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夢伝い
蔵書数: 1冊 貸出数: 0冊
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竜王図書館 <1012469043>
貸出可 / 1F棚14/913.6ア-オウ / / /913.6/ウ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-08-771796-9
13桁ISBN 978-4-08-771796-9
書名ヨミ ユメズタイ
著者ヨミ ウサミ マコト
分類記号 913.6
価格 ¥1800
出版者ヨミ シュウエイシャ
大きさ 20cm
ページ数 330p
内容 内容:夢伝い 水族 エアープランツ 沈下橋渡ろ 愛と見分けがつかない 卵胎生 湖族 送り遍路 果てなき世界の果て 満月の街 母の自画像
抄録 自らの胎内で卵を孵すセグロウミヘビを手に入れてから、海洋生物マニアの男の生活は一変し…。「卵胎生」をはじめ、日常に潜む怪異、心理の歪みから生まれる怪奇を描いた全11編を収録する。『小説すばる』掲載を書籍化。
著者紹介 1957年愛媛県生まれ。「るんびにの子供」で『幽』怪談文学賞短編部門大賞、「愚者の毒」で日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞。ほかの著書に「羊は安らかに草を食み」など。
内容細目・詳細
1 内容書名 夢伝い
内容書名ヨミ ユメズタイ
2 内容書名 水族
内容書名ヨミ スイゾク
3 内容書名 エアープランツ
内容書名ヨミ エアー プランツ
4 内容書名 沈下橋渡ろ
内容書名ヨミ チンカバシ ワタロ
5 内容書名 愛と見分けがつかない
内容書名ヨミ アイ ト ミワケ ガ ツカナイ
6 内容書名 卵胎生
内容書名ヨミ ランタイセイ
7 内容書名 湖族
内容書名ヨミ コゾク
8 内容書名 送り遍路
内容書名ヨミ オクリ ヘンロ
9 内容書名 果てなき世界の果て
内容書名ヨミ ハテナキ セカイ ノ ハテ
10 内容書名 満月の街
内容書名ヨミ マンゲツ ノ マチ
11 内容書名 母の自画像
内容書名ヨミ ハハ ノ ジガゾウ
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不思議で不気味な短編集
(2022/11/05)
あめんぼう/東温市立図書館
11話からなる短編集。
どの話も不思議でちょっと不気味な味わいの話となっている。
11話も収録されているので短い話が多く、さらっと読める分、読んですぐ忘れるような話が多かった。
一番印象に残ったのはタイトルになっている「夢伝い」。

主人公は編集者の男性。
彼の担当している作家が小説が書けなくなったという連絡を受けて、彼は作家のいるさびれた田舎町を訪れる。
主人公には今悩みがある。
それは以前つきあっていた女性が突然現れて、彼の子供だという子供に引き合わせたという出来事。
何年か前に別れてから会ってないので、その子供は自分の子ではないと彼は言うが、彼女の方は彼が合鍵を使って部屋に侵入して来たのだと言う。
一方、小説が書けなくなった作家は今まで書いた小説は実は親友から構想を得ていたのだと話す。

「水族」
恋人を車の事故で亡くした女性。
彼女は恋人の死に水族館に勤めている彼の親友が関わっていると確信する。

「エアープランツ」
手癖の悪い女子社員が連続で無断欠勤し、その同僚である主人公が彼女の家に赴く。
そこにはエアープランツがあり、主人公はそれを持ち帰る。
それから異常な食欲を覚えるようになりー。

「沈下橋渡ろ」
生まれ故郷を訪れた男性。
そこに彼は暗い過去があった。
ひどい虐めにあった過去、そしてそれが耐えられなくなった頃、ちょっとしたいたずら心とある偶然が重なってー。

「愛と見分けがつかない」
教育虐待を受ける子供と恋人のモラハラに翻弄される女性。
女性は心霊スポットのトンネルである体験をしてー。

「卵胎生」
卵胎生のウミヘビを飼う根暗の男性。
彼に興味をもって声をかけてきた同僚にはある思惑がー。

「湖族」
従姉妹同士の男性二人。
彼らの住む土地には湖族という湖に住む人がいるという伝説があり、それと一人の女性を巡る男性二人の葛藤がいきつく先はー。

「巡り遍路」
幼い頃に会った女遍路の記憶。

「果てなき世界の果て」
リモートで彼女とつきあっている男性。
彼は彼女と結婚したいと思っているが、彼女の答えはー。

「満月の街」
自分の元から去った男性の行方を突き止めた女性。
彼らはまたつきあい始めるがそれは冷えた関係で、その訳はー。

「母の自画像」
亡くなった母親の事を話し始める父親。
母親は以前、一週間ほど姿を消していた事があった。
母親の行先は以前つきあっていた男性の所。
そこには母親が描いた、母の肖像画があると言う。
主人公の男性はその家を訪ねる。
そして知った不思議な出来事とはー。

このレビューを書くためにざっと本を読み返して、見事にストーリーを忘れてる話ばかりだった。
だから、つまらなかったというのでなく、物語の不思議さや不気味な感覚は残っている。
短編は入るのに時間がある程度かかる上、すぐ終わり物足りないと思うものが多いけど、これは物語に入りやすい本ではあった。

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