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毒母ですが、なにか
新潮社 2017.10
山口 恵以子
∥著
(9人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
予約件数: 0件
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竜王図書館 <1012293807>
貸出可 / 1F棚19/913.6モロ914.6カ / / /913.6/ヤ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-10-351251-6
13桁ISBN
978-4-10-351251-6
書名ヨミ
ドクハハ デスガ ナニカ
著者ヨミ
ヤマグチ エイコ
分類記号
913.6
価格
¥1500
出版者ヨミ
シンチョウシャ
大きさ
20cm
ページ数
296p
抄録
10代で両親を亡くし、猛烈な努力で人生を切り開くりつ子。東大合格、名家御曹司との結婚、双子誕生。そんな彼女は、子どもたちに最高の教育を与えることを次なる目標に定め…。幸せを求めて猛進する女のブラックコメディ。
著者紹介
1958年東京生まれ。早稲田大学卒。作家。「月下上海」で松本清張賞を受賞。ほかの著書に「トコとミコ」「風待心中」など。
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足元の幸せをみつけれないブラックコメディー
(2018/08/18)
やまかっちゃん/西尾市立図書館
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足元の幸せに気づかず、ないものねだりに固執する女性の物語。
確かに不幸な面もあるが、ここまで母親と娘のすれ違いはコミカルを通り越して悲しくも感じられる。
何事も、そこそこがいいと思えた本でした。
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1人中 1人が好評価
方向性の違い
(2020/02/07)
あめんぼう/東温市立図書館
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初めて読んだ作者の本。
中々面白かった。
主人公は若い頃に両親をなくし、祖父母に育てられた女性。
彼女は美しく頭もよく、育ててくれた祖父母は裕福な名家・・・と、何もかも揃った女性で、やがて東大を出て、名家に嫁ぐ。
夫は優しい人柄の男性だったが、姑、小姑は性格が悪く、姑には最初に出来た子どもを中絶するようにと言われる。
その後に生まれた双子の男の子と女の子。
男の子の方は出来がいいが、女の子はグズで彼女の思うように育たず、苛立ちを子供にぶつけてしまうようになる。
やがて、子供を名門校に入れるべく彼女は奮闘する。
タイトルに「毒親」とあるけど、私からすると、この主人公の女性は毒親というよりも教育ママというイメージだった。
毒親っていうのはもっと、子供の事だけでなく、自分だけに意識がいっている人だし、子供の足を引っ張る人、夫婦ともに似たような感覚でもっと狡猾で外面がいい、というのが多いと思う。
それで言うと、この人はかなり感情的になっているものの、理性的な面もあるし、父親は子供を愛している。
結果的に子供が成功者になっているのを見ると一概に悪いとも言えないのでは・・・と思う。
むしろ、子供の様子を見ていると、主人公目線で見るせいか、私もイライラする所もあった。
ただ、毒親という言葉は広く使われていて、定義もちゃんとないので、これが毒親だと思えばその人にとっては毒親なんだろうと思う。
タイトルからして子供と毒母のことばかりを書いてあるのかと思いきや、最初は主人公の生い立ちを描いていて、ここ、そんなに丁寧に書く必要あるかな?と思ったけど、それがあって彼女の心情が理解できるというのがあった。
だから、イライラする気持ちや自分だけがのけ者になっているという疎外感もよく分かった。
ずっと自分の確たる居場所のなかった人だったんだと思う。
どんなに完璧にやっても認められない虚しさ。
自分がこんだけ頑張ったんだから子供も・・・と思う。
いつも、どこか満たされない気持ちがあって、それを身近な者に求めてしまったー。
・・・と、真面目ぶって感想を書いてるけど、物語のイメージとしてはシリアスというよりはどこかコミカルだった。
特に主人公が腹が立つ姑、小姑、子供に悪態をついたり、悪口を心の中で言ったり呟いたりするのには何となく読んでてスッキリした。
もっと言ってやれ!と思った。
毒母の主人公よりも周りの人間に私も腹が立った。
人が良くて優しいと描かれている夫も勝手なもんだと思う。
彼女は出来る人なんだから、子供に期待する分、自分自身が成功するように動いたら良かったんだ・・・と思う。
その方向性の違いが悲劇(喜劇?)を生んだ。
結末は主人公がしたたかにしぶとく生きている様子がうかがえて良かった。
新しい目的ができたんだね・・・。
また、この作者の本は別のを読んでみようと思う。
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利用者の方からのレビューです。
(2022/08/30)
西都市立図書館/西都市立図書館
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双子誕生にて今までの屈辱を闘争心に変え次々と目標を実現してきた。
しかし息子の急死によって娘に最高の教育をあたえるためにひとり暴走し最後は全てを失う母親。
なんとなく同じ母親として気持ちがわかる気がします。
やはり子供には幸福になって欲しいものです。
イイネ!
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(c) 甲斐市立図書館
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貸出可 / 1F棚19/913.6モロ914.6カ / / /913.6/ヤ/ / 帯出可
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やまかっちゃん/西尾市立図書館
確かに不幸な面もあるが、ここまで母親と娘のすれ違いはコミカルを通り越して悲しくも感じられる。
何事も、そこそこがいいと思えた本でした。
あめんぼう/東温市立図書館
中々面白かった。
主人公は若い頃に両親をなくし、祖父母に育てられた女性。
彼女は美しく頭もよく、育ててくれた祖父母は裕福な名家・・・と、何もかも揃った女性で、やがて東大を出て、名家に嫁ぐ。
夫は優しい人柄の男性だったが、姑、小姑は性格が悪く、姑には最初に出来た子どもを中絶するようにと言われる。
その後に生まれた双子の男の子と女の子。
男の子の方は出来がいいが、女の子はグズで彼女の思うように育たず、苛立ちを子供にぶつけてしまうようになる。
やがて、子供を名門校に入れるべく彼女は奮闘する。
タイトルに「毒親」とあるけど、私からすると、この主人公の女性は毒親というよりも教育ママというイメージだった。
毒親っていうのはもっと、子供の事だけでなく、自分だけに意識がいっている人だし、子供の足を引っ張る人、夫婦ともに似たような感覚でもっと狡猾で外面がいい、というのが多いと思う。
それで言うと、この人はかなり感情的になっているものの、理性的な面もあるし、父親は子供を愛している。
結果的に子供が成功者になっているのを見ると一概に悪いとも言えないのでは・・・と思う。
むしろ、子供の様子を見ていると、主人公目線で見るせいか、私もイライラする所もあった。
ただ、毒親という言葉は広く使われていて、定義もちゃんとないので、これが毒親だと思えばその人にとっては毒親なんだろうと思う。
タイトルからして子供と毒母のことばかりを書いてあるのかと思いきや、最初は主人公の生い立ちを描いていて、ここ、そんなに丁寧に書く必要あるかな?と思ったけど、それがあって彼女の心情が理解できるというのがあった。
だから、イライラする気持ちや自分だけがのけ者になっているという疎外感もよく分かった。
ずっと自分の確たる居場所のなかった人だったんだと思う。
どんなに完璧にやっても認められない虚しさ。
自分がこんだけ頑張ったんだから子供も・・・と思う。
いつも、どこか満たされない気持ちがあって、それを身近な者に求めてしまったー。
・・・と、真面目ぶって感想を書いてるけど、物語のイメージとしてはシリアスというよりはどこかコミカルだった。
特に主人公が腹が立つ姑、小姑、子供に悪態をついたり、悪口を心の中で言ったり呟いたりするのには何となく読んでてスッキリした。
もっと言ってやれ!と思った。
毒母の主人公よりも周りの人間に私も腹が立った。
人が良くて優しいと描かれている夫も勝手なもんだと思う。
彼女は出来る人なんだから、子供に期待する分、自分自身が成功するように動いたら良かったんだ・・・と思う。
その方向性の違いが悲劇(喜劇?)を生んだ。
結末は主人公がしたたかにしぶとく生きている様子がうかがえて良かった。
新しい目的ができたんだね・・・。
また、この作者の本は別のを読んでみようと思う。
西都市立図書館/西都市立図書館
しかし息子の急死によって娘に最高の教育をあたえるためにひとり暴走し最後は全てを失う母親。
なんとなく同じ母親として気持ちがわかる気がします。
やはり子供には幸福になって欲しいものです。