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代理母、はじめました
蔵書数: 1冊 貸出数: 1冊
貸出可能数: 0冊 予約件数: 0件
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資料の状況
竜王図書館 <1012425409>
貸出中 / 1F棚15/913.6オオーコ / / /913.6/カ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-12-005392-4
13桁ISBN 978-4-12-005392-4
書名ヨミ ダイリボ ハジメマシタ
著者ヨミ カキヤ ミウ
分類記号 913.6
価格 ¥1600
出版者ヨミ チュウオウ コウロン シンシャ
大きさ 20cm
ページ数 295p
抄録 独身のまま子供が欲しい、もう不妊治療をやめたい…。貧困と虐待から脱するため、代理母ビジネスを始めた少女ユキ。葛藤と不合理だらけの“命”の現場で、医師の芽衣子やゲイのミチオと共に、女たちの自由を求めて立ち上がる!
著者紹介 1959年兵庫県生まれ。「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し、デビュー。ほかの著書に「うちの子が結婚しないので」「希望病棟」など。
1人中 1人が好評価
安易なストーリー展開
(2021/10/19)
あめんぼう/東温市立図書館
この人の書く本は何だか途中からご都合主義でストーリーが進んで安易にハッピーエンドで終わるというのがパターンだったけど、この本は特にそれが顕著だった。
本当に、激しくネタバレ内容になるので、まだ読んでない方はこのレビューは見ない方がいいです。

主人公は二人。
10代の少女と婦人科の女医。
10代の少女、ユキは母親が家出してから、義理の父親と妹、弟と暮らしている。
金に困った父親はユキに代理母をさせ、大金を手に入れる。
二度とそんな体験をしたくないと思ったユキは男友達と家出。
何だかんだあってタワーマンションの最上階に住むことになる。
やがて、自分の代理母の経験からお金に困っている女性と子供が欲しい人との橋渡しの仕事をしようと思うようになるユキ。
一方、婦人科医の芽衣子は仕事を通して、様々な理由で子供が欲しくて代理母を望む女性を見る。
・・・という事で、代理母の側、それを望む側、それぞれの目線で描かれたストーリーになっている。

そこが焦点でないからというのは分かるけど、代理母になった少女の妊娠しているくだりはほとんど描かれていなくて、彼女の辿る運命の展開もあまりにスピーディーでその分、安易に感じられた。
家出したと思ったら、その数日後か時間の経たない内にタワーマンションの最上階に住んだり、まだ10代なのに代理母の斡旋業を始めたり、一緒に家出した男友達がゲイでパソコン知識に優れている・・・なんて、あまりに出来過ぎでストーリーが薄っぺらい。
テーマにしている事は重いのに。
結末もあまりに大団円すぎる。
家出してた母親が戻ってきて偶然出会ったり、父親が死んだり・・・。

代理母というものに興味がなかったり、自分に関係のない人はその内容をほとんど知らないと思う。
私もそう。
だから、代理母というものをこの本を通して知る事ができるのはいいかもしれない。

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