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少女たちは夜歩く
実業之日本社 2018.10
宇佐美 まこと
∥著
(8人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
予約件数: 0件
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竜王図書館 <1012330575>
貸出可 / 書庫一般書 / / /913.6/ウ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-408-53730-6
13桁ISBN
978-4-408-53730-6
書名ヨミ
ショウジョタチ ワ ヨル アルク
著者ヨミ
ウサミ マコト
分類記号
913.6
価格
¥1600
出版者ヨミ
ジツギョウ ノ ニホンシャ
大きさ
19cm
ページ数
285p
抄録
誰もがこの魔界の罠にハマる! 狂気の恋に落ちた女子高生、不治の病に冒された男、死んだ人間が見える女など、街の中心にある城山の魔界にからめとられた人々。この街で次々起こる不穏な事件の真相は…。ミステリー&ホラー。
著者紹介
1957年愛媛県生まれ。「るんびにの子供」で第1回『幽』怪談文学賞短編部門大賞、「愚者の毒」で第70回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞。ほかの作品に「骨を弔う」など。
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絶妙なつながり
(2018/12/20)
あめんぼう/東温市立図書館
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10話からなる短編集。
不思議でちょっと不気味な話が多く、読んでいてそれなりに惹きつけられる。
でも、読み終えた時に何かひとつ足りないな・・・と思う話ばかり・・・と思いきや、中盤のある話からこの短編集の話は全てつながっていたんだと分かる。
そして、つながりの先の話を読んだ時、足りないと思っていた1ピースがピッタリとはまり、きれいに完結した。
薄くて物足りないと思っていた話のどれもがそれぞれ、深みを増したように感じた。
この短編の舞台は愛媛県、松山市・・・と地元の人間なら読んでいてすぐに分かる。
松山城を舞台にしていて、その周辺の東雲神社や女子高校も周辺の様子も、ちょっと違う所もあるけど、ほぼそのまま使われていた。
そして、そこを舞台に登場するのは、
松山城へ続く森で恩師と出会い、恋に落ちる女子高生。
姑の依頼で絵の修復をする修復士の女性。
若い頃の素行により、妻、子供をなくした孤独な老人。
吃音のある子供のことを気にかける保育士の男性。
とある事から夫の浮気を知る主婦。
いなくなった飼猫を探す主婦。
知り合いの男性から一時期、赤ん坊を預かる男性。
高校の美術教師。
彼らが微妙に、共通のキーワードを介してつながっている。
そのつながりが無理がなくて絶妙だった。
人の肩の上にその人の秘密が見えるとか、絵からもうひとつの別の絵が見えてきて、そこに描かれているものが自分に関係しているとか、発想も面白い。
個人的には、なじみのある場所が舞台なので、読んでいて親しみがわいた。
この本では城山に続く登山道は森のように描かれているけど、森というには大げさにしても、そんな風に見えない事もないか・・・と思った。
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不思議でちょっと不気味な話が多く、読んでいてそれなりに惹きつけられる。
でも、読み終えた時に何かひとつ足りないな・・・と思う話ばかり・・・と思いきや、中盤のある話からこの短編集の話は全てつながっていたんだと分かる。
そして、つながりの先の話を読んだ時、足りないと思っていた1ピースがピッタリとはまり、きれいに完結した。
薄くて物足りないと思っていた話のどれもがそれぞれ、深みを増したように感じた。
この短編の舞台は愛媛県、松山市・・・と地元の人間なら読んでいてすぐに分かる。
松山城を舞台にしていて、その周辺の東雲神社や女子高校も周辺の様子も、ちょっと違う所もあるけど、ほぼそのまま使われていた。
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松山城へ続く森で恩師と出会い、恋に落ちる女子高生。
姑の依頼で絵の修復をする修復士の女性。
若い頃の素行により、妻、子供をなくした孤独な老人。
吃音のある子供のことを気にかける保育士の男性。
とある事から夫の浮気を知る主婦。
いなくなった飼猫を探す主婦。
知り合いの男性から一時期、赤ん坊を預かる男性。
高校の美術教師。
彼らが微妙に、共通のキーワードを介してつながっている。
そのつながりが無理がなくて絶妙だった。
人の肩の上にその人の秘密が見えるとか、絵からもうひとつの別の絵が見えてきて、そこに描かれているものが自分に関係しているとか、発想も面白い。
個人的には、なじみのある場所が舞台なので、読んでいて親しみがわいた。
この本では城山に続く登山道は森のように描かれているけど、森というには大げさにしても、そんな風に見えない事もないか・・・と思った。