トップ
甲斐市立図書館
ログアウト
ログイン
検索結果詳細
前へ
次へ
幸福とは何か
思考実験で学ぶ倫理学入門
ちくまプリマー新書
308
筑摩書房 2018.9
森村 進
∥著
(0人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
予約件数: 0件
予約かごに入れる
ブックリストに登録する
あなたの評価
変更
削除
レビューを書く
所蔵
詳細
レビュー
資料の状況
竜王図書館 <1021021405>
貸出可 / 2F棚2/YA文庫ノベルズ / / /151/モ/YA / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-480-68329-8
13桁ISBN
978-4-480-68329-8
書名ヨミ
コウフク トワ ナニカ
副書名ヨミ
シコウ ジッケン デ マナブ リンリガク ニュウモン
著者ヨミ
モリムラ ススム
叢書名ヨミ
チクマ プリマー シンショ
分類記号
151.6
価格
¥860
出版者ヨミ
チクマ ショボウ
大きさ
18cm
ページ数
232p
一般件名
幸福
学習件名
幸福と不幸
学習件名ヨミ
コウフク ト フコウ
学習件名
物の見方・考え方
学習件名ヨミ
モノ ノ ミカタ カンガエカタ
抄録
幸福とは何か。私たちはなんのために生きているのか-。誰もが一度は心をつかまれるこの問題を手がかりに、思考実験と練習問題を通して、「世界」と「自分」との位置関係の読み解き方を学べる倫理学入門の書。
児童内容紹介
女優として人気の頂点にありながら30歳で命を閉じる。平凡だけど、80歳まで穏やかな生涯をまっとうする。あなたにとっての幸せはどっち?そう言える論拠はなに?「幸福とは何か」について唱えられてきたさまざまの哲学的な主張と議論を検討する、倫理学の入門書。
著者紹介
1955年東京生まれ。東京大学法学部卒業。一橋大学教授、日本法哲学会理事長。法学博士。日本におけるリバタリアニズム研究の第一人者。著書に「自由はどこまで可能か」「権利と人格」など。
目次
序章 本書は何をめざし、何をめざさないか
青山さんと井上さん/人生論ではない「幸福の哲学」/幸福の哲学史/本書の流れ/倫理学に人生経験は必要か?/用語法について/幸福とは本人にとってそれ自体で善いもの/本書の二つの目的/文献について
快楽説とは何か/素朴な説得力/判断の明確さ/人間行動の心理学的説明/快楽には質の相違があるか?/「太った豚よりやせたソクラテス」/「偽りの快楽」に価値はあるか?/経験機械/快楽とは何か? それは単純な感覚か?/快楽はある種の態度か?/快楽は生活全体への満足か?/「経験する自己」と「記憶する自己」/本章のまとめ/発展問題
第1章 快楽説-幸福とは快い心理的状態のことだ
欲求実現説とは何か/快楽説への反論を避けられる/人間行動の心理学的説明/欲求と善との関係/外からの観察の可能性/誤った情報に基づく欲求/パーティーか『リア王』か?/さまざまのおかしな欲求/状況に「適応」する欲求/高価な欲求/見知らぬ乗客/死後の実現は故人を幸福にするか?/過去の欲求/なぜ欲求を理想化するのか?/欲求されざる善、避けようとされない悪/本章のまとめ/発展問題
第2章 欲求実現説-欲求が満たされれば幸福になれる
客観的リスト説とは何か/常識的な考え方との一致/快楽説と欲求実現説の難点を避けられる/測定の容易さ?/それは権威主義か?/それはエリート主義か?/客観的リスト説にもいろいろなものがある/アリストテレスの幸福観/「人間本性」とは何か?/ひとりオオカミと動物園のシカの不幸/快楽は重要でないのか?/「人間本性」にこだわるべきではない/センの潜在能力アプローチ/列挙的リスト説の問題点/<二つの生活>/知識は客観的に善いものか?/道徳性と幸福の微妙な関係/その他の項目/普遍主義か個別主義か?/本章のまとめ/発展問題
第3章 客観的リスト説-幸福を構成する要素が複数存在する
第4章 折衷説-これまでのどの説も部分的にしか正しくなかった
折衷説に至る道/ハイブリッド説/多元主義/折衷説をどのように検討すべきか?/快楽を伴う欲求実現/HDハイブリッド説vs.快楽説vs.欲求実現説/ハイブリッド説は不幸をどう説明するのか?/ハイブリッド説は改善とは言いにくい/快楽あるいは欲求実現/多元主義は改善かもしれない/一足す一は二とは限らない?/複数の価値間の「ふさわしさ」/多元主義への不満/本章のまとめ/発展問題
時間的単位/単位は使い分けられる/生涯全体の幸福はいかに評価すべきか/「生涯のかたち」/上り坂の一生と下り坂の一生/幸福の時間的分布に関する全体論は論駁されていない/物語的統一性/サンクコストにも意味がある?/人生の「朝三暮四」/幸福の総計か平均か?/時間選好を真剣に考える/本章のまとめ/発展問題
第5章 幸福と時間-幸福度判断の時間的単位と時間の向き
幸福論の三国志/思考実験なくして哲学なし/分類とレッテル貼りについて/本書で取り上げられなかった問題
最終章 あとがきに代えて
文献案内
付録 幸福に関する諸説のリスト
人名索引
ユーザレビューはありません
(c) 甲斐市立図書館
戻る
カレンダー
お知らせ
マイページ
ブックリストに登録する
読みたい
今読んでる
読み終わった
資料を評価する
0~5までの値で評価を登録できます。
(増減量0.5)
変更後、[決定]ボタンを押してください。
決定
閉じる
レビューを書く
貸出可 / 2F棚2/YA文庫ノベルズ / / /151/モ/YA / 帯出可
青山さんと井上さん/人生論ではない「幸福の哲学」/幸福の哲学史/本書の流れ/倫理学に人生経験は必要か?/用語法について/幸福とは本人にとってそれ自体で善いもの/本書の二つの目的/文献について
快楽説とは何か/素朴な説得力/判断の明確さ/人間行動の心理学的説明/快楽には質の相違があるか?/「太った豚よりやせたソクラテス」/「偽りの快楽」に価値はあるか?/経験機械/快楽とは何か? それは単純な感覚か?/快楽はある種の態度か?/快楽は生活全体への満足か?/「経験する自己」と「記憶する自己」/本章のまとめ/発展問題
第1章 快楽説-幸福とは快い心理的状態のことだ
欲求実現説とは何か/快楽説への反論を避けられる/人間行動の心理学的説明/欲求と善との関係/外からの観察の可能性/誤った情報に基づく欲求/パーティーか『リア王』か?/さまざまのおかしな欲求/状況に「適応」する欲求/高価な欲求/見知らぬ乗客/死後の実現は故人を幸福にするか?/過去の欲求/なぜ欲求を理想化するのか?/欲求されざる善、避けようとされない悪/本章のまとめ/発展問題
第2章 欲求実現説-欲求が満たされれば幸福になれる
客観的リスト説とは何か/常識的な考え方との一致/快楽説と欲求実現説の難点を避けられる/測定の容易さ?/それは権威主義か?/それはエリート主義か?/客観的リスト説にもいろいろなものがある/アリストテレスの幸福観/「人間本性」とは何か?/ひとりオオカミと動物園のシカの不幸/快楽は重要でないのか?/「人間本性」にこだわるべきではない/センの潜在能力アプローチ/列挙的リスト説の問題点/<二つの生活>/知識は客観的に善いものか?/道徳性と幸福の微妙な関係/その他の項目/普遍主義か個別主義か?/本章のまとめ/発展問題
第3章 客観的リスト説-幸福を構成する要素が複数存在する
第4章 折衷説-これまでのどの説も部分的にしか正しくなかった
折衷説に至る道/ハイブリッド説/多元主義/折衷説をどのように検討すべきか?/快楽を伴う欲求実現/HDハイブリッド説vs.快楽説vs.欲求実現説/ハイブリッド説は不幸をどう説明するのか?/ハイブリッド説は改善とは言いにくい/快楽あるいは欲求実現/多元主義は改善かもしれない/一足す一は二とは限らない?/複数の価値間の「ふさわしさ」/多元主義への不満/本章のまとめ/発展問題
時間的単位/単位は使い分けられる/生涯全体の幸福はいかに評価すべきか/「生涯のかたち」/上り坂の一生と下り坂の一生/幸福の時間的分布に関する全体論は論駁されていない/物語的統一性/サンクコストにも意味がある?/人生の「朝三暮四」/幸福の総計か平均か?/時間選好を真剣に考える/本章のまとめ/発展問題
第5章 幸福と時間-幸福度判断の時間的単位と時間の向き
幸福論の三国志/思考実験なくして哲学なし/分類とレッテル貼りについて/本書で取り上げられなかった問題
最終章 あとがきに代えて
文献案内
付録 幸福に関する諸説のリスト
人名索引