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長女たち
新潮社 2014.2
篠田 節子
∥著
(6人)
蔵書数: 2冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 2冊
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竜王図書館 <1012009435>
貸出可 / 書庫一般書 / / /913.6/シ/ / 帯出可
双葉図書館 <2811103858>
貸出可 / 一般小説913.6ア-ト / / /913.6/シ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-10-313363-6
13桁ISBN
978-4-10-313363-6
書名ヨミ
チョウジョタチ
著者ヨミ
シノダ セツコ
分類記号
913.6
価格
¥1600
出版者ヨミ
シンチョウシャ
大きさ
20cm
ページ数
280p
内容
内容:家守娘 ミッション ファーストレディ
抄録
当てにするための長女と、慈しむための他の兄妹。それでも長女は、親の呪縛から逃れられない。親の変容と介護に振り回される女たちの苦悩と、失われない希望を描く連作小説。『小説新潮』掲載を大幅に改稿し単行本化。
著者紹介
1955年東京都生まれ。東京学芸大学卒。「絹の変容」で小説すばる新人賞、「女たちのジハード」で直木賞、「仮想儀礼」で柴田錬三郎賞を受賞。
内容細目・詳細
1
内容書名
家守娘
内容書名ヨミ
イエモリムスメ
2
内容書名
ミッション
内容書名ヨミ
ミッション
3
内容書名
ファーストレディ
内容書名ヨミ
ファースト レディ
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(2018/10/24)
あめんぼう/東温市立図書館
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歳老いた親と長女との関係を描いた3話からなる短編集。
「家守娘」
認知症の母親と二人暮らしの女性。
母親の症状はどんどん悪化して、やがて彼女は仕事を辞めて貯金をきりくずしながら母親の面倒をみることになる。
そんな大変さをただ一人の妹は分かってくれず、孤独でストレスのたまる生活の中、彼女は一人の男性と出会うがー。
何となく、この話を読んでいて「女たちのジハード」を思いだした。
出来事が二転、三転して、どうなるんだろう?と思っていたら、自分の思いの範疇の外で何とかなってしまうというー。
認知症の母親といるのがつらい上に、分かってくれる人がいないというのがつらい、孤独だというのがひしひしと伝わったし、何だかんだ言ってもやはりお金が解決してくれるんだな・・・と思ったりした。
「ミッション」
事故で亡くなった恩師の意思を引き継ぎ、未開の地で医師をする事になった女性。
恩師の活動により、その村では突然死が減り、健康状態が良くなっていたが、彼の死後、村人たちは以前の食生活、薬草医に頼る生活にかえっていた。
なるほど、と思う話。
健康な内にコトリと寿命を終えたい。
その願いと一見いいと思われる寿命を延ばし、健康的な生活を送るという事が重ならない、相対しているという事が何とも皮肉。
そして、良かれと思ってする事がそうでない事もあるという・・・それは今の日本の現状でもいえる事だと思った。
それと、全く違う生活をしているのに、未開地と先進国の老人の姿が重なるというのも皮肉だと思った。
「ファーストレディ」
糖尿病の母親の代わりに、医師でボランティア活動をする父親のファーストレディ役をしている女性。
かつては美しく、病院の事務をしていた母親は自堕落な生活で太り糖尿病になった。
そして、姑にいびられた事を愚痴り、世話をする主人公につらく当たる。
母親の症状はどんどん悪化して腎臓の手術を余儀なくされる事となりー。
タイトルでは「長女たち」となっているけど、長女でなくても長女的な役割をしている人や同じように親の介護をしている人には共感できる内容だと思う。
内容はこんな感じだけど、何故か読んでいて暗い気持ちにはならなかった。
最後の話では思わず、ある場面で表紙を見直してしまった。
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貸出可 / 書庫一般書 / / /913.6/シ/ / 帯出可
双葉図書館 <2811103858>
貸出可 / 一般小説913.6ア-ト / / /913.6/シ/ / 帯出可
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あめんぼう/東温市立図書館
「家守娘」
認知症の母親と二人暮らしの女性。
母親の症状はどんどん悪化して、やがて彼女は仕事を辞めて貯金をきりくずしながら母親の面倒をみることになる。
そんな大変さをただ一人の妹は分かってくれず、孤独でストレスのたまる生活の中、彼女は一人の男性と出会うがー。
何となく、この話を読んでいて「女たちのジハード」を思いだした。
出来事が二転、三転して、どうなるんだろう?と思っていたら、自分の思いの範疇の外で何とかなってしまうというー。
認知症の母親といるのがつらい上に、分かってくれる人がいないというのがつらい、孤独だというのがひしひしと伝わったし、何だかんだ言ってもやはりお金が解決してくれるんだな・・・と思ったりした。
「ミッション」
事故で亡くなった恩師の意思を引き継ぎ、未開の地で医師をする事になった女性。
恩師の活動により、その村では突然死が減り、健康状態が良くなっていたが、彼の死後、村人たちは以前の食生活、薬草医に頼る生活にかえっていた。
なるほど、と思う話。
健康な内にコトリと寿命を終えたい。
その願いと一見いいと思われる寿命を延ばし、健康的な生活を送るという事が重ならない、相対しているという事が何とも皮肉。
そして、良かれと思ってする事がそうでない事もあるという・・・それは今の日本の現状でもいえる事だと思った。
それと、全く違う生活をしているのに、未開地と先進国の老人の姿が重なるというのも皮肉だと思った。
「ファーストレディ」
糖尿病の母親の代わりに、医師でボランティア活動をする父親のファーストレディ役をしている女性。
かつては美しく、病院の事務をしていた母親は自堕落な生活で太り糖尿病になった。
そして、姑にいびられた事を愚痴り、世話をする主人公につらく当たる。
母親の症状はどんどん悪化して腎臓の手術を余儀なくされる事となりー。
タイトルでは「長女たち」となっているけど、長女でなくても長女的な役割をしている人や同じように親の介護をしている人には共感できる内容だと思う。
内容はこんな感じだけど、何故か読んでいて暗い気持ちにはならなかった。
最後の話では思わず、ある場面で表紙を見直してしまった。