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敵
新潮文庫
新潮社 2000.12
筒井 康隆
∥著
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敷島図書館 <410458384>
貸出可 / 一般閉架 / /B/913.6/ツ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-10-117139-4
書名ヨミ
テキ
著者ヨミ
ツツイ ヤスタカ
叢書名ヨミ
シンチョウ ブンコ
分類記号
913.6
価格
¥514
出版者ヨミ
シンチョウシャ
大きさ
16cm
ページ数
319p
メディア化タイトル
敵
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映画の方が良かった
(2025/03/27)
悲しみの青春/和泉市立図書館
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私は単行本の方を和泉図書館の書庫から借りて読んだが、そこに書いたレビューを参考のため転写する。
映画「敵」を観て、人生の終着駅に向かう我が身にあって、目下の最大関心事である「老境の正しい過ごし方」について、いろいろ考えさせられたことをきっかけとして、これは原作にあたらねばと思って手に取った次第である。しかし意気込んで読み始めたものの、段々まだるっこしくなって途中からは飛ばし読みに変じた。筒井自身が不可能と思っていた映像化を見事に実現した吉田大八監督の技量と、適役と言える長塚京三の名演があって、映画が原作を超えたのだと言うべきか。
妻を亡くして一人住まいの元大学教授の日常生活が、短い章に分けて綴られている。各章に題名が付けられており、「敵」というのもあった。パソコン通信で「北から敵が来た」という変な書き込みがあったことを話題にしている。「敵」の正体は迫りくる「老い」とするのが通俗的な解釈であるが、老化現象にうろたえる儀助を俯瞰する神のごとき存在が本当の「敵」であるという説をどこかで見た。「敵」は儀助の行動を監視し、理性を失って正道から外れてゆく儀助を容赦なく制裁するのである。これで得心がいった。
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貸出可 / 一般閉架 / /B/913.6/ツ/ / 帯出可
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悲しみの青春/和泉市立図書館
映画「敵」を観て、人生の終着駅に向かう我が身にあって、目下の最大関心事である「老境の正しい過ごし方」について、いろいろ考えさせられたことをきっかけとして、これは原作にあたらねばと思って手に取った次第である。しかし意気込んで読み始めたものの、段々まだるっこしくなって途中からは飛ばし読みに変じた。筒井自身が不可能と思っていた映像化を見事に実現した吉田大八監督の技量と、適役と言える長塚京三の名演があって、映画が原作を超えたのだと言うべきか。
妻を亡くして一人住まいの元大学教授の日常生活が、短い章に分けて綴られている。各章に題名が付けられており、「敵」というのもあった。パソコン通信で「北から敵が来た」という変な書き込みがあったことを話題にしている。「敵」の正体は迫りくる「老い」とするのが通俗的な解釈であるが、老化現象にうろたえる儀助を俯瞰する神のごとき存在が本当の「敵」であるという説をどこかで見た。「敵」は儀助の行動を監視し、理性を失って正道から外れてゆく儀助を容赦なく制裁するのである。これで得心がいった。