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ことばの発達の謎を解く
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竜王図書館 <1020907869>
貸出可 / 2F棚2/YA文庫ノベルズ / / /807/イ/YA / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-480-68893-4
13桁ISBN 978-4-480-68893-4
書名ヨミ コトバ ノ ハッタツ ノ ナゾ オ トク
著者ヨミ イマイ ムツミ
叢書名ヨミ チクマ プリマー シンショ
分類記号 807
価格 ¥860
出版者ヨミ チクマ ショボウ
大きさ 18cm
ページ数 239p
一般件名 言語発達
学習件名 心理学
学習件名ヨミ シンリガク
学習件名 言葉
学習件名ヨミ コトバ
抄録 単語も文法も知らない赤ちゃんが、なぜ母語を使いこなせるようになるのか。ことばの意味とは何か、思考の道具としてどのように身につけていくのか。ことばを獲得するプロセスを、発達心理学・認知科学の視点から紐解く。
児童内容紹介 子どもは言語のどのような要素をどのように学習しているのか、「ことばの意味」についてどのように理解しているのか、「ことばの発達」と「思考の発達」はどのような関係にあるのか。人の知性にとって欠かすことができない言語を、子どもがどのように学んでいくのかを解明する。
著者紹介 ノースウエスタン大学心理学博士。慶應義塾大学環境情報学部教授。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学。玉川大学赤ちゃんラボと共同研究を進めている。著書に「ことばと思考」など。
目次
はじめに
  1 お母さんのおなかの中ではじまる言語の学習
第1章 アラミルクガホシイノネ-単語の発見
  “she”と“see”-言語によって違う音の単位/“race”と“lace”が聞き分けられないわけ-カテゴリー知覚/いつごろ音素のカテゴリーができるのか
  2 人の声から単語を見つける
  リズムとイントネーションを使う/「チガガ出た」-単語と機能語の区別に気づく/単語をつくる音のパターンを分析する
  コラム(1) 赤ちゃんの持つ知識をどのように知ることができるのか
  1 ことばの洞察
第2章 ヘレン・ケラーのwater事件-ことばの世界の扉を開ける
  ヘレン・ケラーの話/チンパンジーの研究から
  2 赤ちゃんの「思い込み」
  単語の意味を教えられるのか?/湯船に落ちた時だけアヒル?-状況とモノを切り離す/グレープフルーツもクロワッサンも「おつきさま」-ことばの意味の範囲/固有名詞か普通名詞か/二歳児の考える「ネケ」の意味
  3 ことばの仕組みを発見する
  子どもにとって「似ている」モノ/「イヌと犬小屋」には同じ名前がつかない/形がないものは別/固有名詞はあとまわし/ことばの仕組みを発見する
  コラム(2) 心の中にあることばの辞書
第3章 歯で唇をフム-動詞の意味の推測
  1 動きにも名前がある-動詞と名詞の違いに気づく
  「チモッテル」は動作のことば?/ことばの形が名詞と動詞で同じだったら
  2 「アゲル」「モラウ」「クレル」-動詞の意味の複雑さ
  「アゲル」「モラウ」「クレル」/「ウサギをチモル」と「ウサギがチモル」/助詞で見極める/目的語が省略されると…
  3 「足でナゲル」-動詞の意味を一般化する時の問題
  「ナゲル」と「ケル」/オノマトペって実はすごい
第4章 血圧がヤスイ-モノの性質、色、位置関係の名前の学習
  1 モノの性質の名前
  どの性質を指すのか見極める/比較の基準が相対的/くっつく名詞によって変化する/多種多様な反対語/発達段階に即してみると
  2 色の名前
  「アオい」かばんと「ムラサキの」かばん-色の名前の品詞/色の名前のつけ方は言語によって千差万別/色の地図を自分でつくる
  3 位置関係の名前
  クマの像の前はどっち-何を基準にした「前」か/「前」という語が持つ二つの視点システム/「前」「後」「左」「右」の意味の学習/「前後左右」と「東西南北」
  4 まとめ-全体像がわからないと、単語の意味は学べない
  1 ことばの発達のジレンマ
第5章 ことばの発達の謎を解く-発見、創造、修正
  ことばの意味を「知る」とは/語彙という「意味のシステム」
  2 発見
  システムの存在を発見する/ことばを創るためのパーツを発見する/システムの中の「似ている」を発見する
  3 創造
  ことばを創る/学習した知識を創造的に使う/コンピュータにできないこと
  4 修正
  大人の言い方に合わせる/もうボールとは言えない/「修正」しながら単語の意味を深化させる/発見、創造、修正を繰り返す人間
  5 システムが先にできていたら-外国語の学習
  コラム(3) 子どもは詩人か?
第6章 言語が思考をつくる
  1 ことばによって新しい概念を理解する
  「愛」という概念の理解/抽象的なことばの意味をことばで理解する
  2 知識の体系をつくる
  オカピの胃はいくつ?/ことばを頼りに「同じ種類」を決める
  3 ことばが新たな概念を生む
  数の概念/数のことばがなかったら
  4 ことばの学習が科学的思考の基礎となる
  ことばは一貫した基準でカテゴリーをつくる/ことばがつくる「同じ」という概念/科学的発見と「関係のアナロジー」
終章 読者のみなさんへのメッセージ
参考にした本、読者におすすめしたい本、論文など
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