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保守と大東亜戦争
蔵書数: 1冊 貸出数: 0冊
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竜王図書館 <1012172530>
貸出可 / 1F棚29/300-319オ / / /311/ナ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-08-721041-5
13桁ISBN 978-4-08-721041-5
書名ヨミ ホシュ ト ダイトウア センソウ
著者ヨミ ナカジマ タケシ
叢書名ヨミ シュウエイシャ シンショ
分類記号 311.21
価格 ¥900
出版者ヨミ シュウエイシャ
大きさ 18cm
ページ数 282p
一般件名 政治思想 日本
一般件名 保守主義
一般件名 太平洋戦争(1941~1945)
抄録 大東亜戦争に極めて懐疑的な見方を示していた戦中派の保守論客たち。なぜ超国家主義に逆らったのか、そこにはどのような論理と思いがあったのか。彼らが残した言葉に向き合い、現代において真に闘うべきものは何かを炙り出す。
著者紹介 1975年大阪府生まれ。京都大学大学院博士課程修了。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。「中村屋のボース」で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋大賞受賞。
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保守の空洞化はあったのか。
(2018/11/09)
ゲンゴロウ/甲斐市立図書館
 鶴見俊輔の保守の空洞化が戦争へのみちを阻止できなかった、との発言を著者はひているが果たして、戦争志向勢力に対抗する保守潮流が明治大正に形成されていたのだろうか。仮に形成されていたとして、昭和初期にその潮流が空洞化したことで満州事変に始まる15年戦争を阻止できなかったということらしい。その保守潮流を検証しょうとすることを本書は課題としているものと思いきや、残念ながらそうではなかった。
 双葉図書館所蔵『久野収集Ⅰ』の「日本の保守主義」で久野収は、「昭和19年心グループは天皇の詔勅を下してもらって停戦・終戦にもっていこうと相談したが、その前にいろいろ行動・活動していれば、どうなったか。開戦阻止に向けて行動しなかったことへの彼らの自己反省がない。」とのべている。この点を著者には究明していただきたかった。
 竹山道雄の天皇を軍部に奪われたとの文書が紹介されたが、では天皇を軍部からだれがどこへ奪い返したのかを、保守潮流がどのように論じてきたかを、著者は問うていない。
この問に答えたのは、集英社新書の白井総国体論だ。
昭和天皇は軍部から米軍・米国に奪われたことを、白井は明らかとしている。
本書を読む前に、白井を読まれることをおすすめする。

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