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モノレールねこ
文藝春秋 2006.11
加納 朋子
∥著
(9人)
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竜王図書館 <1012482327>
貸出可 / 1F棚16/913.6サ-タ / / /913.6/シ/ / 帯出可
敷島図書館 <411225139>
貸出可 / 一般913.6サ-ソ / / /913.6/シ/ / 帯出可
双葉図書館 <2811298807>
貸出可 / 一般小説913.6ア-ト / / /913.6/シ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-16-325510-9
書名ヨミ
モノレール ネコ
著者ヨミ
カノウ トモコ
分類記号
913.6
価格
¥1524
出版者ヨミ
ブンゲイ シュンジュウ
大きさ
20cm
ページ数
268p
内容
内容:モノレールねこ パズルの中の犬 マイ・フーリッシュ・アンクル シンデレラのお城 セイムタイム・ネクストイヤー ちょうちょう ポトスの樹 バルタン最期の日
抄録
小学生の僕は、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。ある日ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えたが…。表題作ほか、「パズルの中の犬」「シンデレラのお城」など全8編を収録。
著者紹介
1966年北九州市生まれ。文教大学女子短期大学部卒業。「ななつのこ」で鮎川哲也賞、「ガラスの麒麟」で日本推理作家協会賞受賞。ほかの著書に「魔法飛行」「てるてるあした」など。
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(2023/05/12)
あめんぼう/東温市立図書館
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面白かった。
あっという間に読み終えた。
老舗の陶磁器店を営む店主の夫婦。
彼らには跡継ぎの一人息子がいたが、男に刺され殺されてしまう。
その男は息子の嫁と以前関係があった。
そして、男の最終判決の下った時、男は自分は嫁に頼まれて息子を殺したのだと訴えた。
その一言は店主夫婦ー特に母親に疑惑を抱かせ、事あるごとに彼女は同居する事になった嫁に違和感を感じるようになる。
自分の息子にDVを受けていたという嫁。
そして、息子の葬式で涙を流さずに噓泣きをしていたらしい嫁。
その事が心にずっと引っ掛かり、ただ一人の孫ももしや自分達の本当の孫ではないのでは?という思いにつながっていく。
読み終えた時に何とも言えない余韻を感じた。
しばらく考えないと飲み込めない。
それくらい私も登場人物ー特に店主夫婦の気持ちに寄り添っていた。
どこまで読んでもずーっと霧の中を歩いているような・・・とにかく真相が分からない。
もやもやしてしまう。
そこがこの本を読みたいと思わせる。
続きが知りたい。
結末がどうなるのか知りたい。
そう思うとページを繰る手がとまらなかった。
人は人を見る時、どれだけ自分の中のフィルターを通して見てるんだろう。
それが正しいかどうか分からなくても。
ただ、この話のような場合、誰でも同じように感じるだろうと思うし、今でも信じられない。
美しく、そつなく、品もある女性がたった一つの事で、一言で感情のない冷たい人間に見えてしまう。
一度そう思いこむとそこから抜け出すのは難しい。
そして、行動が悉く裏目に出てしまう人もいるんだな・・・と思った。
もしや、私もそちら側になる時も今まであったかも知れない。
こんなに考えさせられる話を巧みにさらっと書かれている事に感心した。
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敷島図書館 <411225139>
貸出可 / 一般913.6サ-ソ / / /913.6/シ/ / 帯出可
双葉図書館 <2811298807>
貸出可 / 一般小説913.6ア-ト / / /913.6/シ/ / 帯出可
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あめんぼう/東温市立図書館
あっという間に読み終えた。
老舗の陶磁器店を営む店主の夫婦。
彼らには跡継ぎの一人息子がいたが、男に刺され殺されてしまう。
その男は息子の嫁と以前関係があった。
そして、男の最終判決の下った時、男は自分は嫁に頼まれて息子を殺したのだと訴えた。
その一言は店主夫婦ー特に母親に疑惑を抱かせ、事あるごとに彼女は同居する事になった嫁に違和感を感じるようになる。
自分の息子にDVを受けていたという嫁。
そして、息子の葬式で涙を流さずに噓泣きをしていたらしい嫁。
その事が心にずっと引っ掛かり、ただ一人の孫ももしや自分達の本当の孫ではないのでは?という思いにつながっていく。
読み終えた時に何とも言えない余韻を感じた。
しばらく考えないと飲み込めない。
それくらい私も登場人物ー特に店主夫婦の気持ちに寄り添っていた。
どこまで読んでもずーっと霧の中を歩いているような・・・とにかく真相が分からない。
もやもやしてしまう。
そこがこの本を読みたいと思わせる。
続きが知りたい。
結末がどうなるのか知りたい。
そう思うとページを繰る手がとまらなかった。
人は人を見る時、どれだけ自分の中のフィルターを通して見てるんだろう。
それが正しいかどうか分からなくても。
ただ、この話のような場合、誰でも同じように感じるだろうと思うし、今でも信じられない。
美しく、そつなく、品もある女性がたった一つの事で、一言で感情のない冷たい人間に見えてしまう。
一度そう思いこむとそこから抜け出すのは難しい。
そして、行動が悉く裏目に出てしまう人もいるんだな・・・と思った。
もしや、私もそちら側になる時も今まであったかも知れない。
こんなに考えさせられる話を巧みにさらっと書かれている事に感心した。