２０代のころの愛読書「深夜特急」が、どのような経緯で世の中にでてきたのかがわかる本。「深夜特急」で旅に憧れ、夢見ていたころを懐かしく思い出した。「旅に教科書はない。教科書をつくるのはあなただ」という最後の文章に感銘を受けた。２０代なら２０代の旅、５０代なら５０代の旅と、見える世界や学ぶ事は、たくさんあると勇気づけられる。ただ、「深夜特急」のよう旅はもうできないないなぁという気持ちと、若いころ作者のエッセイを読みまくったなつかしさを感じるエッセイです。