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紫禁城の黄昏 上
完訳
祥伝社 2005.3
R.F.ジョンストン
∥著
中山 理
∥訳
渡部 昇一
∥監修
(1人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
予約件数: 0件
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竜王図書館 <1011469663>
貸出可 / 書庫一般書 / / /222.0/シ/1 / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-396-65032-9
書名ヨミ
シキンジョウ ノ タソガレ
副書名ヨミ
カンヤク
著者ヨミ
ジョンストン レジナルド F.
著者原綴
Johnston Reginald F.
著者ヨミ
ナカヤマ オサム
著者ヨミ
ワタナベ ショウイチ
原書名
原タイトル:Twilight in the forbidden city
分類記号
222.07
価格
¥2000
出版者ヨミ
ショウデンシャ
大きさ
20cm
ページ数
429p
個人件名
溥儀
一般件名
中国 歴史 近代
抄録
清朝最後の皇帝・溥儀のイギリス人家庭教師による歴史の証言。映画「ラストエンペラー」の原作にして、戦前のシナと満洲、日本の関係を知る第一級資料の完全訳。上巻には岩波文庫版未収録を含む第1章から第14章までを収録。
著者紹介
1874~1938年。エディンバラ生まれ。オックスフォード大学卒業。香港総督秘書などを経て、1919~25年に皇帝溥儀の帝師を務めた。
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満州事変の背景がわかる本
(2018/12/21)
山口の駑馬/山陽小野田市立中央図書館
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1934年に発刊された。溥儀の教師であったスコットランド人が著者。当時の背景が、当時の目線で、支那に何が起こっていたかが良くわかる。
現在の我々が、歴史教科書では飛ばされてしまった重大な事実が、ここにはある。
日本は溥儀に裏切られたため、この本は東京裁判では採用されなかった。
溥儀の裏切りに、弟は兄に憤慨した”関東軍が我々を利用したが、我々も関東軍を利用したではないか”と。
支那は満州帝国の一部に過ぎなかった。蒙古の首領たちは満州が支那を征服する際に支援し、支那征服は共同の勝利と考えていた。
故に満州皇帝に忠誠を誓っているだけであり、国民政府に忠誠など誓うはずもなかった。
辛亥革命の後、溥儀は父祖の地に帰れば、清帝国又は満州帝国は存続しえた。
辛亥革命の時、清軍の袁世凱の裏切りにより清帝国は滅び、国民政府が誕生した。が、
国民政府は、支那国民にとっては無政府で治安の乱れをもたらした地獄でしかなかった。
農民であった多くの国民は君主制=秩序であり、国民政府=無秩序と感じており、何度かの君主制復活の兆しを歓迎していた。
少なくとも君主制も良くは無いが、国民政府の悪政はその何十倍も酷いと感じていた。
この本を読んでいると、支那の混乱、満州帝国が出来たのち、人口が大幅に膨れ上がった理由も良くわかる。
国民の本音は、どんな政府でも良かった。秩序と安心を保証してくれる政府であれば。
アメリカの鏡・日本という本によれば
中華民国を名乗る中央政府とは、ただ単に、欧米列強が認めただけの、実質、英米の利権を保護する傀儡でしかなかった。
国内では認める者は少なく、軍閥が各々の地域を治めていた。
満州帝国は、日本と他のいくつかの国も認めたが、英米が認めなかったので、侵略、傀儡政権とされ非難され連盟を脱退した。
即ち、日本は列強では無かったという事に、日本はショックを覚える。
同じ行為をしても、欧米列強は国際秩序を守ったと言い、日本がやれば国際秩序を破り侵略したという。
故に、日本は満州帝国に対し治外法権を放棄し、日本人にも課税するなどの不平等を放棄した。
この行為は、列強のアジア植民地利権を脅かす行動となってしまった。
これ等を読めば、日本の歴史教科書の極東近代史が米国史観の目線でしかない事が良くわかる。
即ち、アジア、日本の目線からの事実が教科書の中から排除されている。
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山口の駑馬/山陽小野田市立中央図書館
現在の我々が、歴史教科書では飛ばされてしまった重大な事実が、ここにはある。
日本は溥儀に裏切られたため、この本は東京裁判では採用されなかった。
溥儀の裏切りに、弟は兄に憤慨した”関東軍が我々を利用したが、我々も関東軍を利用したではないか”と。
支那は満州帝国の一部に過ぎなかった。蒙古の首領たちは満州が支那を征服する際に支援し、支那征服は共同の勝利と考えていた。
故に満州皇帝に忠誠を誓っているだけであり、国民政府に忠誠など誓うはずもなかった。
辛亥革命の後、溥儀は父祖の地に帰れば、清帝国又は満州帝国は存続しえた。
辛亥革命の時、清軍の袁世凱の裏切りにより清帝国は滅び、国民政府が誕生した。が、
国民政府は、支那国民にとっては無政府で治安の乱れをもたらした地獄でしかなかった。
農民であった多くの国民は君主制=秩序であり、国民政府=無秩序と感じており、何度かの君主制復活の兆しを歓迎していた。
少なくとも君主制も良くは無いが、国民政府の悪政はその何十倍も酷いと感じていた。
この本を読んでいると、支那の混乱、満州帝国が出来たのち、人口が大幅に膨れ上がった理由も良くわかる。
国民の本音は、どんな政府でも良かった。秩序と安心を保証してくれる政府であれば。
アメリカの鏡・日本という本によれば
中華民国を名乗る中央政府とは、ただ単に、欧米列強が認めただけの、実質、英米の利権を保護する傀儡でしかなかった。
国内では認める者は少なく、軍閥が各々の地域を治めていた。
満州帝国は、日本と他のいくつかの国も認めたが、英米が認めなかったので、侵略、傀儡政権とされ非難され連盟を脱退した。
即ち、日本は列強では無かったという事に、日本はショックを覚える。
同じ行為をしても、欧米列強は国際秩序を守ったと言い、日本がやれば国際秩序を破り侵略したという。
故に、日本は満州帝国に対し治外法権を放棄し、日本人にも課税するなどの不平等を放棄した。
この行為は、列強のアジア植民地利権を脅かす行動となってしまった。
これ等を読めば、日本の歴史教科書の極東近代史が米国史観の目線でしかない事が良くわかる。
即ち、アジア、日本の目線からの事実が教科書の中から排除されている。