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13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。
幻冬舎 2020.10
房野 史典
∥著
(4人)
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貸出数: 0冊
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敷島図書館 <411201684>
貸出可 / 一般200-299 / / /210.4/ホ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-344-03689-5
13桁ISBN
978-4-344-03689-5
書名ヨミ
ジュウサンサイ ノ キミ ト センゴク ジダイ ノ イクサ ノ ハナシ オ シヨウ
著者ヨミ
ボウノ フミノリ
分類記号
210.47
価格
¥1400
出版者ヨミ
ゲントウシャ
大きさ
19cm
ページ数
345p
一般件名
日本 歴史 室町時代
一般件名
日本 歴史 安土桃山時代
抄録
終わりの見えない戦乱の世、戦国時代の「戦」と「流れ」を芸人・房野が嚙み砕いて解説。桶狭間、長篠、本能寺の変、関ケ原など、現代人が知っておきたい10の戦を取り上げる。『幻冬舎plus』連載に加筆・修正し書籍化。
著者紹介
1980年岡山県生まれ。名古屋学院大学卒業。お笑いコンビ「ブロードキャスト!!」のツッコミ担当。歴史好き芸人ユニット「ロクモンジャー」を結成。著書に「超現代語訳戦国時代」など。
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子どもたちへの歴史入門
(2020/12/03)
子門/筑前町図書館
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歴史は勝利者の側から書かれている、とはよく言われるコトバです。もっとい
うなら、本書で扱われている信長、秀吉、家康たちはことの最初からすべてを
見通していて、なんら迷うことなく歴史を切り拓いていった・・・とまぁそん
なイメージになるのかな。
さすがにマトモな歴史家の方々はそんなことはないのですが、作家さんやアマ
チュアの研究者の人たちが書かれる本の中には、えてしてそんなたぐいのこと
が書いてあったりする。例えば、家康は石田三成や上杉家の動向を読み切った
上で関ヶ原の戦いへと持ち込み、勝利者となった・・・てなぐあいです。
フィクションとして楽しむのならソレでよろしいのですが、ンなことまともに
信じていたら、いい笑いものです!
でもって、本書のことです。
タイトルとか、本文の文体とか、著者紹介の内容(特にお笑いのツッコミ担
当!)なんかで「なんだ、こりゃ!?」てな印象をもっていた僕なのですが
いやこれは僕の不明でした。一見おちゃらけている感じではありますけども
一読すれば(大半の人は)すごくまっとうな内容だと判るハズです。
巻末に挙げられている「参考文献」を見るまでもなく、最新の研究成果を取り
入れてあります。
でもって個人的な意見として付されているコメントが少しヒネりもあるのです
が、的確かつ首肯できる内容です。
評価できる第二は、判らないことは判らないとするその姿勢。これは大切なこ
とです。歴史研究家の鈴木眞哉さんでしたか、「学者たちはわからないことが
あったら沽券に関わるとばかりに、ムリにでも説明しようとしてしまう」とい
った批判をどこかでされておりました。あんましムリしたらどこかでボロがで
るモノです。
第三に、将来、べつの歴史解釈がでてくるかもしれず、現在の学説はあくまで
暫定的なものであることを明言している点でしょうか。
考えると、ぼくの学生時代の歴史像と、現在のソレとは違った処がずいぶんと
あったりします。今後も大きく変貌していく可能性はあるかとおもいます。
タイトルにもある「13歳」の人々の歴史のテキストとして、最良の一冊にな
るのではないでしょうか?
お薦めする所以です。
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子門/筑前町図書館
うなら、本書で扱われている信長、秀吉、家康たちはことの最初からすべてを
見通していて、なんら迷うことなく歴史を切り拓いていった・・・とまぁそん
なイメージになるのかな。
さすがにマトモな歴史家の方々はそんなことはないのですが、作家さんやアマ
チュアの研究者の人たちが書かれる本の中には、えてしてそんなたぐいのこと
が書いてあったりする。例えば、家康は石田三成や上杉家の動向を読み切った
上で関ヶ原の戦いへと持ち込み、勝利者となった・・・てなぐあいです。
フィクションとして楽しむのならソレでよろしいのですが、ンなことまともに
信じていたら、いい笑いものです!
でもって、本書のことです。
タイトルとか、本文の文体とか、著者紹介の内容(特にお笑いのツッコミ担
当!)なんかで「なんだ、こりゃ!?」てな印象をもっていた僕なのですが
いやこれは僕の不明でした。一見おちゃらけている感じではありますけども
一読すれば(大半の人は)すごくまっとうな内容だと判るハズです。
巻末に挙げられている「参考文献」を見るまでもなく、最新の研究成果を取り
入れてあります。
でもって個人的な意見として付されているコメントが少しヒネりもあるのです
が、的確かつ首肯できる内容です。
評価できる第二は、判らないことは判らないとするその姿勢。これは大切なこ
とです。歴史研究家の鈴木眞哉さんでしたか、「学者たちはわからないことが
あったら沽券に関わるとばかりに、ムリにでも説明しようとしてしまう」とい
った批判をどこかでされておりました。あんましムリしたらどこかでボロがで
るモノです。
第三に、将来、べつの歴史解釈がでてくるかもしれず、現在の学説はあくまで
暫定的なものであることを明言している点でしょうか。
考えると、ぼくの学生時代の歴史像と、現在のソレとは違った処がずいぶんと
あったりします。今後も大きく変貌していく可能性はあるかとおもいます。
タイトルにもある「13歳」の人々の歴史のテキストとして、最良の一冊にな
るのではないでしょうか?
お薦めする所以です。