著者が直木賞候補にあがったことを知り、手に取った本です。爽快な政治エンターテイメント作品で、一気に読み通しました。スーパーウーマンである凛子さんとそれを支える学者でお坊ちゃんの日和。どちらも魅力的で愛すべきキャラクターであり、最後は少々ウルッときた。ストレートすぎる展開で爽快な読後感を感じさせる本だが、最近の男女の立ち位置についても感じた本である。

日本初女性総理大臣の相馬凛子42歳。夫の日和は、初のファーストジェントルマン？として妻を支えようと決意するものの、こちらも初のことでオロオロする事も多い。その日和がしたためた日記形式で描かれる。
近い日本で実際に起きてほしいなぁ。

初の女性総理の夫という立場からの視点にたった話です。
常に国民のことを考え、国民の目線で政策を考えていく総理。
こんな総理大臣がいたら、きっと国も変わっていくと思わせてくれる話でした。