総理に瓜二つの容姿をもち、そのものまね芸を得意とする売れない舞台役者が、瀕死の総理になり変わる話。

政治の世界をわかりやすく描いてある点は面白かったが、
主人公は「衆議院と参議院の違いも分からないノンポリ」
という設定に難あり。

野党や官僚との対決、大使館で起こったテロ、
国民への説明等、全てにおいて冷静沈着・臨機応変・
理路整然· · ·と、ベテラン議員のレベルを超えている。

設定とのギャップが大きすぎて、最初から最後まで
違和感がつきまとってしまったのが残念。

総理の替え玉！？突拍子もない話なのかと思いつつも引き込まれます。政治家の一面もおもしろく読めます。葛藤しながら学び役割を全うしようとする主人公の姿は胸に響き、さまざまな想いを残してくれます。おすすめです。

久しぶりに面白く読ませていただきました。政治にしがらみのない、総理そっくりのものまね芸人が、自分の思ったままに、替え玉になり、政治を動かしている。とっても爽快で楽しい本でした。