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クロコダイル・ティアーズ
文藝春秋 2022.9
雫井 脩介
∥著
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蔵書数: 3冊
貸出数: 1冊
貸出可能数: 2冊
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竜王図書館 <1012482327>
貸出可 / 1F棚16/913.6サ-タ / / /913.6/シ/ / 帯出可
敷島図書館 <411225139>
貸出中 / 一般913.6サ-ソ / / /913.6/シ/ / 帯出可
双葉図書館 <2811298807>
貸出可 / 一般小説913.6ア-ト / / /913.6/シ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-16-391598-2
13桁ISBN
978-4-16-391598-2
書名ヨミ
クロコダイル ティアーズ
著者ヨミ
シズクイ シュウスケ
分類記号
913.6
価格
¥1600
出版者ヨミ
ブンゲイ シュンジュウ
大きさ
20cm
ページ数
331p
抄録
夫を殺した犯人は、かつての妻の恋人だった。この男が裁判で「妻に殺害を依頼された」と証言。美しき未亡人は、悪女なのか、それとも…。家族への疑念を描く、静謐なミステリー。『オール讀物』連載を単行本化。
著者紹介
1968年生まれ。愛知県出身。専修大学文学部卒業。「栄光一途」で第4回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。「犯人に告ぐ」で第7回大藪春彦賞を受賞。他の著書に「火の粉」など。
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(2023/05/12)
あめんぼう/東温市立図書館
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面白かった。
あっという間に読み終えた。
老舗の陶磁器店を営む店主の夫婦。
彼らには跡継ぎの一人息子がいたが、男に刺され殺されてしまう。
その男は息子の嫁と以前関係があった。
そして、男の最終判決の下った時、男は自分は嫁に頼まれて息子を殺したのだと訴えた。
その一言は店主夫婦ー特に母親に疑惑を抱かせ、事あるごとに彼女は同居する事になった嫁に違和感を感じるようになる。
自分の息子にDVを受けていたという嫁。
そして、息子の葬式で涙を流さずに噓泣きをしていたらしい嫁。
その事が心にずっと引っ掛かり、ただ一人の孫ももしや自分達の本当の孫ではないのでは?という思いにつながっていく。
読み終えた時に何とも言えない余韻を感じた。
しばらく考えないと飲み込めない。
それくらい私も登場人物ー特に店主夫婦の気持ちに寄り添っていた。
どこまで読んでもずーっと霧の中を歩いているような・・・とにかく真相が分からない。
もやもやしてしまう。
そこがこの本を読みたいと思わせる。
続きが知りたい。
結末がどうなるのか知りたい。
そう思うとページを繰る手がとまらなかった。
人は人を見る時、どれだけ自分の中のフィルターを通して見てるんだろう。
それが正しいかどうか分からなくても。
ただ、この話のような場合、誰でも同じように感じるだろうと思うし、今でも信じられない。
美しく、そつなく、品もある女性がたった一つの事で、一言で感情のない冷たい人間に見えてしまう。
一度そう思いこむとそこから抜け出すのは難しい。
そして、行動が悉く裏目に出てしまう人もいるんだな・・・と思った。
もしや、私もそちら側になる時も今まであったかも知れない。
こんなに考えさせられる話を巧みにさらっと書かれている事に感心した。
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敷島図書館 <411225139>
貸出中 / 一般913.6サ-ソ / / /913.6/シ/ / 帯出可
双葉図書館 <2811298807>
貸出可 / 一般小説913.6ア-ト / / /913.6/シ/ / 帯出可
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あめんぼう/東温市立図書館
あっという間に読み終えた。
老舗の陶磁器店を営む店主の夫婦。
彼らには跡継ぎの一人息子がいたが、男に刺され殺されてしまう。
その男は息子の嫁と以前関係があった。
そして、男の最終判決の下った時、男は自分は嫁に頼まれて息子を殺したのだと訴えた。
その一言は店主夫婦ー特に母親に疑惑を抱かせ、事あるごとに彼女は同居する事になった嫁に違和感を感じるようになる。
自分の息子にDVを受けていたという嫁。
そして、息子の葬式で涙を流さずに噓泣きをしていたらしい嫁。
その事が心にずっと引っ掛かり、ただ一人の孫ももしや自分達の本当の孫ではないのでは?という思いにつながっていく。
読み終えた時に何とも言えない余韻を感じた。
しばらく考えないと飲み込めない。
それくらい私も登場人物ー特に店主夫婦の気持ちに寄り添っていた。
どこまで読んでもずーっと霧の中を歩いているような・・・とにかく真相が分からない。
もやもやしてしまう。
そこがこの本を読みたいと思わせる。
続きが知りたい。
結末がどうなるのか知りたい。
そう思うとページを繰る手がとまらなかった。
人は人を見る時、どれだけ自分の中のフィルターを通して見てるんだろう。
それが正しいかどうか分からなくても。
ただ、この話のような場合、誰でも同じように感じるだろうと思うし、今でも信じられない。
美しく、そつなく、品もある女性がたった一つの事で、一言で感情のない冷たい人間に見えてしまう。
一度そう思いこむとそこから抜け出すのは難しい。
そして、行動が悉く裏目に出てしまう人もいるんだな・・・と思った。
もしや、私もそちら側になる時も今まであったかも知れない。
こんなに考えさせられる話を巧みにさらっと書かれている事に感心した。