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儚い羊たちの祝宴
The Babel Club Chronicle
新潮社 2008.11
米澤 穂信
∥著
(10人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
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竜王図書館 <1011715362>
貸出可 / 1F棚19/913.6モロ914.6カ / / /913.6/ヨ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-10-301472-0
13桁ISBN
978-4-10-301472-0
書名ヨミ
ハカナイ ヒツジタチ ノ シュクエン
副書名ヨミ
ザ バベル クラブ クロニクル
副書名原綴
Babel Club Chronicle
著者ヨミ
ヨネザワ ホノブ
分類記号
913.6
価格
¥1400
出版者ヨミ
シンチョウシャ
大きさ
20cm
ページ数
253p
内容
内容:身内に不幸がありまして 北の館の罪人 山荘秘聞 玉野五十鈴の誉れ 儚い羊たちの晩餐
抄録
あらゆる予想は、最後の最後で覆される…。ミステリの醍醐味である、終盤のどんでん返しの更にその上をいく、「ラスト1行の衝撃」に徹底的にこだわり抜いた、暗黒連作ミステリ。表題作ほか全5編を収録。
著者紹介
1978年岐阜県生まれ。2001年「氷菓」で角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。他の著書に「ボトルネック」「インシテミル」など。
内容細目・詳細
1
内容書名
身内に不幸がありまして
内容書名ヨミ
ミウチ ニ フコウ ガ アリマシテ
2
内容書名
北の館の罪人
内容書名ヨミ
キタ ノ ヤカタ ノ ザイニン
3
内容書名
山荘秘聞
内容書名ヨミ
サンソウ ヒブン
4
内容書名
玉野五十鈴の誉れ
内容書名ヨミ
タマノ イスズ ノ ホマレ
5
内容書名
儚い羊たちの晩餐
内容書名ヨミ
ハカナイ ヒツジタチ ノ バンサン
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絶対的主従関係
(2021/10/04)
あめんぼう/東温市立図書館
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5話からなる短編集。
それぞれの話、主人公には共通点がある。
それは、「バベルの会」という読書会に何らかの形で関わっていること。
そして、主従関係の主か従のどちかが主人公だということ。
ただ、彼らは直接関わっている訳でなく、あくまで独立した話が5話収録されている。
「身内に不幸がありまして」
主人公は財閥のお嬢様とその召使いの女性。
素行の悪い長男に代わり、財閥の跡取りとされているお嬢様には常に完璧が求められている。
読書家の彼女は大学で「バベルの会」という読書の会に入り、夏休みの合宿を楽しみにしていたが、長男である兄が乱心し人を殺めてしまい、参加できなくなる。
その裏にはー。
多分、こうだろうという予想が覆された。なるほど・・・という結末。
「北の館の罪人」
母親の死を機に、財閥である父方に引き取られる事になった女性。
彼女は「北の館」と呼ばれる本館の離れで、その家の長男の世話をするよう、次男である義理の兄に言われる。
やがて、彼女は監禁されている兄と仲良くなり、買い物を頼まれるようになる。
その買い物の意味するものはー。
「山荘秘聞」
金持ちの山荘の管理を任されている女性が主人公。
きちんと別荘の管理をしているが、お客も山荘の持ち主も訪れる事はない日々を送っていた彼女は、ある日、雪山で滑落し怪我をした男性を見つけ別荘で手当てする。
やがて、彼を探して捜索隊がやって来るも・・・。
「玉野五十鈴の誉れ」
旧家の跡取り、長女として生まれた女性。
彼女には五十鈴という頭の良い、同年代の女中が与えられる。
やがて彼女と仲良くなり、無二の親友となるも、叔父が不祥事をおかした事により、彼女は跡取りの座から降ろされ、いつ死んでもおかしくないような待遇を受ける事となる。
仲の良かった五十鈴とも引き裂かれ、あとは死を待つばかりだったがー。
「儚い羊たちの晩餐」
成金の家に生まれた女性。
父親は金に飽かせて「厨娘」というものを雇う。
彼女は一流の料理人で、作る料理は変わったものばかり。
そして、その料理にはとにかく金がかかる。
料理を完璧にするため、食材のほんの一部しか使わず、後はほとんど捨ててしまう。
今まで彼女を雇っていた金持ちへの対抗心から料理を次々と作らせていた父親は、やがて、とある食材の料理を彼女に作るように命ずる。
この本の時代設定はいつなのか・・・。
明治、大正、昭和初期?
今の時代では無い、ありえない世界が広がっている。
絶対的な主従関係。
ここまでの厳しさを求められるのか・・・と読んでいて思う。
何故か、その厳しさがちょっとだけ羨ましく感じられるのが不思議だった
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0人中 0人が好評価
利用者の方からのレビューです。
(2020/07/07)
西都市立図書館/西都市立図書館
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お金持ちの少し変わった怖い話。短編集。
「バベルの会」が共通して出てくる。
特に女性が怖い。
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(c) 甲斐市立図書館
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あめんぼう/東温市立図書館
それぞれの話、主人公には共通点がある。
それは、「バベルの会」という読書会に何らかの形で関わっていること。
そして、主従関係の主か従のどちかが主人公だということ。
ただ、彼らは直接関わっている訳でなく、あくまで独立した話が5話収録されている。
「身内に不幸がありまして」
主人公は財閥のお嬢様とその召使いの女性。
素行の悪い長男に代わり、財閥の跡取りとされているお嬢様には常に完璧が求められている。
読書家の彼女は大学で「バベルの会」という読書の会に入り、夏休みの合宿を楽しみにしていたが、長男である兄が乱心し人を殺めてしまい、参加できなくなる。
その裏にはー。
多分、こうだろうという予想が覆された。なるほど・・・という結末。
「北の館の罪人」
母親の死を機に、財閥である父方に引き取られる事になった女性。
彼女は「北の館」と呼ばれる本館の離れで、その家の長男の世話をするよう、次男である義理の兄に言われる。
やがて、彼女は監禁されている兄と仲良くなり、買い物を頼まれるようになる。
その買い物の意味するものはー。
「山荘秘聞」
金持ちの山荘の管理を任されている女性が主人公。
きちんと別荘の管理をしているが、お客も山荘の持ち主も訪れる事はない日々を送っていた彼女は、ある日、雪山で滑落し怪我をした男性を見つけ別荘で手当てする。
やがて、彼を探して捜索隊がやって来るも・・・。
「玉野五十鈴の誉れ」
旧家の跡取り、長女として生まれた女性。
彼女には五十鈴という頭の良い、同年代の女中が与えられる。
やがて彼女と仲良くなり、無二の親友となるも、叔父が不祥事をおかした事により、彼女は跡取りの座から降ろされ、いつ死んでもおかしくないような待遇を受ける事となる。
仲の良かった五十鈴とも引き裂かれ、あとは死を待つばかりだったがー。
「儚い羊たちの晩餐」
成金の家に生まれた女性。
父親は金に飽かせて「厨娘」というものを雇う。
彼女は一流の料理人で、作る料理は変わったものばかり。
そして、その料理にはとにかく金がかかる。
料理を完璧にするため、食材のほんの一部しか使わず、後はほとんど捨ててしまう。
今まで彼女を雇っていた金持ちへの対抗心から料理を次々と作らせていた父親は、やがて、とある食材の料理を彼女に作るように命ずる。
この本の時代設定はいつなのか・・・。
明治、大正、昭和初期?
今の時代では無い、ありえない世界が広がっている。
絶対的な主従関係。
ここまでの厳しさを求められるのか・・・と読んでいて思う。
何故か、その厳しさがちょっとだけ羨ましく感じられるのが不思議だった
西都市立図書館/西都市立図書館
「バベルの会」が共通して出てくる。
特に女性が怖い。