一郎の妹、涼美の弟妹が亡くなる事件が起きる。
小さい町は犯人が誰なのかで騒然とし、犯人と思われる人物は糾弾されていくー。
やがて、犯人は自供により捕まって解決したと思われたが、真犯人の疑惑が浮上してー。
話に入りこむ事が出来なくて、少し読んでは中断した。
とにかく、どの登場人物にもこの時にこの態度?こんな汚い言葉遣い?普段優しい人間が?など小さな違和感の積み重ねで共感するのが難しい。
特に主人公の後半にした行為。
何で今そんな事を?となる。
それも、これもストーリーを動かすためだけの事としか思えない。
この物語は、ざっとあらすじを読んで、当時のニュースを知っている人ならパッと思い浮かべる通り、和歌山のカレー毒物事件を彷彿とさせる。
そして、それに併せて、実際にアメリカで行われた監獄実験も盛り込まれ、そちらの話がこの物語で作者の言いたい主題になってると思う。
でも、どちらも中途半端な使われ方だと思った。
監獄実験の方は映画にもなっており、そちらを観た事があり、それは深く考えさせられる内容だった。
この本はそこまでには全く至らない。
ただ、自分の実体験と合わせて、人は誰かターゲットにして、はっきりとした悪を作りたがるし、常に看守役になりたいものではあるな・・・と思った。