プロローグ 「右と左」をめぐる冒険に出かけよう!
　　鏡のなかをのぞいてみよう
第1章 右と左の不思議な話
　　鏡のなかは左右あべこべ/上下は同じなのに、左右は変わる
　　鏡の右左の不思議を探ってみよう
　　●自分の本当の顔を鏡で見てみよう
　　右と左について考えてみよう
　　上と下とを間違えることなんてない/左右の場合は、とり違えやすい
　　3次元って知っているかな/「上下」や「前後」ほど意識されない「左右」
　　人が右と左を区別したわけ
　　狩りをするのに必要な右と左
　　農業や機織りにも左右を知る必要があった
　　●「右」と「左」という言葉はこうしてできた
　　世界の国々の右と左のイメージ
　　右左のどちらを尊ぶかは、時代とともに変わってきた/世界の国々と右左
　　右のイメージがいいのはどうして
　　身近な左右を考える-文字を書く方向の左右
　　ヨーロッパの言葉が左から右へ書かれるわけ
　　ヘブライ語やアラビア語が右から左へ書かれるわけ
　　日本語や中国語などの縦書きの場合
　　身近な左右を考える-交通と乗り物の左右
　　日本の自動車は左側通行/多くの国では右側通行
　　飛行機はどうして左から乗り降りする?
　　身近な左右を考える-動物の左右
　　大昔の生物は左右の区別がなかった/動物の体に前後が生まれた
　　左右性が生まれて、非常にすばやくなる/左右非対称な形になる
　　●セキツイ動物の心臓の進化
　　右と左があるってどういうこと?
　　左右があるもの、左右がないもの
　　上下と前後が生まれて、左右ができる
　　column1 生き物の右左の不思議 魚の右左
　　あらためて右左を定義してみる
第2章 右左、裏を返せば、左右
　　人や動物の右左/動く方向のあるものの右左/人が向かい合うものの右左
　　向かって右、向かって左
　　右回りと左回り
　　時計回りが右回り/長距離走はどちら回り?/地球はどちら回り?
　　右巻きと左巻きの渦
　　北半球では台風は左巻き/吹き出す渦の右巻き、左巻き/渦もようの場合、吸い込む渦とみなす
　　●鳴門の渦は右巻き、左巻き?
　　右らせんと左らせん
　　右回りに離れていくのが右らせん/身のまわりのものはほとんどが右らせん
　　●アサガオのツルは右巻き、左巻き?
　　column2 生き物の右左の不思議 磯の生き物の右左
第3章 人の体と文化の右左
　　人の体の右左
　　人の外見はほぼ左右対称/人の顔をじっくりと見てみよう/体のなかはもっと非対称
　　きき手、きき足の不思議
　　人類の90%のきき手は右手/きき目、きき耳を調べてみよう
　　●きき目の調べ方
　　脳はどうして左右に2つあるのか
　　論理的に考える左脳と、イメージで考える右脳/左の体は右脳、右の体は左脳が担当
　　右ききの人が多い理由は脳にある
　　人のしぐさの右と左
　　心からよろこんでいるときの動きは左右対称/人目を気にしたポーズは非対称
　　非対称なポーズは知的に見える
　　●どっちの顔が楽しそうかな?
　　スポーツと右左
　　陸上競技は左回り/フィールド競技での右左/サッカーは左右対称
　　野球は左右非対称
　　芸術での右左とシンメトリー
　　シンメトリーなものは安定感がある/日本の建造物は非対称
　　●茶室や茶碗も非対称
　　服装や作法の右左
　　服装のえりの左右/作法やマナーの右左/おひな様の並べかた/音楽と左右/演劇と右左
　　身近な道具の右左
　　●身のまわりの右回りと左回りについても考えよう
　　column3 生き物の右左の不思議 秋の虫の右左
　　鏡に映った像をよく見てみよう
第4章 鏡に映った像の不思議
　　実像と鏡像が重なるもの/実像と鏡像が重ならないもの
　　右手と左手をくらべてみよう
　　『鏡像は左右が逆』は思いこみだ
　　座標を使うと鏡は前後を逆にしていることがわかる
　　鏡像とは3つの軸の1つを逆にしたもの/それでも左右が逆に見える理由
　　上下と前後を先に決めてしまうのはなぜ
　　ミクロの世界と右と左の不思議
　　右手の分子、左手の分子/たんぱく質は右らせん/もっともっと小さい右左
　　大きな世界の右と左の不思議
　　太陽系の惑星の右回り左回り/もっと大きい右左
　　●すべてのものは右左の違いがあるから生まれた!?
エピローグ 小さな世界から大きな世界の右と左
　　column4 生き物の右左の不思議 鳥の右左
試してみよう、調べてみよう
　　回文をつくってみよう
　　右左を使わず、東西南北で考えてみよう
　　街へ出て、いろいろな右左を調べよう
　　動物や植物の右左を調べよう
　　地球が左回りに自転していることを確かめよう
　　電気が方位磁針を左右どっちに動かすか確かめよう
　　左ききの天才について調べよう
　　索引(あいうえお順で調べる)
　　索引(学問の分野で調べる)