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甲斐市立図書館

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土の記 上
蔵書数: 1冊 貸出数: 1冊
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竜王図書館 <1012253009>
貸出中 / 1F棚16/913.6サ-タ / / /913.6/タ/1 / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-10-378409-8
13桁ISBN 978-4-10-378409-8
書名ヨミ ツチ ノ キ
著者ヨミ タカムラ カオル
分類記号 913.6
価格 ¥1500
出版者ヨミ シンチョウシャ
大きさ 20cm
ページ数 248p
抄録 東京の大学を出て関西の大手メーカーに就職し、奈良県は大宇陀の旧家の婿養子となった伊佐夫。妻を交通事故で失い、古希を迎えた伊佐夫は、残された棚田で黙々と米をつくる…。『新潮』連載を加筆修正。
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ヒノヒカリ栽培者から見た『土の記』
(2018/10/16)
ゲンゴロウ/甲斐市立図書館
2018年台風が日本列島を通過するたびに、大雨となる。釜無川からの取水を止めて祖母川が落水。泥鰌やハヤが祖母川を行き来する。いつもの情景だが、今秋はいつもの生き物とはちがう動きが現れた。丈40センチはある鯰だ。これは獲らなくてはと東祖母川に降りて、鯰を追いかけた。
そういえば『土の記』の主人公は、鯰を田んぼで飼っていたなと思いだす。
社会派ミステリー作家の初の純文学作品で、なんと三つの賞を受賞した作品だ。とはいえ関心があるのは、奈良中山間地でのヒノヒカリ栽培の仕方だ。竜王農振地区でヒノヒカリ栽培10年となる者として、奈良の特産米ヒノヒカリの作付け手法を『土の記』から読み取ろうと手に取った。
三畝程度の田んぼがならぶ棚田に、溝切りをおこなう主人公が登場する。こんなに狭い田んぼでも溝切りするのかと、疑問符が点灯した。実は竜王農振地区で溝切りを見かけたことがないから、一反前後が多い竜王農振地区でおこなっていないのに三畝程度で行っていることが驚きだった。田植え後週一で畝間を歩けば足跡溝ができるからそれで十分だろうに、、、、。わざわざ溝切り、なのか。(下へ続く)

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