スノーボードが趣味の東野さんが、満を持して皆さんに贈る、いきなりの文庫化！東野さんの粋なはからいが見うけられます、沢山の人に読んでほしいのだと思います。  
　相当スノボに嵌っている東野さんから皆さんに、ウインタースポーツの素晴らしさと、昨今のウインタースポーツ離れの危機感を激しく訴えた内容の作品に成ってます。  
　真面目に、でもどこかユーモアがあり、ハラハラどきどきの内容に目が離せません。  
　映像化されました、２時間の特番でしたが、大物男優を主役に、脇役に映画秘密で主演を張った女優、特番の割にはスキーの疾走感も十分に表現され、なかなか良かったです、これなら、疾風ロンドも映像化してほしい思ったくらいです。  
　シリーズ物では有りませんが次回作の疾風ロンドの方が数段面白いのですが、出来ればこちらを読了後に読んだ方が楽しめると思います。  
　文庫で出版された本作ですが、その後、東野さんのサイン入りで愛蔵版（単行本）も出ており、持っていますが読んでません、なかなか立派な装幀で手放せません。 
　再読しました、真面目な内容なので疾風ロンドより読み応えがあります。 
　立派な本ですが、手放します（二回読めば十分かな？）。