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大乗仏典 2
こころを読む
4 法華経
東京書籍 1987.12
中村 元
∥著
(4人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
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竜王図書館 <1010246625>
貸出可 / 書庫一般書 / / /183/ナ/2 / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-487-75184-5
書名ヨミ
ダイジョウ ブッテン
著者ヨミ
ナカムラ ハジメ
叢書名ヨミ
ココロ オ ヨム
分類記号
183
価格
¥1100
出版者ヨミ
トウキョウ ショセキ
大きさ
19cm
ページ数
258p
一般件名
経典
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子どもたちへの歴史入門
(2020/12/03)
子門/筑前町図書館
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歴史は勝利者の側から書かれている、とはよく言われるコトバです。もっとい
うなら、本書で扱われている信長、秀吉、家康たちはことの最初からすべてを
見通していて、なんら迷うことなく歴史を切り拓いていった・・・とまぁそん
なイメージになるのかな。
さすがにマトモな歴史家の方々はそんなことはないのですが、作家さんやアマ
チュアの研究者の人たちが書かれる本の中には、えてしてそんなたぐいのこと
が書いてあったりする。例えば、家康は石田三成や上杉家の動向を読み切った
上で関ヶ原の戦いへと持ち込み、勝利者となった・・・てなぐあいです。
フィクションとして楽しむのならソレでよろしいのですが、ンなことまともに
信じていたら、いい笑いものです!
でもって、本書のことです。
タイトルとか、本文の文体とか、著者紹介の内容(特にお笑いのツッコミ担
当!)なんかで「なんだ、こりゃ!?」てな印象をもっていた僕なのですが
いやこれは僕の不明でした。一見おちゃらけている感じではありますけども
一読すれば(大半の人は)すごくまっとうな内容だと判るハズです。
巻末に挙げられている「参考文献」を見るまでもなく、最新の研究成果を取り
入れてあります。
でもって個人的な意見として付されているコメントが少しヒネりもあるのです
が、的確かつ首肯できる内容です。
評価できる第二は、判らないことは判らないとするその姿勢。これは大切なこ
とです。歴史研究家の鈴木眞哉さんでしたか、「学者たちはわからないことが
あったら沽券に関わるとばかりに、ムリにでも説明しようとしてしまう」とい
った批判をどこかでされておりました。あんましムリしたらどこかでボロがで
るモノです。
第三に、将来、べつの歴史解釈がでてくるかもしれず、現在の学説はあくまで
暫定的なものであることを明言している点でしょうか。
考えると、ぼくの学生時代の歴史像と、現在のソレとは違った処がずいぶんと
あったりします。今後も大きく変貌していく可能性はあるかとおもいます。
タイトルにもある「13歳」の人々の歴史のテキストとして、最良の一冊にな
るのではないでしょうか?
お薦めする所以です。
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貸出可 / 書庫一般書 / / /183/ナ/2 / 帯出可
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子門/筑前町図書館
うなら、本書で扱われている信長、秀吉、家康たちはことの最初からすべてを
見通していて、なんら迷うことなく歴史を切り拓いていった・・・とまぁそん
なイメージになるのかな。
さすがにマトモな歴史家の方々はそんなことはないのですが、作家さんやアマ
チュアの研究者の人たちが書かれる本の中には、えてしてそんなたぐいのこと
が書いてあったりする。例えば、家康は石田三成や上杉家の動向を読み切った
上で関ヶ原の戦いへと持ち込み、勝利者となった・・・てなぐあいです。
フィクションとして楽しむのならソレでよろしいのですが、ンなことまともに
信じていたら、いい笑いものです!
でもって、本書のことです。
タイトルとか、本文の文体とか、著者紹介の内容(特にお笑いのツッコミ担
当!)なんかで「なんだ、こりゃ!?」てな印象をもっていた僕なのですが
いやこれは僕の不明でした。一見おちゃらけている感じではありますけども
一読すれば(大半の人は)すごくまっとうな内容だと判るハズです。
巻末に挙げられている「参考文献」を見るまでもなく、最新の研究成果を取り
入れてあります。
でもって個人的な意見として付されているコメントが少しヒネりもあるのです
が、的確かつ首肯できる内容です。
評価できる第二は、判らないことは判らないとするその姿勢。これは大切なこ
とです。歴史研究家の鈴木眞哉さんでしたか、「学者たちはわからないことが
あったら沽券に関わるとばかりに、ムリにでも説明しようとしてしまう」とい
った批判をどこかでされておりました。あんましムリしたらどこかでボロがで
るモノです。
第三に、将来、べつの歴史解釈がでてくるかもしれず、現在の学説はあくまで
暫定的なものであることを明言している点でしょうか。
考えると、ぼくの学生時代の歴史像と、現在のソレとは違った処がずいぶんと
あったりします。今後も大きく変貌していく可能性はあるかとおもいます。
タイトルにもある「13歳」の人々の歴史のテキストとして、最良の一冊にな
るのではないでしょうか?
お薦めする所以です。