伊坂さんのシリーズは、何を読んでも面白い！
言葉遊びがあって、文章の表現がとても好きです。                   

読み始めたらその先の展開が気になってページをめくる手が止まらない！そんな一気に読みたくなる作品でした。「死神の精度」を先に読んでからこの作品を手にすることをオススメします。井坂さんの描く「理不尽な不幸」は容赦がなさすぎて途中読んでいてしんどくなりましたが、最後はすっきりしました。ローマの詩人、ホラティウスの詩に出てくる「その日を摘め」という言葉が作品の中に出てきたのですが、今日という花を摘め、今この瞬間を楽しめ。良い言葉だなと思いました。