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とめどなく囁く
幻冬舎 2019.3
桐野 夏生
∥著
(15人)
蔵書数: 2冊
貸出数: 1冊
貸出可能数: 1冊
予約件数: 0件
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竜王図書館 <1012352520>
貸出中 / 1F棚15/913.6オオーコ / / /913.6/キ/ / 帯出可
双葉図書館 <2811021910>
貸出可 / 一般小説913.6ア-ト / / /913.6/キ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-344-03446-4
13桁ISBN
978-4-344-03446-4
書名ヨミ
トメドナク ササヤク
著者ヨミ
キリノ ナツオ
分類記号
913.6
価格
¥1800
出版者ヨミ
ゲントウシャ
大きさ
20cm
ページ数
445p
抄録
相模湾を望む超高級分譲地で、資産家の夫と暮らす早樹。前妻を突然の病気で、前夫を海難事故で亡くしたふたりの再婚生活。そんなある日、もう縁遠くなったはずの、前夫の母親から電話が…。『東京新聞』ほか連載を書籍化。
著者紹介
1951年金沢市生まれ。「OUT」で日本推理作家協会賞、「柔らかな頰」で直木賞、「ナニカアル」で島清恋愛文学賞、読売文学賞受賞。2015年紫綬褒章を受章。
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宙ぶらりんの心は「しんどい」
(2019/08/26)
るなくん/網走市立図書館
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つりに行き、海に船だけを残し、そのまま行方不明となった夫庸介。
ずっと待ち続けた妻の早樹と二人に近い関係者の心理スリラーだと思う。
失踪して3年以上の生死不明は離婚事由となり、7年以上は法律的には
死亡とされることを、初めて知った。
7年の時を過ごし再婚しても、尚、宙ぶらりんのままは、
とても「しんどい・・・」と思う。
早樹さんの幸せを切に願う。
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分からない範疇
(2019/10/16)
あめんぼう/東温市立図書館
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主人公は父親くらいの歳の離れた裕福な男性と結婚した女性。
彼女の前夫は海で行方不明になり、八年間帰りを待つも帰ってこなかった。
その間に出会った今の夫と結婚し、穏やかな日々を過ごしていた彼女に元夫の母親から連絡が入る。
前夫に似た人を見かけたとー。
それを機に彼女は親友、前夫の釣り仲間に連絡を取り、話を聞く。
その中で当時は知らなかった出来事が次々と分かる。
親友が釣り仲間の一員で、その中の一人とつきあっていたこと。
夫が仕事上の悩みがあり、自殺したのではないかということ。
釣りに出かけて他の事をしていた可能性があることー。
さらに、今の夫の娘で、彼女と同じ歳の女性がブログに、彼女たち夫婦の事を悪意をもって書いていることを知る。
読んでいて、ふと以前友達に言われた言葉が浮かんだ。
職場の人間関係に悩んでいた私に、友人は、
「結局、人が何を考えとるかなんて分からんよ。だから、そんなん考えても仕方ない」
と言った。
それを聞いた時、確かにそうだ・・・と思いながらも、でも考えまいとしても考えてしまうんだよな・・・と当時は思っていた。
どこまでも前夫の事、義理の娘の事を考える主人公を見ていて、
この物語の主人公の女性はそれほど今の夫を愛してないのではないか。
今の生活にどこか満足してないのではないか。
さらに、もし今生活に追われて忙しくしていたらこんな風に考える事もないんじゃないか。
心に隙間があるから、これほど過去に心が揺さぶられるのではないか。
そして、まだ会ってもない娘のブログに動揺して恐怖を覚えるのではないか。
あの時、あの人はこう思ってるだろう、ああだろう、と悩む私みたいに・・・。
自分の分からない、どうしようもない事を考え出すととめどなくて、ごうごうと頭の中でそれらがリフレインする・・・。
それがこの本の言いたい事かな・・・と思ってたら後半違う方向に進んで、結末を見るとそういう事じゃなかったのかな・・・と思った。
面白くてすぐに読めたけど、後半はあまり好きじゃなかった。
主人公の女性の言動がチグハグな感じで、話し方も気取った感じなのが好きじゃない。
優しい、理知的と描かれているけど、それは中途半端なものだと感じた。
彼女の母親の考え方が、合理的と書かれているけど、その方が私には好感がもてた。
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双葉図書館 <2811021910>
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るなくん/網走市立図書館
ずっと待ち続けた妻の早樹と二人に近い関係者の心理スリラーだと思う。
失踪して3年以上の生死不明は離婚事由となり、7年以上は法律的には
死亡とされることを、初めて知った。
7年の時を過ごし再婚しても、尚、宙ぶらりんのままは、
とても「しんどい・・・」と思う。
早樹さんの幸せを切に願う。
あめんぼう/東温市立図書館
彼女の前夫は海で行方不明になり、八年間帰りを待つも帰ってこなかった。
その間に出会った今の夫と結婚し、穏やかな日々を過ごしていた彼女に元夫の母親から連絡が入る。
前夫に似た人を見かけたとー。
それを機に彼女は親友、前夫の釣り仲間に連絡を取り、話を聞く。
その中で当時は知らなかった出来事が次々と分かる。
親友が釣り仲間の一員で、その中の一人とつきあっていたこと。
夫が仕事上の悩みがあり、自殺したのではないかということ。
釣りに出かけて他の事をしていた可能性があることー。
さらに、今の夫の娘で、彼女と同じ歳の女性がブログに、彼女たち夫婦の事を悪意をもって書いていることを知る。
読んでいて、ふと以前友達に言われた言葉が浮かんだ。
職場の人間関係に悩んでいた私に、友人は、
「結局、人が何を考えとるかなんて分からんよ。だから、そんなん考えても仕方ない」
と言った。
それを聞いた時、確かにそうだ・・・と思いながらも、でも考えまいとしても考えてしまうんだよな・・・と当時は思っていた。
どこまでも前夫の事、義理の娘の事を考える主人公を見ていて、
この物語の主人公の女性はそれほど今の夫を愛してないのではないか。
今の生活にどこか満足してないのではないか。
さらに、もし今生活に追われて忙しくしていたらこんな風に考える事もないんじゃないか。
心に隙間があるから、これほど過去に心が揺さぶられるのではないか。
そして、まだ会ってもない娘のブログに動揺して恐怖を覚えるのではないか。
あの時、あの人はこう思ってるだろう、ああだろう、と悩む私みたいに・・・。
自分の分からない、どうしようもない事を考え出すととめどなくて、ごうごうと頭の中でそれらがリフレインする・・・。
それがこの本の言いたい事かな・・・と思ってたら後半違う方向に進んで、結末を見るとそういう事じゃなかったのかな・・・と思った。
面白くてすぐに読めたけど、後半はあまり好きじゃなかった。
主人公の女性の言動がチグハグな感じで、話し方も気取った感じなのが好きじゃない。
優しい、理知的と描かれているけど、それは中途半端なものだと感じた。
彼女の母親の考え方が、合理的と書かれているけど、その方が私には好感がもてた。