月刊誌等の短編を集めた連作短編集です、まだまだ続きが有りそうです。主人公が自分の理想を求めながら努力をしている感じがいいです、けっしてスマートとに事件解決に至らないところが今までと違ってちょっと泥臭くて好きです、今後も楽しみです。内容としては、ファンブックの掲載分も入っていたり、ブルーマーダーの後日談がありと全８話と盛り沢山です、面白いです。余談です、以前民放ラジオで有名なパーソナリティーが、この作品を３分間位けなしていました悔しいです、本人は売れ筋の本を一挙読みして本作品について語ったところ、「初めて読む人にも分かる様に、最初に時代背景、人物設定をしっかり明記していないので全然感情移入出来なくてつまらない。」と何度も言っていました、何も知らない人が聞いたら誉田さんの本を手に取らなくなります！書き下ろしの長編でもないのに月刊誌の寄せ集めにわざわざ説明を入れる方がおかしいと思いました、とても変な方の話しでした。

久しぶりに誉田哲也さんの作品を読みました。姫川シリーズの短編集。さらっと読めるお話から少し考えさせられる事件ものまでバラエティに富んでて面白かったです。個人的には最後の２つの連作短編が一番印象的でした。父親の自分としては、居た堪れない事件でした。