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腸詰小僧
曽根圭介短編集
光文社 2019.8
曽根 圭介
∥著
(3人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
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竜王図書館 <1012366348>
貸出可 / 1F棚16/913.6サ-タ / / /913.6/ソ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-334-91299-4
13桁ISBN
978-4-334-91299-4
書名ヨミ
チョウズメ コゾウ
副書名ヨミ
ソネ ケイスケ タンペンシュウ
著者ヨミ
ソネ ケイスケ
分類記号
913.6
価格
¥1700
出版者ヨミ
コウブンシャ
大きさ
19cm
ページ数
272p
内容
内容:腸詰小僧 解決屋 父の手法 天誅 成敗 母の務め 留守番
抄録
フリーライターの西嶋の元を、「腸詰小僧事件」の被害者の父が訪ねてきた。当時12歳だった犯人の「腸詰小僧」に会わせろと言う…。表題作をはじめ、全7編を収録した短編集。『ジャーロ』ほか掲載を書籍化。
著者紹介
1967年静岡県生まれ。早稲田大学商学部中退。「鼻」で日本ホラー小説大賞短編賞、「沈底魚」で江戸川乱歩賞、「熱帯夜」で日本推理作家協会賞<短編部門>を受賞。
内容細目・詳細
1
内容書名
腸詰小僧
内容書名ヨミ
チョウズメ コゾウ
2
内容書名
解決屋
内容書名ヨミ
カイケツヤ
3
内容書名
父の手法
内容書名ヨミ
チチ ノ シュホウ
4
内容書名
天誅
内容書名ヨミ
テンチュウ
5
内容書名
成敗
内容書名ヨミ
セイバイ
6
内容書名
母の務め
内容書名ヨミ
ハハ ノ ツトメ
7
内容書名
留守番
内容書名ヨミ
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(2019/09/27)
あめんぼう/東温市立図書館
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皮肉のきいたブラック味の短編集。
7話収録。
「腸詰小僧」
主人公は記者。
両親と女性を殺害し、ソーセージにした犯人を直接取材した事があり、それを突き止めた被害者の父親が彼に接触してきた。
その父親は犯人の居所を知りたいと言う。
主人公には弟がいるが、弟は今ストーカー女に悩まされている。
弟に借りのある主人公がした事はー。
「解決屋」
殺し屋のスズキとその半生。
「父の手法」
主人公は介護施設で働く女性。
入所者の老人で彼女を見たとたん、怯える男性がいて、彼はやがて自分の犯した罪について語り始める。
主人公はその話が真実なのか、当時の事件を探るー。
「天誅」
児童ポルノ特捜班で、娘の裸をネットにさらす犯人を追う刑事たち。
同級生の少女が父親から性的虐待を受け、何とか彼女を助けようとする小学生の男の子。
刑事たちの話では、やがてネットカフェで犯人らしき男が来店したという情報が入り、小学生の男の子の話では大人たちに相談してもらちが明かず「天誅」と称し男の子は同級生の父親を殺そうとするがー。
「成敗」
元妻に恨みを抱く男性。
彼は犯罪をおかした人間のグループセラピーに参加し、そこで一人の女性と出会う。
彼女は罪を犯した人間を「成敗」する「新選組」のメンバーだと言う。
「母の務め」
誘拐の片棒をかつがされて刑務所に入った息子をもつ母親。
弁当工場で働き、新しく入ったバイトの女性に恋する男性。
全く接点がないと思われる両者にはある接点がー。
「留守番」
家で留守番をする男性。
そこに娘の婚約者と名乗る男性が表れるが、話をしているとどうもつじつまが合わない。
彼は偽物ではないのか疑った主人公がした行動はー。
どの話も皮肉がきいていて、ブラック味が漂っている。
だけど、どこかマンガチックで読んでいてユーモアを感じる。
とにかく、上手に騙された!
そのひと言。
こういう犯罪を犯すのはこういう人だろう・・・という読み手の固定観念を上手に利用して、その思いこみでもって、結末で「あ、そうだったの?」とさせる。
しかも、1話、2話とそういう話だったので、3話目もか、騙されないぞ・・・と読んでいたら、次はこうきたか・・・となる。
とにかく巧みで、それが奇をてらった、という体でないのがいい。
ただ、難を言えば、同じような話が多く、続けて読んでいるとどれがどれか分からなくなるという事。
私はこの本を読んで、自分が固定観念が強い人間なんだな・・・と改めて知った。
イイネ!
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0人中 0人が好評価
それぞれの話がしっかりミステリしてます。
(2019/11/01)
サーバー不調になるので500件以下にして/網走市立図書館
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<少々恐ろしい内容、怖いもの見たさの方以外は御注意願います>
装幀が気になり手にした作品、ミステリ7話の短編集、それぞれの話外れがなく興味そそられる、読書苦手な人でも最後まで読み進めること間違いなし。
本をよく読む人にとっては少々物足りないかもしれませんが、都市伝説的な雰囲気が個々の話に凝縮されている、著者の他の作品も読んでみようと思いました。
イイネ!
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(c) 甲斐市立図書館
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あめんぼう/東温市立図書館
7話収録。
「腸詰小僧」
主人公は記者。
両親と女性を殺害し、ソーセージにした犯人を直接取材した事があり、それを突き止めた被害者の父親が彼に接触してきた。
その父親は犯人の居所を知りたいと言う。
主人公には弟がいるが、弟は今ストーカー女に悩まされている。
弟に借りのある主人公がした事はー。
「解決屋」
殺し屋のスズキとその半生。
「父の手法」
主人公は介護施設で働く女性。
入所者の老人で彼女を見たとたん、怯える男性がいて、彼はやがて自分の犯した罪について語り始める。
主人公はその話が真実なのか、当時の事件を探るー。
「天誅」
児童ポルノ特捜班で、娘の裸をネットにさらす犯人を追う刑事たち。
同級生の少女が父親から性的虐待を受け、何とか彼女を助けようとする小学生の男の子。
刑事たちの話では、やがてネットカフェで犯人らしき男が来店したという情報が入り、小学生の男の子の話では大人たちに相談してもらちが明かず「天誅」と称し男の子は同級生の父親を殺そうとするがー。
「成敗」
元妻に恨みを抱く男性。
彼は犯罪をおかした人間のグループセラピーに参加し、そこで一人の女性と出会う。
彼女は罪を犯した人間を「成敗」する「新選組」のメンバーだと言う。
「母の務め」
誘拐の片棒をかつがされて刑務所に入った息子をもつ母親。
弁当工場で働き、新しく入ったバイトの女性に恋する男性。
全く接点がないと思われる両者にはある接点がー。
「留守番」
家で留守番をする男性。
そこに娘の婚約者と名乗る男性が表れるが、話をしているとどうもつじつまが合わない。
彼は偽物ではないのか疑った主人公がした行動はー。
どの話も皮肉がきいていて、ブラック味が漂っている。
だけど、どこかマンガチックで読んでいてユーモアを感じる。
とにかく、上手に騙された!
そのひと言。
こういう犯罪を犯すのはこういう人だろう・・・という読み手の固定観念を上手に利用して、その思いこみでもって、結末で「あ、そうだったの?」とさせる。
しかも、1話、2話とそういう話だったので、3話目もか、騙されないぞ・・・と読んでいたら、次はこうきたか・・・となる。
とにかく巧みで、それが奇をてらった、という体でないのがいい。
ただ、難を言えば、同じような話が多く、続けて読んでいるとどれがどれか分からなくなるという事。
私はこの本を読んで、自分が固定観念が強い人間なんだな・・・と改めて知った。
サーバー不調になるので500件以下にして/網走市立図書館
装幀が気になり手にした作品、ミステリ7話の短編集、それぞれの話外れがなく興味そそられる、読書苦手な人でも最後まで読み進めること間違いなし。
本をよく読む人にとっては少々物足りないかもしれませんが、都市伝説的な雰囲気が個々の話に凝縮されている、著者の他の作品も読んでみようと思いました。