トップ
甲斐市立図書館
ログアウト
ログイン
検索結果詳細
前へ
次へ
ぬるくゆるやかに流れる黒い川
双葉社 2019.6
櫛木 理宇
∥著
(7人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
予約件数: 0件
予約かごに入れる
ブックリストに登録する
あなたの評価
変更
削除
レビューを書く
所蔵
詳細
レビュー
資料の状況
竜王図書館 <1012360085>
貸出可 / 1F棚15/913.6オオーコ / / /913.6/ク/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-575-24183-9
13桁ISBN
978-4-575-24183-9
書名ヨミ
ヌルク ユルヤカ ニ ナガレル クロイ カワ
著者ヨミ
クシキ リウ
分類記号
913.6
価格
¥1500
出版者ヨミ
フタバシャ
大きさ
19cm
ページ数
371p
抄録
6年前、無差別殺人で家族を亡くした栗山香那と進藤小雪。20歳になった2人は再会し、凶行の動機を明らかにしないまま自殺した犯人の真意を探り始めるが…。女性憎悪の闇を追う長篇サスペンス。『小説推理』連載を単行本化。
著者紹介
新潟県生まれ。「ホーンテッド・キャンパス」で日本ホラー小説大賞読者賞、「赤と白」で小説すばる新人賞を受賞。ほかの著書に「死刑にいたる病」など。
当館優先
有用性順
新しい順
人中 人が好評価
({0})
null
修正する
削除する
イイネ!
イマイチ
違反報告
0人中 0人が好評価
血脈
(2019/08/03)
あめんぼう/東温市立図書館
修正する
削除する
自分の家族を殺されて、家族崩壊にあった二人の少女。
その事件とは別に、市営住宅で殺された老人。
殺された老人は少女たちの家族を殺した男の叔父だった。
老人殺人事件を追う刑事。
そして、自分たちの家族を殺した男の過去を探る少女たち。
そこから加害者、被害者の暗い家族の形が見えてくるー。
少女たちの家族を殺した加害者の男は酷い女性蔑視をもった男性で、その考えはどこからくるかというと、彼の異様な家族の形、生い立ちからくるもの。
可哀相・・・と言えるかもしれない。
ただ、この話は、だから加害者を許しましょうという話ではない。
加害者には加害者の理由や事情がある。
だけど、殺された方にも複雑な事情もある。
私が被害者なら生涯、犯人を許さない。
どんな事情を抱えた可哀相な人だろうと。
だけど、許さない自分を生涯許し続けようと思う。
この本では異常に女性を蔑視し、差別する男どもが描かれていた。
その大元となる理由だけど、何で?というもの。
まるで、逆ギレというか、何も説得力がない。
もともと残虐で暴力的な性格の持ち主が弱い立場で虐めやすい女性をターゲットにして悪者にしたとしか思えない。
タイトルの「ぬるくぬるやかに流れる黒い川」はそういう残虐な血脈のことだろうと思う。
そういう血を断ち切るのは、いつも被害者となる方で、その川に飲み込まれない人だろうと思う。
それで言うと、家族からドロップアウトした被害者の女性たちはそういう立場の人だと思った。
この作者は世の中の社会的な問題をとりあげて作品にしていて、これにもそういう側面があると感じた。
イイネ!
イマイチ
違反報告
(c) 甲斐市立図書館
戻る
カレンダー
お知らせ
マイページ
ブックリストに登録する
読みたい
今読んでる
読み終わった
資料を評価する
0~5までの値で評価を登録できます。
(増減量0.5)
変更後、[決定]ボタンを押してください。
決定
閉じる
レビューを書く
貸出可 / 1F棚15/913.6オオーコ / / /913.6/ク/ / 帯出可
null
あめんぼう/東温市立図書館
その事件とは別に、市営住宅で殺された老人。
殺された老人は少女たちの家族を殺した男の叔父だった。
老人殺人事件を追う刑事。
そして、自分たちの家族を殺した男の過去を探る少女たち。
そこから加害者、被害者の暗い家族の形が見えてくるー。
少女たちの家族を殺した加害者の男は酷い女性蔑視をもった男性で、その考えはどこからくるかというと、彼の異様な家族の形、生い立ちからくるもの。
可哀相・・・と言えるかもしれない。
ただ、この話は、だから加害者を許しましょうという話ではない。
加害者には加害者の理由や事情がある。
だけど、殺された方にも複雑な事情もある。
私が被害者なら生涯、犯人を許さない。
どんな事情を抱えた可哀相な人だろうと。
だけど、許さない自分を生涯許し続けようと思う。
この本では異常に女性を蔑視し、差別する男どもが描かれていた。
その大元となる理由だけど、何で?というもの。
まるで、逆ギレというか、何も説得力がない。
もともと残虐で暴力的な性格の持ち主が弱い立場で虐めやすい女性をターゲットにして悪者にしたとしか思えない。
タイトルの「ぬるくぬるやかに流れる黒い川」はそういう残虐な血脈のことだろうと思う。
そういう血を断ち切るのは、いつも被害者となる方で、その川に飲み込まれない人だろうと思う。
それで言うと、家族からドロップアウトした被害者の女性たちはそういう立場の人だと思った。
この作者は世の中の社会的な問題をとりあげて作品にしていて、これにもそういう側面があると感じた。