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土の記 下
新潮社 2016.11
高村 薫
∥著
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竜王図書館 <1012253017>
貸出可 / 1F棚16/913.6サ-タ / / /913.6/タ/2 / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-10-378410-4
13桁ISBN
978-4-10-378410-4
書名ヨミ
ツチ ノ キ
著者ヨミ
タカムラ カオル
分類記号
913.6
価格
¥1500
出版者ヨミ
シンチョウシャ
大きさ
20cm
ページ数
251p
抄録
雨の下でにわか農夫はじっと息を殺し、晴れれば嬉々として田んぼへ飛び出す。男は土を耕し、鯰と遊ぶ。始まりも終わりもない、果てしない人間の物思いと、天と地と、生命のポリフォニー。『新潮』連載を加筆修正。
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田っ転がしはズルズル押せない
(2018/10/16)
ゲンゴロウ/甲斐市立図書館
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主人公が今年は田の草が多いからと、中耕除草機をひさしぶりに取り出して「ズルズル押して除草している」との記載。
むむっ中耕除草機すなわち田っ転がしは、ズルズル押しても動かないのだ。腰を入れていったん自身に引き付けてグッと前に押し出す。この繰り返しが真夏の炎天下では、甲州方言風にいえば「えらくたいへんどお」。作品の表記は労働実感とはかけ離れ、作業の何たるかを把握していない。作者にこんなレクチャーをしたのは奈良盆地の耕作者なのだろうか、、、。
『土の記』というタイトルを支えるだけの稲つくりを、作者は把握できていない。
なお、田っ転がしの姿を、竜王農振地区では見かけなくなって久しい。ただ混合燃料で動く中耕除草機を使っている方はいる。
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(c) 甲斐市立図書館
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ゲンゴロウ/甲斐市立図書館
むむっ中耕除草機すなわち田っ転がしは、ズルズル押しても動かないのだ。腰を入れていったん自身に引き付けてグッと前に押し出す。この繰り返しが真夏の炎天下では、甲州方言風にいえば「えらくたいへんどお」。作品の表記は労働実感とはかけ離れ、作業の何たるかを把握していない。作者にこんなレクチャーをしたのは奈良盆地の耕作者なのだろうか、、、。
『土の記』というタイトルを支えるだけの稲つくりを、作者は把握できていない。
なお、田っ転がしの姿を、竜王農振地区では見かけなくなって久しい。ただ混合燃料で動く中耕除草機を使っている方はいる。