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大鞠家殺人事件
  • 東京創元社 2021.10
  • 芦辺 拓∥著
  • (10人)
蔵書数: 1冊 貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊 予約件数: 0件
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資料の状況
竜王図書館 <1012447460>
貸出可 / 1F棚14/913.6ア-オウ / / /913.6/ア/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-488-02851-0
13桁ISBN 978-4-488-02851-0
書名ヨミ オオマリ ケ サツジン ジケン
著者ヨミ アシベ タク
分類記号 913.6
価格 ¥1900
出版者ヨミ トウキョウ ソウゲンシャ
大きさ 20cm
ページ数 363p
抄録 大鞠家に嫁いだ美禰子。だが夫は出征し、新婚早々、大鞠家の人々と同居することに。やがて彼女は一族を襲う惨劇に巻き込まれ…。大空襲前夜の船場を舞台に描いたミステリ。『ミステリーズ!』連載に書き下ろしを加え単行本化。
著者紹介 1958年大阪府生まれ。同志社大学卒。「殺人喜劇の13人」で鮎川哲也賞受賞。ほかの著書に「グラン・ギニョール城」「スチームオペラ」など。
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時代小説+ミステリー=傑作
(2024/05/27)
ハル/津島市立図書館
明治から昭和初期におこった一連の事件を解き明かすミステリー小説。

どちらかというと昭和時代の連続殺人事件が主題となっており第一章は内容が薄くサラッと読み進めるのでとっかかりやすいのだが、
なにぶん昭和初期という時代背景が今より100年近く前ということもあり言葉の使い方や聞き慣れない用語があったりと(船場と呼ばれる商人街特有なこともある)古き時代の日本を想像させる部分に以前の日本はこういうくにだったのかなと夢想させられる一作だった。
時代背景がちょうど第二次世界大戦下ということで当時の庶民暮らしぶりや庶民が感じていた思いが文章から垣間見えるのも作者が実際に見聞きしたことが本作に反映されているのかもしれないなと思わせる。
肝心のミステリー部分に関しては、トリックに多少の疑問が残るが全体的な総称としてはとても素晴らしい作品であることには変わりない。

最終章の犯人の独白「ああ、でも○○○○でいたかったな。」という切ないセリフに心揺さぶられた

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