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やりなおし世界文学
新潮社 2022.5
津村 記久子
∥著
(2人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
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竜王図書館 <1012471825>
貸出可 / 1F棚12/900-910.268 / / /904/ツ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-10-331983-2
13桁ISBN
978-4-10-331983-2
書名ヨミ
ヤリナオシ セカイ ブンガク
著者ヨミ
ツムラ キクコ
分類記号
904
価格
¥1800
出版者ヨミ
シンチョウシャ
大きさ
19cm
ページ数
331p
一般件名
文学
抄録
「ボヴァリー夫人」は前代未聞のだめな女? 「ねじの回転」は家具の組み立ての話? 古今東西の92作を取り上げ、物語の味わいを凝縮した世界文学案内。『本の時間』連載などに書下ろしを加えて単行本化。
著者紹介
1978年大阪市生まれ。「君は永遠にそいつらより若い」で太宰治賞、「ミュージック・ブレス・ユー!!」で野間文芸新人賞、「ポトスライムの舟」で芥川賞を受賞。
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おそるべし、津村記久子!
(2022/08/24)
unofficial ファン倶楽部/和泉市立図書館
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こんな書評あるいは読書案内ってあっただろうか?
すぐに浮かぶのは『文芸漫談』(いとうせいこう×奥泉光)と斉藤美奈子
さんの書評か。本音で語るスタイルがとにかく面白い。
対して正統な文学論、作品論をベースに読書案内するタイプは丸谷才一と
湯川豊さんの一連の対談本と、各新聞の書評欄があり、まじめな内容ある
いはお堅いイメージがある。
前者も後者も読書の参考に重宝しているが、傾向があるとしたら評者の本
音が前面に出た書評が増えてきている気がする。
最近読んだ『『罪と罰』を読まない』(三浦しをんさん、岸本佐知子さん
等による対談本)は明らかに前者の最たるものだろう。
津村さんが読んだ92作品の内、私が読んだことのある小説を数えてみた。
36作品だった。うん、結構読んでいるかもと思いつつも、あらすじを
思い出せないのがいくつかあった(-_-;) 残りの56作品は手が出せなか
ったかそもそも知らなかったものばかり。
津村さんの世界文学の「感想」は、独特な突込みに溢れている。「知らん
がな」と突き放したり、頭がからっぽな人の「性根が腐っていく」とか、
「アホな」とか、「しょうもない」とかの表現が多用されていて、一瞬、
こんなことを書いていいのと戸惑うのだが、そこから作品の素晴らしさに
入っていく手練手管に感心することしきりであった。
『華麗なるギャツビー』はそんな感じ方をするんだ、やれやれ、と言って
しまうかもしれないハルキさんの姿が目に浮かぶなあ・・・
『カラマーゾフの兄弟』のそんなところに突っ込みを入れるなんて、こ
りゃまいったなあ、と苦笑いをする亀山郁夫先生・・・。
わはは、おそるべし、津村記久子( ̄◇ ̄; (私の想像です)
前から気になっていた『灯台へ』。なかなか手が出せなかったけど、津
村さんに背を押されて読むことにしました。ハードルを下げてくれた感
じで、有難かった。ありがとう!
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貸出可 / 1F棚12/900-910.268 / / /904/ツ/ / 帯出可
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unofficial ファン倶楽部/和泉市立図書館
すぐに浮かぶのは『文芸漫談』(いとうせいこう×奥泉光)と斉藤美奈子
さんの書評か。本音で語るスタイルがとにかく面白い。
対して正統な文学論、作品論をベースに読書案内するタイプは丸谷才一と
湯川豊さんの一連の対談本と、各新聞の書評欄があり、まじめな内容ある
いはお堅いイメージがある。
前者も後者も読書の参考に重宝しているが、傾向があるとしたら評者の本
音が前面に出た書評が増えてきている気がする。
最近読んだ『『罪と罰』を読まない』(三浦しをんさん、岸本佐知子さん
等による対談本)は明らかに前者の最たるものだろう。
津村さんが読んだ92作品の内、私が読んだことのある小説を数えてみた。
36作品だった。うん、結構読んでいるかもと思いつつも、あらすじを
思い出せないのがいくつかあった(-_-;) 残りの56作品は手が出せなか
ったかそもそも知らなかったものばかり。
津村さんの世界文学の「感想」は、独特な突込みに溢れている。「知らん
がな」と突き放したり、頭がからっぽな人の「性根が腐っていく」とか、
「アホな」とか、「しょうもない」とかの表現が多用されていて、一瞬、
こんなことを書いていいのと戸惑うのだが、そこから作品の素晴らしさに
入っていく手練手管に感心することしきりであった。
『華麗なるギャツビー』はそんな感じ方をするんだ、やれやれ、と言って
しまうかもしれないハルキさんの姿が目に浮かぶなあ・・・
『カラマーゾフの兄弟』のそんなところに突っ込みを入れるなんて、こ
りゃまいったなあ、と苦笑いをする亀山郁夫先生・・・。
わはは、おそるべし、津村記久子( ̄◇ ̄; (私の想像です)
前から気になっていた『灯台へ』。なかなか手が出せなかったけど、津
村さんに背を押されて読むことにしました。ハードルを下げてくれた感
じで、有難かった。ありがとう!