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自由国民社 2017.7
瀬戸内 寂聴
∥著
(2人)
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貸出数: 0冊
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敷島図書館 <411168818>
貸出可 / 一般913.6マ-913.9 / / /914.6/セ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-426-12349-9
13桁ISBN
978-4-426-12349-9
書名ヨミ
アナタ ダケ ジャ ナインデス
著者ヨミ
セトウチ ジャクチョウ
分類記号
914.6
価格
¥1300
出版者ヨミ
ジユウ コクミンシャ
大きさ
19cm
ページ数
223p
抄録
静かな心で判断する、小さな欲望で満足する、世の中は不条理と認める…。夫婦、嫁姑、親子の問題、対人関係や病気など、女性たちの悩みに、瀬戸内寂聴が自身の人生経験に触れながら一つひとつ答える。
著者紹介
1922年徳島市生まれ。東京女子大学卒業。73年中尊寺で得度受戒。岩手県浄法寺町天台寺名誉住職。野間文芸賞、泉鏡花文学賞など受賞多数。2006年文化勲章受章。
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人生の先輩の言葉
(2019/03/16)
あめんぼう/東温市立図書館
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瀬戸内寂聴さんの人生相談本。
私は実は瀬戸内寂聴さんの本を読んだのは初めて。
どうにも女の業の深い人、ドロドロした情念の持ち主、という先入観があり、本を手に取る気になれなかった。
でもテレビに出られている瀬戸内寂聴さんを見ると、無邪気で可愛らしい女性という印象。
そして、皆に愛されている。
その理由はこの本を読んで分かったような気になった。
とにかく読んでいて心が救われる本だった。
それは、最初の質問
「近所の奥さんたちのおしゃべりは考えるだけで憂鬱です」
というお悩みに対して、
まず最初に、
「自分に自信を持ってください。私は、あなたのような人が好きです」
と最初に書かれていた。
そこから心をつかまれた。
まず、自分の悩みを認めてくれる。
そして、だけど、こうした方がいいよ、という風に答えてくれる。
こういう風に返してくれると素直にその人の言葉が入ってくるよな・・・と思った。
また、僧侶だからと言って正しい事、清らかな事ばかり書いてある訳でもなく、例えば、離婚した際、慰謝料はもらった方がいいとか、浮気したダンナと今離婚するのは損だとか、本当に俗っぽい事も書いてあって、だから入ってくるというのがあった。
この本で一番印象的だったのは、
「あえて苦しいほうを選ぶ必要はありません」という言葉。
普通、こういう本では迷った時は苦しい方を選べ、とあるけれど、この本では普通の生活を送る人はいかにもこっちへ行ったら苦しいと思うほうは選ばない方がいいと思う。そういう道を選ぶ方がいい人は限られていて、それは小説家、仏教家、芸術家というものだ、という考えはとても新鮮だった。
仏教に基づいた教えというのも書かれているけれど、それも瀬戸内寂聴さんの豊富な人生経験が書かれているからこそ私には「なるほど」と素直に読める所があった。
これがもし、10代、20代の人が書いた本だとしたら同じ事が書いてあっても全く心に響かなかったと思う。
人生の先輩の言葉として読める本だった。
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貸出可 / 一般913.6マ-913.9 / / /914.6/セ/ / 帯出可
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あめんぼう/東温市立図書館
私は実は瀬戸内寂聴さんの本を読んだのは初めて。
どうにも女の業の深い人、ドロドロした情念の持ち主、という先入観があり、本を手に取る気になれなかった。
でもテレビに出られている瀬戸内寂聴さんを見ると、無邪気で可愛らしい女性という印象。
そして、皆に愛されている。
その理由はこの本を読んで分かったような気になった。
とにかく読んでいて心が救われる本だった。
それは、最初の質問
「近所の奥さんたちのおしゃべりは考えるだけで憂鬱です」
というお悩みに対して、
まず最初に、
「自分に自信を持ってください。私は、あなたのような人が好きです」
と最初に書かれていた。
そこから心をつかまれた。
まず、自分の悩みを認めてくれる。
そして、だけど、こうした方がいいよ、という風に答えてくれる。
こういう風に返してくれると素直にその人の言葉が入ってくるよな・・・と思った。
また、僧侶だからと言って正しい事、清らかな事ばかり書いてある訳でもなく、例えば、離婚した際、慰謝料はもらった方がいいとか、浮気したダンナと今離婚するのは損だとか、本当に俗っぽい事も書いてあって、だから入ってくるというのがあった。
この本で一番印象的だったのは、
「あえて苦しいほうを選ぶ必要はありません」という言葉。
普通、こういう本では迷った時は苦しい方を選べ、とあるけれど、この本では普通の生活を送る人はいかにもこっちへ行ったら苦しいと思うほうは選ばない方がいいと思う。そういう道を選ぶ方がいい人は限られていて、それは小説家、仏教家、芸術家というものだ、という考えはとても新鮮だった。
仏教に基づいた教えというのも書かれているけれど、それも瀬戸内寂聴さんの豊富な人生経験が書かれているからこそ私には「なるほど」と素直に読める所があった。
これがもし、10代、20代の人が書いた本だとしたら同じ事が書いてあっても全く心に響かなかったと思う。
人生の先輩の言葉として読める本だった。