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甲斐市立図書館

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朝が来る
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竜王図書館 <1012077648>
貸出可 / 1F棚17/913.6チ-ハ / /YK/913.6/ツ/  / 帯出可
敷島図書館 <410946941>
貸出可 / 一般913.6タ-ノ / /YK/913.6/ツ/  / 帯出可
双葉図書館 <2811126404>
貸出可 / 一般小説913.6ア-ト / /YK/913.6/ツ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-16-390273-9
13桁ISBN 978-4-16-390273-9
書名ヨミ アサ ガ クル
著者ヨミ ツジムラ ミズキ
分類記号 913.6
価格 ¥1500
出版者ヨミ ブンゲイ シュンジュウ
大きさ 20cm
ページ数 346p
抄録 「子どもを、返してほしいんです」 親子3人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、確かに息子の産みの母の名だった…。『別册文藝春秋』連載を単行本化。
著者紹介 1980年山梨県生まれ。「冷たい校舎の時は止まる」でメフィスト賞を受賞しデビュー。「ツナグ」で吉川英治文学新人賞、「鍵のない夢を見る」で直木賞を受賞。
4人中 4人が好評価
朝が来る
(2016/01/21)
みやさん/西尾市立図書館
こんなに 一生懸命に生きてる。過酷な人生の中に辛さ以上の「生きる強さ」を感じました。 誰か手を差し伸べてほしい。。と願いながら  久々涙がでました。
1人中 1人が好評価
重いテーマですが、スラスラ読める
(2016/08/09)
やまかっちゃん/西尾市立図書館
重いテーマではあるが、スラスラと読めました。ラストは、ひかりにもタイトル通り朝が来て、ホッとした。子供を産めなかった人、理由があって子供を手放さなければならなかった人、それを取り持つ特別養子縁組というシステム含め、子供を持つということを考えさせられた。普通が一番幸せであるということを、改めて感じた作品です。
1人中 1人が好評価
ガッカリ【ネタバレ】
(2020/03/11)
はるちゃん/小郡市立図書館
 親子3人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた「子どもを返してほしい」という一本の電話。
電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、確かに息子の産みの母の名だった· · ·
という序盤の内容から、ミステリーだとばかり思って読み始めたが、特別養子縁組をテーマにした小説だった。

片倉ひかりは中学生の時、同級生の男子と付き合い妊娠し、出産。
子どもを養子に出すが実家の母との確執から家出、
その後は、絵に描いたような転落人生。

住込みで働いていた広島の新聞販売店で知り合った女に
保証人になる書類を偽造され、身に覚えのない借金から
逃れるため横浜に移るもすぐに借金取りに見つかってしまい、職場から多額の金を盗むもバレてしまい、
返済に瀕した ひかりは子どもを養子に出した栗原家に
子どもと引き換えに金を要求する。

が、これも栗原夫妻は「養子縁組の時、泣きながら謝り続け、子どもを託した少女がこんな事をするはずがない、
貴女はいったい誰?」と拒否。

全てが悪い方へ進む、読後感が悪いストーリーだなぁと
辟易しながら読んでいたら、ラスト数ページで
いきなり栗原夫人が子どもと共に登場し、
ひかりに「信じてやれずに申し訳なかった」と謝罪。

何なんだ、この都合のいい お涙頂戴的展開は!
ここ数年に読んだ本の中で上位に入る腹立たしい
小説だった。
0人中 0人が好評価
ドラマとリンク
(2018/07/16)
あめんぼう/東温市立図書館
この本のドラマを昔見た事があって、何となく懐かしいな・・・と思って読んでみた。
だから、読んでいて、「ああ、こんな内容だったな・・・」と思いだしたり、文章からドラマの場面が思い浮かんだりした。
これで見ると、あのドラマは結構原作に忠実に作られていたと思う。
でも、ドラマの方がボリュームの関係か、原作にはないエピソードもあり、ちょっと違う部分もあった。

この物語の主人公は二人の女性。
一人は養子縁組した男児を育てる働く主婦。
タワーマンションの上層階に住み、夫と養子と三人暮らしの彼女のもとに一人の女性が訪ねてくる。
彼女がもう一人の主人公であり、男児の産みの親である女性。
久しぶりに再会した彼女は夫婦に「子供を返して欲しい」と言う。
もしそれが無理なら、お金が欲しいと・・・。
その理由ー彼女がここに来るに至るまで、子供が欲しくてもできなくて養子をとるという決断に至るまでの夫婦の様子が描かれる。

ドラマでは、産みの母親を演じたまだ幼いとも言える女優の演技が初々しくて印象的だった。
子供をいづれ自分の手元から離さなければならない。
その前提で出産を控えてる様子がいじらしかった。
それと同時に、いつも冷静で優しい大人の対応をする、育ての母親の様子にも好感をもてた。
それはこの原作そのまんまだったんだと読んでみて思う。

これを読むと、やはり血のつながりのない子供を育てるというのは、この国ではハードルが高いと思う。
重要な事ではあるけれど、様々な条件が課せられていて、ある程度の子供を育てられる環境、年収、そして若さが求められる。
反対に自分で育てたくても経済的、社会的な理由で育てられない女性。
双方ともに、彼らに対する世間の目は温かいものだけじゃない。
そして、二つの願いは一致しているものの、それを結びつけるのは簡単じゃない。

今回、この本では育ての親の女性が良識のある優しい人だから良い話になっているけど、違うタイプの人なら全く別の印象の話になってたんだと思う。
私がもし、若い女性で、こんな風に自分の事を扱ってくれて、対応してくれたらどんなに嬉しいだろうと思うし、素直な気持ちになれるだろうと思った。

結末に関しては、少し物足りないな・・・といのが正直な感想で、もっと主人公たちのその後が知りたいな・・・と思った。

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