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友だち幻想
人と人の<つながり>を考える
ちくまプリマー新書
079
筑摩書房 2008.3
菅野 仁
∥著
(1人)
蔵書数: 2冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 2冊
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竜王図書館 <1020440465>
貸出可 / 2F棚2/YA文庫ノベルズ / / /361/カ/YA / 帯出可
双葉図書館 <2811018833>
貸出可 / ヤングアダルト / / /361/カ/YAシリーズ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-480-68780-7
13桁ISBN
978-4-480-68780-7
書名ヨミ
トモダチ ゲンソウ
副書名ヨミ
ヒト ト ヒト ノ ツナガリ オ カンガエル
著者ヨミ
カンノ ヒトシ
叢書名ヨミ
チクマ プリマー シンショ
分類記号
361.4
価格
¥720
出版者ヨミ
チクマ ショボウ
大きさ
18cm
ページ数
156p
一般件名
人間関係
学習件名
人間関係
学習件名ヨミ
ニンゲン カンケイ
学習件名
友情
学習件名ヨミ
ユウジョウ
抄録
身近な人たちとの親しいつながりが大事だと思っていて、そのことに神経がすり減るぐらい気を遣っている。なのにうまくいかないのはなぜか。さまざまなキーワードにしたがって問題を整理し、人と人のつながりについて考える。
児童内容紹介
友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。知らず知らずのうちに、私たちはさまざまな人間関係の幻想にとらわれているのではないか。人と人との距離感覚をみがいて、上手に「つながり」を築けるようになるための本。
著者紹介
1960年宮城県生まれ。東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。宮城教育大学教育学部教授。著書に「ジンメル・つながりの哲学」「愛の本」など。
目次
はじめに-「友人重視指向」の日本の高校生
第1章 人は一人では生きられない?
一人でも生きていける社会だからこそ<つながり>が難しい
「親しさを求める作法」が、昔とは違う
第2章 幸せも苦しみも他者がもたらす
二種類の人と人とのつながり
人は一人でも生きていけるが、一人だけではなんとなく空しい
「自己充実」-幸福のモメントその一
「他者との交流」-幸福のモメントその二
1 交流そのものの歓び
2 他者から承認される歓び
他者=自分以外のすべての人間
「見知らぬ他者」と「身近な他者」
他者の二重性
1 「脅威の源泉」としての他者
2 「生のあじわいの源泉」としての他者
人は他者の二重性に振り回される
なぜいない人の悪口を言うのか-スケープゴートの理論
第3章 共同性の幻想-なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか
心が休まらない「メール即レス」
同調圧力-友情が強迫になる
ネオ共同性-現代の新たな圧力
同質性から並存性へ
「一年生になったら」-「同質的共同性」指向の原点
昔は「同質的共同性」だけでよかった
「やりすごす」という発想-無理に関わるから傷つけあう
「ルサンチマン」は誰の心にも生じることがある
適切な距離は人によって違う
「ルール関係」と「フィーリング共有関係」に分けて考えよう
第4章 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」
「フィーリング共有関係」だけで考えるといじめはなくならない
「フィーリング共有関係」の負の部分
ルールは「自由のため」にある!
誰かをいじめると、自分がいじめられるリスクが生まれる
だから「気に入らない人とも並存する作法」が大切
ルールは必要最小限にしたほうが、ルール関係は築きやすい
第5章 熱心さゆえの教育幻想
先生は生徒の記憶に残らなくてもいい
「話せばわかる」も幻想
個性教育よりもまずやるべきこと
第6章 家族との関係と、大人になること
家族をとらえる二つのキーワード-「定位家族」と「生殖家族」
親の「包摂志向」と子どもの「自立志向」がぶつかり合う思春期
大人になるということ
君たちには無限の可能性もあるが、限界もある
第7章 「傷つきやすい私」と友だち幻想
目上の人との距離感
異質な他者とのつきあい
「傷つきやすい私」とのつきあい方
「友だち幻想」
恋愛こそ幻想を持ちやすい
関係が深まらない「コミュニケーション阻害語」
第8章 言葉によって自分を作り変える
1 「ムカツク」と「うざい」
2 「ていうか」
3 「チョー」「カワイイ」「ヤバイ」
4 キャラがかぶる、KY(空気読めない/空気読め)
言葉を得なければ、世界も自分もとらえられない
読書は対話能力を鍛える
苦しさを通して得られるもの
楽しても楽しくない
おわりに-「友だち幻想」を超えて
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双葉図書館 <2811018833>
貸出可 / ヤングアダルト / / /361/カ/YAシリーズ / 帯出可
第1章 人は一人では生きられない?
一人でも生きていける社会だからこそ<つながり>が難しい
「親しさを求める作法」が、昔とは違う
第2章 幸せも苦しみも他者がもたらす
二種類の人と人とのつながり
人は一人でも生きていけるが、一人だけではなんとなく空しい
「自己充実」-幸福のモメントその一
「他者との交流」-幸福のモメントその二
1 交流そのものの歓び
2 他者から承認される歓び
他者=自分以外のすべての人間
「見知らぬ他者」と「身近な他者」
他者の二重性
1 「脅威の源泉」としての他者
2 「生のあじわいの源泉」としての他者
人は他者の二重性に振り回される
なぜいない人の悪口を言うのか-スケープゴートの理論
第3章 共同性の幻想-なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか
心が休まらない「メール即レス」
同調圧力-友情が強迫になる
ネオ共同性-現代の新たな圧力
同質性から並存性へ
「一年生になったら」-「同質的共同性」指向の原点
昔は「同質的共同性」だけでよかった
「やりすごす」という発想-無理に関わるから傷つけあう
「ルサンチマン」は誰の心にも生じることがある
適切な距離は人によって違う
「ルール関係」と「フィーリング共有関係」に分けて考えよう
第4章 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」
「フィーリング共有関係」だけで考えるといじめはなくならない
「フィーリング共有関係」の負の部分
ルールは「自由のため」にある!
誰かをいじめると、自分がいじめられるリスクが生まれる
だから「気に入らない人とも並存する作法」が大切
ルールは必要最小限にしたほうが、ルール関係は築きやすい
第5章 熱心さゆえの教育幻想
先生は生徒の記憶に残らなくてもいい
「話せばわかる」も幻想
個性教育よりもまずやるべきこと
第6章 家族との関係と、大人になること
家族をとらえる二つのキーワード-「定位家族」と「生殖家族」
親の「包摂志向」と子どもの「自立志向」がぶつかり合う思春期
大人になるということ
君たちには無限の可能性もあるが、限界もある
第7章 「傷つきやすい私」と友だち幻想
目上の人との距離感
異質な他者とのつきあい
「傷つきやすい私」とのつきあい方
「友だち幻想」
恋愛こそ幻想を持ちやすい
関係が深まらない「コミュニケーション阻害語」
第8章 言葉によって自分を作り変える
1 「ムカツク」と「うざい」
2 「ていうか」
3 「チョー」「カワイイ」「ヤバイ」
4 キャラがかぶる、KY(空気読めない/空気読め)
言葉を得なければ、世界も自分もとらえられない
読書は対話能力を鍛える
苦しさを通して得られるもの
楽しても楽しくない
おわりに-「友だち幻想」を超えて